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精神看護学概論

科目名 精神看護学概論
ナンバリング NS_D2_03
担当者 應戸 麻美
開設学科
専攻・コース
看護学科
分類 専門教育科目 専門科目
関連する
資格・免許
養護教諭一種免許状
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
小城 2年 前期 2単位 必修
授業の概要
及びねらい
精神看護実践の基本となる人間理解および精神の健康とそれらに影響を及ぼす因子について概説する。また、精神に障害をもつ人のこころとからだの理解、精神に障害をもつ人を取り巻く社会の問題について倫理的課題の視点から概説する。
実務経験に
関連する
授業内容
精神科および他領域の看護師としての実践経験をもつ教員で授業を行う。精神を病む人への看護について、経験に基づき、事例を活用して講義や演習を行う。
授業の
到達目標
1)精神の構造、精神の健康に関わる脳のメカニズムと、人間の精神の健康に影響を及ぼす要因、精神の健康とは何かについて理解する。 2)精神の疾患、障害の理解と考え方、家族の理解等、こころを病む人々の生きづらさについて理解する。 3)精神症状が日常生活に与える影響、健康問題、社会における課題と必要とされる援助について学ぶ。 4)主な精神疾患をもつ対象への看護について理解する。その上で精神の健康障害をもつ人々の健康の保持・増進および健康回復の援助に必要な知識、技術、態度について修得する。  5)精神保健医療福祉の変遷および現在の精神科医療について理解し現代社会における精神科医療の課題、倫理的な課題について理解する。
学習方法 当該科目について講義を実施する。テキストおよび資料を通して精神看護について理解したことを確認して進めていく。
テキスト及び
参考書籍
①精神看護学概論/精神保健(メヂカルフレンド社)②精神障害をもつ人の看護(メヂカルフレンド社)
適宜必要な資料を追加で配布する。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 5 5   5                 10 10 5 20 5 5 10 5   5 5 5 100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験 70
小テスト等  
宿題・授業外レポート 20
授業態度 5
受講者の発表  
授業の参加度 5
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 教科書は広範囲が該当し、事前に該当範囲を精読して授業に臨むこと
授業 精神看護学で学ぶこと、精神の捉え方と心の健康とは
事後学習(復習) 授業を基に配布フォーマットに自己学習の計画を立案し、スケジュールを管理できるようにする
第2週 事前学習(予習) テキスト① 第2章と5章を読んでおく
授業 心の発達/心の危機理的状態と精神保健
事後学習(復習) テキスト① 第2章と5章を読み、講義内容と合わせて整理しておく
第3週 事前学習(予習) テキスト① 第3章4章6章を読んでおく
授業 心の健康に影響する因子(家族・職場・学校・地域を含めて)/心の健康を保つためには
事後学習(復習) テキスト① 第3章4章6章を読み、講義内容と合わせて整理しておく
第4週 事前学習(予習) 精神に障害を持つ人・家族の手記を読み、どのような生きづらさを体験していたのかについてバイオーサイコ‐ソーシャルモデルでレポートを作成する
授業 精神を病むことの理解と精神看護の役割
事後学習(復習) 事前学習で作成したレポートについて、講義で理解できたことを追加し完成させる
第5週 事前学習(予習) テキスト② 第2章を読んでおく
授業 精神症状の分類と症状1(意欲・行動の障害・自我意識の障害など)
事後学習(復習) 講義後、テキストおよび配布した資料から要点を整理しておく
第6週 事前学習(予習) 配布した資料に目を通しておく
授業 精神症状の分類と症状2(意欲・行動の障害・自我意識の障害など)
事後学習(復習) 講義後、テキストおよび配布した資料から要点を整理しておく
第7週 事前学習(予習) テキスト② 第3章を読んでおく
授業 精神疾患/障害の理解1(病理・精神症状・日常生活への障害・治療・支援など)
事後学習(復習) 講義後、要点を整理しておく
第8週 事前学習(予習) テキスト② 第3章および配布した資料に目を通しておく
授業 精神疾患/障害の理解2(病理・精神症状・日常生活への障害・治療・支援など)
事後学習(復習) テキスト② 第3章および配布した資料から要点を整理しておく
第9週 事前学習(予習) テキスト② 第3章および配布した資料に目を通しておく
授業 精神疾患/障害の理解3(病理・精神症状・日常生活への障害・治療・支援など)
事後学習(復習) テキスト② 第3章および配布した資料から要点を整理しておく
第10週 事前学習(予習) テキスト② 第4章を読んでおく
授業 主な検査・治療法と看護
事後学習(復習) テキスト② 第4章を読み、要点を整理しておく
第11週 事前学習(予習) テキスト② 第8章ⅡB, 第9章Ⅰを読んでおく
授業 多職種との協働―チーム医療/リエゾン精神看護
事後学習(復習) テキスト② 第8章ⅡB, 第9章Ⅰを読み、要点を整理しておく
第12週 事前学習(予習) テキスト② 第7章を読んでおく
授業 精神医療の歴史的変遷と法律1
事後学習(復習) テキスト① 第7章を読み、要点を整理しておく
第13週 事前学習(予習) テキスト② 第9章および精神医療における倫理的問題に関する資料を読んでおく
授業 精神医療の歴史的変遷と法律2/司法精神医療と看護/精神医療における倫理的問題
事後学習(復習) 講義後、要点を整理しておく
第14週 事前学習(予習) テキスト② 第8章Ⅰ,ⅡACDE, Ⅲを読んでおく
授業 地域における精神疾患/障害をもつ人および家族への支援(現状と課題・災害時)
事後学習(復習) テキスト② 第8章Ⅰ,ⅡACDE, Ⅲを読み、要点を整理しておく
第15週 事前学習(予習) まとめ これまでの取り組みや講義から、精神看護学をどのように理解したかをまとめておく
授業 精神看護学概論まとめ
事後学習(復習) 講義後、要点を整理しておく
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 1.日々関心をもって最低60分は集中して能動的態度で授業に臨むこと。
2.毎回、次回の講義テーマを提示するので予習(教科書必読)してくること。
3.授業の到達目標2)については、病態治療学Ⅳの授業と関連させて学習を進めること
4.テキスト、配布した資料等を活用し、自分自身が一番学習の整理がつくような授業資料を作成すること。
5.配布された資料は、精読して理解に努めること。
6.授業の進行状況により授業計画の変更が生じる際は事前に連絡します。
7.授業終了5分前に出欠カード(質問、学んだこと、コメント)に記入をする(質問は次週に回答する)
8.事前・事後学習に必要な時間は90分を原則とする。