科目名 | 感情・人格心理学 |
ナンバリング | |
担当者 | 中園 照美 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目及び専門展開科目 |
関連する 資格・免許 |
公認心理師受験資格 認定心理士申請資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 4年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
感情心理学の分野について、感情の諸理論や感情喚起の機序、感情が行動に及ぼす影響などの理解を深めることを目標とし解説を行う。 人格心理学の分野については、人格の定義、人格理解の方法、類型論と特性論、人格発達、臨床的課題と人格の関連などをテーマに講義を進める。 単に知識として学ぶのではなく、講義内容と関連のある心理測定尺度等を実施することで体験的に自己理解を深め、日常生活や対人関係に役立てる機会を提供する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
臨床心理士・公認心理師の資格を有する教員が、医療現場や教育現場における心理専門職としての経験をもとに、知識を心理援助にどのようにつなげるかについても解説する。 |
授業の 到達目標 |
1)感情の諸理論や関連事項について説明できる。 2)感情の測定の仕方について説明できる。 3)感情が行動に及ぼす影響について説明できる。 4)人格の諸理論や関連事項について説明できる。 5)人格理解の方法を説明できる。 6)自己理解を深め、講義で学んだ知識を日常生活や対人関係に活用することができる。 |
学習方法 | 講義を主として進める。講義内容によっては、関連のある心理測定尺度を行い自己分析を行い、その体験をもとに議論や発表を行う。テーマに関連した視聴覚教材(ICT活用等)を用い、理解を促進する。 複数回の小テストおよびレポートをまとめることにより、能動的な学修を喚起する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:使用しない。必要に応じプリントを提供する。 参考文献:小塩真司著 (2010). はじめて学ぶパーソナリティ心理学 ミネルヴァ書房 、 島義弘編 (2017). パーソナリティと感情の心理学 サイエンス社 他、適宜授業内で紹介する |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 15 | 15 | 15 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読んで、授業の概要と内容、到達目標、評価方法などを理解しておくこと |
授業 | 感情の定義および機能 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第2週 | 事前学習(予習) | 感情の末梢説・中枢説・2要因理論・顔面フィードバック説について調べてくる |
授業 | 感情の理論①:感情の末梢説・中枢説・2要因理論・顔面フィードバック説 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 感情の基本情動説、次元説について調べてくる |
授業 | 感情の理論②:基本情動説、次元説 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 感情経験、感情表出、生理的反応、感情制御の発達について調べてくる |
授業 | 感情の発達:感情経験、感情表出、生理的反応、感情制御の発達 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第5週 | 事前学習(予習) | 感情一致効果・感情状態依存効果について調べてくる |
授業 | 感情と認知:感情と記憶、社会的判断と感情 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 対人関係における感情伝達と感情理解、共感の組織化モデルについて調べてくる |
授業 | 対人関係における感情:感情伝達と感情理解、共感の組織化モデル | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第7週 | 事前学習(予習) | 感情の測定方法について調べてくる |
授業 | 感情の測定および感情の障害 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第8週 | 事前学習(予習) | 感情の制御方法について調べてくる |
授業 | 感情の制御:感情制御の神経機構、感情の自己制御 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第9週 | 事前学習(予習) | 人格の定義について調べてくる |
授業 | 人格の定義および人格理解の方法 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第10週 | 事前学習(予習) | 人格の類型論について調べてくる |
授業 | 類型論の成り立ちと諸理論 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第11週 | 事前学習(予習) | 人格の特性論について調べてくる |
授業 | 特性論① 特性論の成り立ちと諸理論 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第12週 | 事前学習(予習) | 人格の五因子論について調べてくる |
授業 | 特性論② 五因子論 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第13週 | 事前学習(予習) | 気質および人格発達に関係する遺伝と環境の要因について調べてくる |
授業 | 気質および人格発達に関係する遺伝・環境要因 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第14週 | 事前学習(予習) | 人格障害および人格変容をもたらす精神障害について調べてくる |
授業 | 人格の障害・人格の変容 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、授業で学んだ内容をまとめる | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業内容を振り返り、疑問点を明らかにしておく |
授業 | まとめ | |
事後学習(復習) | 本授業を通して学んだことをまとめる |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・毎回の授業後にミニレポートの提出を求めます。 ミニレポートに記載された疑問点等については、翌週の授業内にてフィードバックを行います。 ・複数回の小テストの他、レポートの提出を求めます。小テストの実施時期・範囲およびレポート課題については、授業内で指示します。小テストのフィードバックとして解説資料を提示します。 |