科目名 | 日本国憲法 |
ナンバリング | CE_B1_09 |
担当者 | 安藤 高行 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 心理カウンセリング学科 看護学科 |
分類 | 共通教育科目 選択科目 |
関連する 資格・免許 |
高等学校教諭一種免許状(公民) 幼稚園教諭一種免許状 小学校教諭一種免許状 養護教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
日本国憲法は全体で11章、103条から成り立っているが、講義では特にそのうちの基本的人権と国の政治の仕組みに重点を置く。ただ抽象的にではなく、実際の裁判例なども取り上げて、一見縁遠くみえる憲法が実は身近なものであり、その知識が重要なものであることを理解してもらう。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)我が国の法制度の中で憲法はどのような法であるかを理解する。 2)天皇の地位はどのようにして受け継がれ、また天皇はどのような仕事をするのかを理解する。 3)戦争を放棄すると定めた憲法9条はどのような規定であるかを理解する。 4)基本的人権には信教の自由や表現の自由のように以前から認められている伝統的人権やプライバシー権などの新しい人権があることや、それらの人権をめぐってどのような争いが生じるか、およびそうした争い(例えば夫婦同姓)について裁判所はどう判断したかなどを理解する。 5)国会、内閣、裁判所という我が国の政治、行政、裁判の仕組みを学び、また私達の日常生活に密接な関係を持つ県庁や市役所のことなども学ぶことによって、国や自治体のことを系統的に理解する。 |
学習方法 | 講義方式でテキストに沿って行う。ただし、補助資料として新聞記事等のコピーを用いて、理解しやすいようにすることもある。また、時折り小テストを行う。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:安藤高行編「新・エッセンス憲法」(法律文化社) 参考書:芦部信喜「憲法」(岩波書店) |
【子ども学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 55 | 15 | 15 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ○ | ◎ | ○ | 80 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【心理カウンセリング学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 55 | 15 | 15 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | 80 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【看護学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 55 | 15 | 15 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | 80 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキストの序章(1~11頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 憲法とはどのような法であり、日本国憲法の特色はどのようなものであるか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅱ部第1章(161~173頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 天皇の地位はどのように継承されるか、また、天皇はどのような仕事を行うか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅱ部第2章(174~189頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 憲法9条は戦争や軍隊についてどのように定めているか、また、なぜ憲法9条が問題になるか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅰ部第1章(15~30頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | よく言われる基本的人権とはどのようなものであり、また、どのような種類があるか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅰ部第2章前半(31~40頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | プライバシー権や自己決定権などの新しい人権(幸福追求権)について。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅰ部第2章後半(40~50頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | なぜ日本では平等権が力説されるのか、また、どのような不平等が問題になったか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅰ部第3章のうち、56~70頁を読んでおいて下さい。 |
授業 | 信教(宗教)の自由はどのようなものであり、なぜ我が国で大きな問題となるか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅰ部第3章のうち、75~96頁を読んでおいて下さい。 |
授業 | 表現の自由は特に重要な人権だといわれるが、それはなぜか。名誉を侵害する表現も許されるのか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅰ部第6章後半(132~142頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 20世紀に誕生した人権の一つに生存権があるが、それはどのようなものか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅰ部第4章(97~111頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 職業選択の自由などの経済的自由権をめぐる問題について。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 第Ⅱ部第3章(190~212頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 国会の仕組みやその権限、および両議院の議員の選挙制度など。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅱ部第4章(213~227頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 内閣とはどのような組織であり、どのような仕事を行うか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅱ部第5章(228~247頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 裁判所の仕組みや権限および裁判員制度のことなどについて。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト第Ⅱ部第5章のうち、特に237~244頁を読んでおいて下さい。 |
授業 | 裁判所が持つ違憲立法審査権とはどのようなものか。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 第Ⅱ部第7章(256~261頁)を読んでおいて下さい。 |
授業 | 地方行政の仕組み(都道府県と市町村、長と議会など)について。 | |
事後学習(復習) | 講義を踏まえて、改めてテキストの該当箇所を読み直して下さい。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 第5週と第10週頃に30分程度の小テストを行います。なお、高校時代の教科書の憲法についての説明を改めて読んでおいて下さい。また、興味ある諸君は、県立図書館等で他の専門書も読んで下さい。 |