科目名 | 特別研究Ⅰ |
ナンバリング | |
担当者 | 加登田 惠子 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科(博士後期) 健康福祉学専攻(博士後期課程) |
分類 | 必修科目 特別演習 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 通年 | 4単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
博士論文作成を通じて、現代社会における健康福祉に関する学会の研究動向ならびに最新の情報を踏まえた上で、現代社会にける健康福祉領域において検討すべき問題点を提起し、それについて科学的アプローチにより分析考察し、新たな視点や見識を見出すという一連の総合的研究力を身につける。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)健康福祉領域における研究動向の概要を理解している。 2)関心のある研究課題について、最新の学会・実践現場の概況を理解している。 3)1)2)を踏まえ、博士論文にふさわしい研究課題を設定できる。 4)研究課題にふさわしい研究方法論を構築できる。 5)課題の明確化、研究方法の具現化、研究調査の実施、研究調査結果の分析と考察、論文化等の、一連の研究手法を身につけている。 6)テーマに関わる学術論文の執筆や成果の公表を準備することができる。 7)学位論文の提出条件を満たし、博士学位論文提出予備審査請求書の提出を目指す。 |
学習方法 | 受講生の関心や課題報告に基づき、参考文献のクリティカルな読み込みとディスカッションを行う。研究の進行に沿って、経過報告を元にディスカッションを行う。必要に応じて、特定の研究会に参加するなど、他の教員からも研究指導を受ける。 |
テキスト及び 参考書籍 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | ||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 80 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 問題関心について事前レポート作成 |
授業 | オリエンテーション | |
事後学習(復習) | 研究生活の大まかなスケジュールを組み立てる | |
第2週 | 事前学習(予習) | 修士論文を読み返す |
授業 | 修士論文の要約と発表 | |
事後学習(復習) | 振り返り | |
第3週 | 事前学習(予習) | 振り返りメモ作成 |
授業 | 問題意識や課題の深化:修士論文の課題の展開、あるいは修正・転換 | |
事後学習(復習) | アイデアノートの作成 | |
第4週 | 事前学習(予習) | アイデアノートの作成 |
授業 | 1 文献蒐集と検討方法について | |
事後学習(復習) | 文献リストと文献抄録の作成、アイデアノートの作成 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 文献リストと文献抄録の作成 |
授業 | 1 先行研究と到達点の確認 ① (テーマと方法) クリティカル文献研究 | |
事後学習(復習) | 文献リストと文献抄録の作成、アイデアノートの作成 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 文献報告レジュメ作成 |
授業 | 1先行研究と到達点の確認 ②(テーマと方法) クリティカル文献研究 | |
事後学習(復習) | 文献リストと文献抄録の作成、アイデアノートの作成 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 文献報告レジュメ作成 |
授業 | 1先行研究と到達点の確認 ③(テーマと方法) クリティカル文献研究 | |
事後学習(復習) | 文献リストと文献抄録の作成、アイデアノートの作成 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 文献報告レジュメ作成 |
授業 | 1 先行研究と到達点の確認 ④ (テーマと方法) クリティカル文献研究 | |
事後学習(復習) | 文献リストと文献抄録の作成、アイデアノートの作成 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 文献報告レジュメ作成 |
授業 | 1 専攻研究と到達点の確認 ⑤ (テーマと方法) クリティカル文献研究 | |
事後学習(復習) | 文献リストと文献抄録の作成、アイデアノートの作成 | |
第10週 | 事前学習(予習) | レビュー論文メモ作成 |
授業 | Ⅱ レビュー論文作成 ① 経過報告 テーマ (序章) | |
事後学習(復習) | 振り返り | |
第11週 | 事前学習(予習) | レビュー論文下書き作成 |
授業 | Ⅱ レビュー論文作成 ② 経過報告 方法、アプローチ (序章) | |
事後学習(復習) | 振り返りと気づきメモ | |
第12週 | 事前学習(予習) | レビュー論文下書き作成 |
授業 | Ⅱ レビュー論文作成 ③ 結果報告 残された課題 (序章) | |
事後学習(復習) | 振り返りと気づきメモ | |
