科目名 | 特別研究 |
ナンバリング | MH_D3_01 |
担当者 | 赤星 まゆみ |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 子ども学専攻 |
分類 | 必修科目 研究演習 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 通年 | 8単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
広く幼少期から大人までの教育に関する問題、子どもの育ちや子育て支援、大人の学習などに関係する課題を扱う。まず関心のある様々な問題を議論する中で取り組む課題を決める。つぎにテーマに応じて、歴史的・理論的・国際比較的、あるいは政策的・実践分析的なアプローチ等適切なものを選んで課題の解決に挑む。そのため、主に、文献研究やフィールド調査等の手法を基礎に取り得る多様なアプローチの方法を検討し、適切な研究方法を用いる能力を身につける。最終的に修士論文という科学的・論理的な成果を生み出すための一連の研究の取り組み過程とそれに必要な能力の開発を重視する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1. グローバル化や高度情報化等の進む現代社会における教育・保育や子育て、子育て支援に関する具体的な問題について、地域の独自な状況を踏まえるとともに、国際的な視野をもって省察する。 2. 現代社会にもたらされた学校等の変革への社会的要求・背景を熟考し、その問題解決の在り方を多角的な視点から深く追究する姿勢を持つ。 3. 先行研究を十分に精査することを通して、自らの研究に関する問題意識を高め、研究テーマ、研究目的、及び研究方法を適切に定める。 4. 多様な研究方法について知り、それを使用する能力を身につける。 5. 研究計画を立てて、確実に研究作業を遂行する。 6. 多方面からの研究レビューを得て、自らの課題意識を練磨しつつ、修士論文を作成する。 |
学習方法 | 計画・調査実施(文献調査・フィールドワーク等)・報告・討議を繰り返し、修士論文作成を指導する。研究方法について討論し、より良い方法を決める。 |
テキスト及び 参考書籍 |
基本的には、自ら検索を行い、必要な文献を探し出すこと。ただし、そのための助言は行う。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 5 | 20 | 20 | 10 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ◎ | 40 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 1年次に30コマ、2年次に30コマ、合計60コマで教育学にかかわる研究を行う。 |
授業 | 内容的には、幼児期の育ち、学校(幼稚園・保育所・認定こども園等を含む)教育のあり方、親・地域のかかわり、大人の学習に関わる問題等、広く教育学の課題に取り組む。 | |
事後学習(復習) | また、多様な教育方法やカリキュラムに関わる問題、内外の教育政策、様々な教育理論や実践例、オルタナティブ教育など現代の具体的な問題について丁寧に検討する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 課題設定には時間をかける。十分な議論のもと対話的に行う。 |
授業 | 研究課題を設定するための議論においては多様な視点、とくに歴史的視点や国際比較的視点、多文化的な視点、及び実践的(現場の)視点をもって研究に臨むことを重視する。 | |
事後学習(復習) | さらに、研究を遂行するために必要な科学的・理論的根拠を精査して、学術的な成果を導く方法論を知り、その能力を身につける。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | |
授業 | <1年次> 先行研究調査・資料収集・研究枠組策定・調査実施と考察 | |
事後学習(復習) | 1. 問題関心の整理、先行研究の調査、研究枠組・研究方法の検討と決定、研究計画の作成、予備調査の実施と発表を行う。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 2. 研究枠組の見直し・修正と研究計画の修正を行い、研究を実施し、論文作成に着手する。 |
授業 | 3. 研究着手にあたって、倫理的配慮について考慮する。 | |
事後学習(復習) | ||
第5週 | 事前学習(予習) | <2年次> データ分析と考察・レビュー・研究枠組修正・論文作成 |
授業 | 1. 1年次の成果に基づき研究を発展させる。研究成果の中間発表、および学会発表等の成果公表を行い、フィードバックを受ける。 | |
事後学習(復習) | 2. それをもとに研究枠組を見直し、修正して、修士論文を完成させる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 3. 論文構成、論文表現、研究の到達点と結果の明確化・考察が修士論文に相応すること。 |
授業 | ||
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 自立した研究者・実践者をめざし、自主的に研究に取り組むこと。また、指導時には、十分に事前準備を行い、活発な討論が可能になるように協力すること。高い研究意欲と責任のある研究姿勢を期待する。また、研究者としての倫理観を身につけることが必要である。 |