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非行・犯罪と心理臨床

科目名 非行・犯罪と心理臨床
ナンバリング
担当者 宮﨑 久生
開設学科
専攻・コース
社会福祉学科 介護福祉コース
社会福祉学科 特別支援教育コース
社会福祉学科 社会福祉コース
社会福祉学科 キャリア開発コース
社会福祉学科 臨床心理コース
社会福祉学科 精神保健福祉コース
分類 専門教育科目 専門科目
関連する
資格・免許
認定心理士申請資格 認定心理士申請資格 認定心理士申請資格 認定心理士申請資格 認定心理士申請資格 認定心理士申請資格
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 4年 前期 2単位 選択
授業の概要
及びねらい
初めに非行・犯罪の動向を歴史的変遷の中で位置付け、その特質を資質環境の中で考察する。更に非行・犯罪の発生機制を理論と心理的メカニズムから理解し、その分析技法の面接、心理テスト、行動観察、調査の臨床技法を学ぶ。更に改善更生の施策や方策についても学習を進め、非行・犯罪者への心理臨床に役立てる。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
1)複雑多様化する非行・犯罪について、臨床心理学的な基礎知識を学び、それを説明できる。
2)面接、心理テスト、調査、行動観察などの心理臨床の技法を学び、実施できる。
3)多くの非行・犯罪の矯正技法について理解し、それを説明できる。
4)非行・犯罪の事例を分析考察することで心理的支援の具体策を模索する自信が持てるようになる。
5)非行・犯罪被害者の実情や心理などに理解を深め、心理的支援の課題や支援方法について、説明し、かかわり  をもつ自信ができる。
6)非行・犯罪者の社会内での処遇更生の施策や実情を理解し、積極的に援助する自信が持てるようになる。
7)非行・犯罪臨床にかかわる人々に理解を深め、更に課題と展望、社会的使命を理解し志望への意欲を高め   る。
学習方法 講義、資料配布、ビデオ視聴など
テキスト及び
参考書籍
テキストは使用しないが、参考書は紹介し、参考資料は適宜配布する。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率   10     20 10   10                 20 20   10         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等 10
宿題・授業外レポート 70
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 20
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 非行・犯罪の原因に何があるかイメージしてくること
授業 非行・犯罪の心理臨床の基礎。その課題と展望
事後学習(復習) 自分の持っていた知識や理解内容を整理してみる
第2週 事前学習(予習) 最近の非行者の非行を犯す心理を分析してみる
授業 非行・犯罪の動向、歴史的変遷
事後学習(復習) 動向や変遷に横たわる時代的背景と人の心理を整理しなおすこと
第3週 事前学習(予習) 公的機関に何があり、どんな心理臨床があるか整理してくる
授業 非行・犯罪を担う公的機関での心理臨床
事後学習(復習) 各種機関の心理臨床の差異を整理すること
第4週 事前学習(予習) 現代の非行・犯罪の特質を整理してくること
授業 非行・犯罪の現代的特色
事後学習(復習) 事例に適用して分析、理解してみること
第5週 事前学習(予習) 非行・犯罪者の人格特質について自分の知識を整理しておくこと
授業 非行犯罪者の人格的特色。
事後学習(復習) 具体的事例で理解しなおしてみる
第6週 事前学習(予習) アセスメント技法についての知識を整理してくること
授業 非行・犯罪者に対するアセスメント技法
事後学習(復習) 実施した心理テストの解釈、分析を実施すること
第7週 事前学習(予習) 具体的事例で、家庭の病理を考えてみる
授業 非行発生と環境負因、家庭の病理
事後学習(復習) 多くの事例、様々な病理に関する知識を整理しなおすこと
第8週 事前学習(予習) 非行発生にかかわる学校での問題,交友関係などについて知識を用意すること
授業 非行発生と社会環境、学校
事後学習(復習) いじめや体罰、等についても学習を広げる
第9週 事前学習(予習) 犯罪発生に関わる地域特性などについての情報を用意すること
授業 非行・犯罪と地域社会の病理
事後学習(復習) 発生、予防、更生等地域社会の持つ特質を整理しなおすこと
第10週 事前学習(予習) 殺人、放火、性犯罪などの事例を用意してくること
授業 各種非行・犯罪事例
事後学習(復習) 犯罪事例の心理特性、発生機制、等をいろいろな犯罪に適用してみる
第11週 事前学習(予習) 矯正教育の知識を用意してくること
授業 非行者の矯正教育
事後学習(復習) ビデオや資料で得た少年院の情報を整理しなおすこと
第12週 事前学習(予習) 刑事施設での教育の知識を用意してくること
授業 犯罪者の矯正教育。
事後学習(復習) ビデオや資料で得た刑事施設の教育の実態を整理しなおすこと
第13週 事前学習(予習) 「社会を明るくする運動」の内容を調べてくること
授業 非行・犯罪者の社会内処遇、その実態と課題。
事後学習(復習) 社会での犯罪者の更生、種々な活動にさらに知識理解を広げていく
第14週 事前学習(予習) 具体的な犯罪被害者の事例を用意してくること
授業 犯罪被害者の抱える問題と心理臨床の課題。
事後学習(復習) 今後の援助活動に対する関心を深め、技法を高めるため、自己分析すること
第15週 事前学習(予習) 非行・犯罪の心理臨床に関わる進路の可能性について考えてくること
授業 非行・犯罪の予防、対策。まとめと復習
事後学習(復習) 学び体験した知識や技法を整理し、不足部分を補い、心理臨床に関わる意欲を更に高める
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 資料を多く配布するので、散逸しないようフアイルなどを用意すること。