科目名 | 肢体不自由者教育 |
ナンバリング | PC_B2_23 |
担当者 | 横田 聡 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者及び病弱者) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
肢体不自由教育について基本的な内容を中心として概説する。肢体不自由児の特性と肢体不自由教育の歴史、そして特別支援教育における肢体不自由教育の教育課程について理解を深める。また、対象となる子どもの重度化・重複化に対応した自立活動の指導や教育課程についても理解を深める。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
34年間特別支援学校において、自立活動専任、研修主任、初任者教員指導、指導教諭、主幹教諭、特別支援教育コーディネーター及び、日本リハビリティション心理学会スーパーバイザー等として、肢体不自由教育特別支援学校、地域の小中高等学校及び、保育園、幼稚園、療育施設等で支援、指導を行ってきた。その経験を生かし、自立活動をはじめとする肢体不自由教育についての理解を深める。 |
授業の 到達目標 |
1)肢体不自由の概念と特性について理解することができる。 2)肢体不自由教育の歴史について概要を理解し、説明することができる。 3)肢体不自由教育を行う特別支援学校の現状について理解することができる。 4)肢体不自由教育の教育課程について理解し、説明することができる。 5)肢体不自由教育の各教科等の指導について理解し、説明することができる。 6)肢体位不自由教育における自立活動について理解し、説明することができる。 7)重度重複障がい児の特性、実態とその教育について理解し、説明することができる。 8)高等学部の教育と卒業後の進路の現状について理解することができる。 9)肢体不自由教育と医療、福祉、労働との連携の現状と必要性について理解する。 |
学習方法 | 講義を中心に、グループワークを取り入れて授業を実施する。 テキスト及び、参考文献、配布プリント、視聴覚教材、学生による発表に基づいて内容を深める。 |
テキスト及び 参考書籍 |
「よくわかる肢体不自由教育」(安藤/藤田 編著)ミネルヴァ書房 特別支援学校学習指導要領解説・総則等編(幼・小中学部)文部科学省 「肢体不自由児の医療・療育・教育〔改訂代版〕」(篠田達明 監修)金芳堂 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 20 | 20 | 20 | 5 | 10 | 10 | 5 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | ○ | 50 | ||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ○ | ○ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読み、授業展開について理解しておくこと。 |
授業 | 特別支援教育の制度と肢体不自由教育について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 我が国における肢体不自由教育の先駆的人物について調べておく。 |
授業 | 肢体不自由教育の概念と定義について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由教育における先駆けである光明養護学校について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由教育の歴史と発展について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 小学校、中学校及び、特別支援学校の教育課程ついて調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由教育の教育課程について(特別支援学校、通級指導、特別支援学級) | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由児の教科指導について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由児の教科指導について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 高等部段階における教科指導について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由の特性を踏まえた各教科等の指導について(高等部段階における教科指導の工夫) | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 高等部卒業後の進路状況について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由教育の進路指導とキャリア教育について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 個別の指導計画について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の指導と個別の指導計画について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 自立活動について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の多様な指導法について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 重度・重複障がいの定義について調べておくこと。 |
授業 | 重度・重複障がい児の特性と教育的基盤について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 重度・重複障がい児の教育課程について調べておくこと。 |
授業 | 重度・重複障がい児の教育課程について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由児がかかわる医療・療育機関について調べておくこと。 |
授業 | 医療・療育・福祉と教育の連携について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 個別の教育支援計画について調べておくこと。 |
授業 | 個別の教育支援計画と指導計画の関連等について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 国際生活機能分類について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由児・者の社会参加(合理的配慮)について | |
事後学習(復習) | 理解できたことを整理し、理解できなかったことを何らかの方法で確認すること。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由教育における現状と課題についてまとめておくこと。 |
授業 | まとめ(試験含む) | |
事後学習(復習) | 課題の整理をすること。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で、次のとおり事前・事後の学習時間(自習学習)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※課題(試験やレポート等)に関するフィードバックを行います。 |