第13週 | 事前学習(予習) | あらかじめ配布資料を読んでおく |
授業 | Ⅲ 社会福祉学における研究倫理について (学術会議の研究倫理チェック) | |
事後学習(復習) | 振り返りと気づきメモ | |
第14週 | 事前学習(予習) | (着想とその背景)下書メモ作成 |
授業 | Ⅳ 研究デザイン論 ① 着想とその背景 (序章) | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第15週 | 事前学習(予習) | 予めテキストを読む |
授業 | Ⅳ 研究デザイン論 ② 研究方法論 質的方法 (テーマと方法) | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第16週 | 事前学習(予習) | 予めテキストを読む |
授業 | Ⅳ 研究デザイン論 ③ 研究方法論 質的方法 (テーマと方法) | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第17週 | 事前学習(予習) | 予めテキストを読む |
授業 | Ⅳ 研究デザイン論 ④ 研究方法論 量的方法 (テーマと方法) | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第18週 | 事前学習(予習) | 予めテキストを読む |
授業 | Ⅳ 研究デザイン論 ⑤ 研究方法論 量的方法 (テーマと方法) | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第19週 | 事前学習(予習) | 研究条件のメモを作る |
授業 | Ⅳ 研究デザイン論 ⑤ 研究方法の選択(条件・環境と方法、費用・時間) | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第20週 | 事前学習(予習) | 研究実施計画書のデッサンをメモる |
授業 | Ⅴ 自己の研究デザイン(研究実施計画書策定)① | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第21週 | 事前学習(予習) | 研究実施計画書を書き進める |
授業 | Ⅴ 自己の研究デザイン(研究実施計画書策定)② | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第22週 | 事前学習(予習) | 研究実施計画書を書き進める |
授業 | Ⅴ 自己の研究デザイン(研究実施計画書策定)③ | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第23週 | 事前学習(予習) | 研究実施計画書を書き進める |
授業 | Ⅴ 自己の研究デザイン(研究実施計画書策定)④ | |
事後学習(復習) | 指導を踏まえ、研究実施計画を練る | |
第24週 | 事前学習(予習) | プレゼンテーション準備 |
授業 | Ⅵ 研究実施計画プレゼンテーション準備① (研究枠組みの図式化などを含むレジメ) | |
事後学習(復習) | プレゼンテーション準備 | |
第25週 | 事前学習(予習) | プレゼンテーション準備 |
授業 | Ⅵ 研究実施計画プレゼンテーション準備② (研究枠組みの図式化などを含むレジメ) | |
事後学習(復習) | プレゼンテーション準備 | |
第26週 | 事前学習(予習) | 修正点のチェック |
授業 | Ⅵ 研究実施計画 完成 | |
事後学習(復習) | 予備調査の準備 | |
第27週 | 事前学習(予習) | 予備調査の準備 |
授業 | Ⅶ 研究実施 ① 予備調査報告 | |
事後学習(復習) | 予備調査のまとめ | |
第28週 | 事前学習(予習) | 予備調査の準備 |
授業 | Ⅶ 研究実施 ② 予備調査報告 | |
事後学習(復習) | 予備調査のまとめ | |
第29週 | 事前学習(予習) | 予備調査の準備 |
授業 | Ⅶ 研究実施 ③ 予備調査報告 | |
事後学習(復習) | 予備調査のまとめ | |
第30週 | 事前学習(予習) | 予備調査の準備 |
授業 | Ⅶ 研究実施 ④ 予備調査 | |
事後学習(復習) | 予備調査のまとめ |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業は、基本的に受講生の課題報告を踏まえ、指導教員等とのディスカッションにより、次回の課題を見出すことで探求を深めていく。授業計画の内容は、受講生の進度や実際条件の調整状況等により、変更する。 博士課程における大まかな流れは、1年次=課題の明確化と研究デザイン、予備調査、2年次=調査の実施とデータ解析の蓄積、データを踏まえた考察、3年次=まとめと執筆、補足調査といった流れを辿る。 学年の進行に応じて、1)先行研究論文、2)調査計画(テーマと方法)報告書(予備論文)、3)本論文、の3段階で学内紀要や学会・研究会論文集に投稿することが望ましい。 【参考文献】 岩田・小林・中谷・稲葉編『社会福祉研究法ー現実世界に迫る14レッスンー』有斐閣アルマ 高橋・渡辺・大渕編『人間科学研究法ハンドブック』ナカニシヤ出版 日本ソーシャルワーカー学会監修『ソーシャルワーカーのための研究ハンドブック』中央法規 |