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肢体不自由者教育の理論と実際

科目名 肢体不自由者教育の理論と実際
ナンバリング PC_B3_09
担当者 横田 聡
干川 隆
開設学科
専攻・コース
子ども学科
分類 専門教育科目 専門基幹科目
関連する
資格・免許
特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者及び病弱者)
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 3年 後期 2単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
肢体不自由教育の基本とその対象について概観し、教育課程の一つである自立活動についての理解を深める。また、自立活動の指導方法の一つである動作法については理論的理解のみでなく、実践をとおして学ぶ。
実務経験に
関連する
授業内容
34年間の肢体不自由教育を主として特別支援学校における自立活動の指導や特別支援教育コーディネーター、県内各地域の発達障がい児等の支援事業の専門委員、日本リハビリティション心理学会スーパーバイザーとして療育の場等で指導・支援を行ってきた。その実務経験を生かし、肢体不自由教育の教育課程の一つである自立活動について概説するとともに、動作法をはじめとした多様な指導方法についての理解を深める。
授業の
到達目標
1)肢体不自由教育の基本的な内容について説明することができる。
2)肢体不自由教育の対象となる子ども及び、その特性・特徴について多面的な視点から捉えたり、説明したりすることができる。
3)肢体不自由教育の教育課程及び、その特徴について説明することができる。
4)自立活動の指導について説明することができる。
5)自立活動の指導における個別の指導計画を理解し、作成、説明することができる。
6)自立活動の指導における多様な指導法を理解することができる。
7)自立活動の指導の一つである動作法について、その活用の在り方を説明することができる。
学習方法 講義を中心にグループワーク及び、実技、実習を取り入れて授業を実施する。
※新型コロナウィルス感染症の状況によって、授業の一部または全部をZOOM等の遠隔授業に切り替える場合があります。
テキスト及び
参考書籍
「自立活動の理念と実践〔改訂版〕」古川勝也・一木薫編著 ジアース新社
「特別支援学校学習指導要領解説・自立活動編」(平成30年3月)文部科学省
「基礎から学ぶ動作法・心理リハビリティションガイドブック」九州大学総合臨床センター編
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率                               20 20 20 5 10 5 10 10   100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験 50
小テスト等  
宿題・授業外レポート 20
授業態度 10
受講者の発表  
授業の参加度 20
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) シラバスを読み、授業展開について理解し、可能な限りテキスト参考文献に目を通しておくこと。
授業 肢体不自由教育の概念と特徴について(横田)
事後学習(復習) 内容について再確認すること。
第2週 事前学習(予習) 参考文献に目を通すなど、脳性まひについて調べておくこと。
授業 脳性まひ等の肢体不自由の対象となる子どもの特性と特徴について①(横田)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと。
第3週 事前学習(予習) 脳性まひの年齢に伴う病変について調べておくこと。
授業 脳性まひ等の肢体不自由の対象となる子どもの特性と特徴について②(横田)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第4週 事前学習(予習) 特別支援学校の教育課程について調べておくこと。
授業 肢体不自由教育における教育課程と子どもの実態に応じたその類型について(横田)
事後学習(復習) 教育課程の特例について整理しておくこと。
第5週 事前学習(予習) 自立活動の指導について調べておくこと。
授業 特別支援学校及び肢体不自由教育における自立活動の指導の位置付けについて(横田)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第6週 事前学習(予習) 個別の指導計画について調べておくこと。
授業 自立活動の指導における個別の指導計画の作成(実態把握、目標設定、内容設定のプロセス・演習)(横田)
事後学習(復習) 指導目標、指導内容及び関連図に関して再認しておくこと。
第7週 事前学習(予習) 自立活動の指導方法について調べておくこと。
授業 自立活動における多様な指導方法について(各種技法)(横田)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第8週 事前学習(予習) 障がい児・者へのICT機器の活用について調べておくこと。
授業 重度の肢体不自由児へのICT機器の活用について(横田)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第9週 事前学習(予習) 動作訓練、動作法について整理しておくこと。
授業 動作法の活用の歴史的変遷、基本的な考え方について(干川)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第10週 事前学習(予習) 脳性まひ児等の運動障がいを有する子どもへの動作法について調べておくこと。
授業 脳性まひ児への動作法の適用・実際について(干川)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第11週 事前学習(予習) 脳性まひ以外の疾患による運動障がいについて調べておくこと。
授業 その他の運動障がい児への動作法の適用・実際について(干川)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第12週 事前学習(予習) 動作法の手続きについて調べておくこと。
授業 動作法の実践①(リラクセーション・座位)(干川)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第13週 事前学習(予習) 膝たち、立位等の動作課題について調べておくこと。
授業 動作法の実践②(膝たち・立位・歩行等)(干川)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第14週 事前学習(予習) 動作法の多様な障がいへの活用について調べておくこと
授業 軽度の肢体不自由児、動作の不器用な子ども等への動作法の適用について(干川)
事後学習(復習) 理解できたことを整理し、理解できなかったことは何らかの方法で調べておくこと
第15週 事前学習(予習) 肢体不自由教育における自立活動の指導について再認しておくこと。
授業 まとめ(試験を含む)(横田)
事後学習(復習) 課題の整理をすること。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 ※一週間の中で、次のとおり事前・事後の学習時間の確保をすること(自習学習)。
 講義1単位につき2時間、演習1単位つき1時間。
※課題(試験、レポート等)関してフィードバックを行います。