科目名 | 特別支援教育総論 |
ナンバリング | PC_B1_03 |
担当者 | 古川 勝也 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 学科基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者及び病弱者) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
本科目では、まず特別支援教育の理念と基本的な考え方を概説する。その上で、その教育形態と、それぞれの障害に応じた教育課程の編成とその指導内容について説明する。また、特別支援教育を支える専門性について紹介する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
38年間・特別支援学校教員、校長、文科省調査官として、特別支援教育の制度、教育課程の改善、自立活動の指導について、学校、自治体等へ支援・指導を行ってきた。まず特別支援教育の理念と基本的な考え方をその実務経験を生かして概説する。その上で、その教育形態と、それぞれの障害に応じた教育課程の編成とその指導内容について説明する。また、特別支援教育を支える専門性について紹介する。 |
授業の 到達目標 |
1.特殊教育の歴史を知り、特殊教育から特別支援教育への変遷について説明できる。 2.特別支援教育の理念について理解し、その説明ができる。 3.特別支援学校における教育の対象と教育課程について説明できる。 4.特別支援学校での教育内容について説明できる。 5.小中学校における特別支援教育について説明できる。 6.自立活動の指導に関する基礎的な知識を理解できる。 7.特別支援教育体制を支える専門性について説明できる。 |
学習方法 | 講義、ワーク。テキストおよび配布のプリント、視聴覚教材、学生の発表によって学習する。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
【テキスト】小林倫代編著「特別支援教育のテキスト」Gakken出版 【参考書籍】国立特別支援教育総合研究所著「特別支援教育の基礎・基本 新訂版」ジアース教育新社 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 10 | 40 | 30 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ○ | 60 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを確認しておくこと。 |
授業 | 特別支援教育とは | |
事後学習(復習) | 配布資料を確認し要点をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト(特殊教育の歴史)について調べておくこと。 |
授業 | 特殊教育の歴史(特殊教育から特別支援教育への移行) | |
事後学習(復習) | 特殊教育の歴史についてまとめておくこと。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 特別支援教育への移行について、調べておくこと。 |
授業 | 特別支援教育の理念と対象 | |
事後学習(復習) | 特別支援教育の理念と対象について、重要なことをまとめておくこと。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 特別支援学校、特別支援学級、通級による指導について調べておくこと。 |
授業 | 障害のある子どもの学びの場と教育課程 | |
事後学習(復習) | 学びの場と教育課程について整理しておくこと。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 視覚障害、聴覚障害について調べておくこと。 |
授業 | 特別支援学校における教育の概要(①視覚障害、聴覚障害を中心に) | |
事後学習(復習) | 盲学校、聾学校の教育についてまとめておくこと。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 知的障害について調べておくこと。 |
授業 | 特別支援学校における教育の概要(②知的障害を中心に) | |
事後学習(復習) | 知的障害特別支援学校での教育の概要についてまとめておくこと。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由、病弱について調べておくこと。 |
授業 | 特別支援学校における教育の概要(③肢体不自由、病弱) | |
事後学習(復習) | 肢体不自由特別支援学校、病弱特別支援学校についてまとめておくこと。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 学習指導要領の自立活動について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の指導(①自立活動の理念と基本的な考え方) | |
事後学習(復習) | 自立活動の指導の考え方についてまとめておくこと。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 自立活動の実践事例を調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の指導(②自立活動の指導の実際) | |
事後学習(復習) | 自立活動の指導の実際について、まとめておくこと。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由特別支援学校、知的障害特別支援学校の教育課程編成を調べておくこと。 |
授業 | 特別支援学校における教育課程の編成と指導(知的障害の教科、重複障害者等の教育課程の取扱い) | |
事後学習(復習) | 知的障害の教科と通常の教科に違いについてまとめておくこと。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 特別支援学級について調べておくこと。 |
授業 | 小中学校における特別支援教育(特別支援学級における指導) | |
事後学習(復習) | 特別支援学級の教育課程についてまとめておくこと。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 通級による指導とは何か調べておくこと。 |
授業 | 小中学校における特別支援教育(通級による指導・通常学級での指導) | |
事後学習(復習) | 通級による指導と通常学級での指導についてまとめておくこと。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 特別支援教育コディネーターについて調べておくこと。 |
授業 | 特別支援教育体制を支える専門性(特別支援教育コディネーターの役割) | |
事後学習(復習) | 特別支援教育コディネーターの役割と学校の支援体制についてまとめておくこと。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 個別の教育支援計画、個別の指導計画について調べておくこと。 |
授業 | 特別支援教育体制を支える専門性(個別の教育支援計画・センター的機能と役割) | |
事後学習(復習) | 障害のある子どもを支える関係機関との連携についてまとめておくこと。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 障害者の権利に関する条約について調べておくこと。 |
授業 | 合理的配慮と交流および共同学習 ・まとめ(試験) | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※授業や評価について重要なことは、授業の冒頭に述べるので、遅刻して聞き逃しのないように。 ※遅刻、早退、授業中の私語など、授業の妨げになるような行為が続く場合は、受講を制限することがあります。 |