科目名 | 日本国憲法 |
ナンバリング | CE_B1_08 |
担当者 | 德永 達哉 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 心理カウンセリング学科 |
分類 | 共通教育科目 選択科目 |
関連する 資格・免許 |
小学校教諭一種免許状 幼稚園教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
将来、資格をいかし教育関係への就職を希望している学生を対象に講義を行います。講義では、日本国憲法に具体化された基本的人権について解釈し、原理論に基づく理解を深めます。一般的に人権感覚というものを磨くためには、条文に記された憲法価値を理解する必要があります。憲法の下に保障された、個人の自由なる選択について、その機会を制限しようとする国家の働きが自由の侵害となることを理解します。講義を通じ、憲法上の権利を理解し、保障の意味を理解することで人権感覚を養います。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
講義を通じて得られる知識は、例えば、県の審議会などで実際に論じられている憲法論に直結するものとなります。守秘義務がありますので具体的な内容を綿密に伝えることはできませんが、フィクションを交え事例問題と組み替えることで、実際の審議会を経験する中で培った観点をお示しします。(実務で得たより実践的な素材は、対面・双方向講義においてのみご披露します。オンデマンドの際は事例問題に留めます。) |
授業の 到達目標 |
講義を通じ、学生ひとり一人が、憲法によって保障されている国民の権利を理解し、条文ごとに示されている権利の性質を明確に解説できるようになることを目標とします。そして、権利に対する現在の考え方がどのようなものであるのかを明確に指摘し、そのうえで、どうあるべきかを論じることができるようにな思考力を身につけることを目指します。条文に関する解説を正確に示すことができ、さらに、事例に対し、そこに潜む国民の権利に対する憲法上の問題点を発見し、自らの見解を示すことができるようになることを目標とします。具体的には、公務員採用試験の地方上級・国家一般レベルの憲法択一問題・論述問題であれば、手元に資料が無くても解けるようになることです。 |
学習方法 | 日本国憲法の逐条解説(条文にでてくる字句ごとに解説を付け加えるイメージです)を作るつもりで、条文の文言と照らし合わせながら教科書を読んでください。また、関連する判決は最高裁判所のHPから、類似の裁判例を見つけ出し、裁判所が語る憲法の解説に、さらに、解説を付け加える形でノートをまとめると自力が増します。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト 安藤高行偏『新・エッセンス憲法』(法律文化社・2019年) 参考書籍 芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法(第7版)』(岩波書店・2019年) |
【子ども学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 20 | 10 | 10 | 10 | 20 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | 80 | ||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【心理カウンセリング学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 20 | 10 | 10 | 10 | 20 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | 80 | ||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 立憲主義 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 市民革命 社会契約 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 三権分立 立法 行政 司法 違憲立法審査 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 自由権 参政権 社会権 公共の福祉 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 人権享有主体 平等 合理的審査 私人間効力 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 精神的自由 思想及び良心の自由 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 信教の自由 学問の自由 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 表現の自由 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 内容規制 内容中立規制 厳格審査 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 集会・結社の自由 デモ行進と許可制度 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | ビラを配るためにポストへ近づく身体行動と表現の自由 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 国会 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 内閣 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 裁判所 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | テキストを予め読んでおくこと。意味が分からない専門用語は法律用語辞典などで調べておくこと。 |
授業 | 知識の到達度合を確認するためのテストを行います。その後、解説を行います。 | |
事後学習(復習) | テキストを読み直すこと。理解できていたのかを確認しておくこと。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 本講義は十分な予習を前提とした反転授業を目指します。 講義は、教科書を用いた条文解説によって構成されます。教科書と条文の内容を理解すれば、知識の確認が行えます。集中講義は体力を要しますので健康管理をお願いいたします(遠隔の場合は時間に余裕が生まれるので、課題にじっくりと取り組んでください)。 (教材資料に関し許可のない転載をかたく禁じます。また、課題の作成に関し、インターネット上の文章を切り貼りするといった著作権の侵害など、不適切な使用実態が発覚した場合は、悪質なカンニングとみなし、単位認定の対象から外しますことをお伝えしておきます。必ず、引用作法に則ってください。) |