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文化人類学

科目名 文化人類学
ナンバリング CE_B1_14
担当者 永吉 守
開設学科
専攻・コース
健康栄養学科
スポーツ健康福祉学科
リハビリテーション学科 理学療法学専攻
リハビリテーション学科 作業療法学専攻
子ども学科
心理カウンセリング学科
看護学科
デジタル社会共創学環
社会福祉学科
分類 共通教育科目 選択科目
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 1年 後期 2単位 選択(健康栄養学科・リハビリテーション学科 理学療法学専攻・リハビリテーション学科 作業療法学専攻・子ども学科・心理カウンセリング学科・看護学科)
選択必修(スポーツ健康福祉学科・社会福祉学科)
必修(デジタル社会共創学環)
授業の概要
及びねらい
グローバルな現代社会では自文化と異文化を理解し行動することが求められます。文化人類学は、文化の側面から人間とは何かを探り、その多様性と共通点を通して、多文化共生社会を築くヒントとなる学問です。この講義では、現代社会に文化的多様性を持たせるための基本的視座・理論・態度を習得することを目的とします。
実務経験に
関連する
授業内容
担当者は、文化人類学的知見や調査手法(インタビューや参与観察によるフィールドワーク)を用いて、主に三池炭鉱に関する記憶や生活文化の研究を実施しながら、当該地域での炭鉱に関する文化資源を保存活用するNPO活動(大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ)に20年以上携わっている。
授業の
到達目標
1)文化人類学はどのような学問かを理解する。また、文化人類学の範囲と区分およびそれらの概略について理解する。
2)文化と社会の概念を理解する。
3)人間の文化の一部として、言語、生業、社会組織、家族と親族、信仰などが存在することを理解する。
4)文化や社会の単位として、民族集団やエスニシティなどの概念が国家よりも重要であることを理解する。
5)異文化理解・多文化共生への態度として、文化相対主義的な寛容性が重要であり、その限界も存在することを理解する。
6)グローバリゼーションについて、単なる経済や流通の文脈だけでなく、文化的文脈として理解する。
学習方法 講義。一部演習やディスカッションなどを含む。写真や動画なども活用したい。
※原則対面講義ですが、諸事情により授業の一部の回を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。
テキスト及び
参考書籍
参考書:綾部恒雄・桑山敬己『よくわかる文化人類学』ミネルヴァ書房 ほか適宜指示します。
【健康栄養学科】
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10 10 10 10 10 10 4 3 3 10 10 10                         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 90
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
【スポーツ健康福祉学科】
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10 10 10 10 10 10 4 3 3 10 10 10                         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 90
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
【リハビリテーション学科】
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10 10 10 10 10 10 4 3 3 10 10 10                         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 90
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
【子ども学科】
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10 10 10 10 10 10 4 3 3 10 10 10                         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 90
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
【心理カウンセリング学科】
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10 10 10 10 10 10 4 3 3 10 10 10                         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 90
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
【看護学科】
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10 10 10 10 10 10 4 3 3 10 10 10                         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 90
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
【デジタル社会共創学環】
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10 10 10 10 10 10 4 3 3 10 10 10                         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 90
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
【社会福祉学科】
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10 10 10 10 10 10 4 3 3 10 10 10                         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 90
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 文化人類学とはどんな学問なのか、事前に各自調べてみる。
授業 イントロダクション、文化人類学とその周辺学問
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第2週 事前学習(予習) 生物人類学や社会学がどのような学問なのか、事前に各自調べてみる。
授業 文化人類学の周辺学問、文化人類学の歴史
事後学習(復習) 生物人類学や社会学と文化人類学の関係性を把握し、文化人類学の歴史を整理する。
第3週 事前学習(予習) 文化人類学はどのような方法論があるのか、各自調べてみる。
授業 文化人類学の目的・視点・方法(フィールドワーク・エスノグラフィ)
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第4週 事前学習(予習) 「文化」や「社会」とは何か、各自考えておく。
授業 文化の概念・社会の概念
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第5週 事前学習(予習) 文化や社会の単位として何があるのか、なにが適切なのか考えておく。
授業 文化と社会の単位(エスニシティ)
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第6週 事前学習(予習) 異文化理解・多文化共生に対する態度として何が適切なのか、考えておく。
授業 文化相対主義と自民族中心主義
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第7週 事前学習(予習) 文化の大きな指標としての言語や衣食住や生業などの用語を調べておく。
授業 ことば・衣食住・生業の比較文化
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第8週 事前学習(予習) 「家族」とは何か、自分なりに考えておく
授業 出自、家族・親族組織、婚姻その1
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第9週 事前学習(予習) 「家族」とは何か、前週の内容をふまえ自分なりに考えておく
授業 出自、家族・親族組織、婚姻その2
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第10週 事前学習(予習) 信仰や宗教およびその具体的事例としての死の価値観について自らに引きつけて考えておく
授業 信仰・宗教-「死」の事例から-その1
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第11週 事前学習(予習) 信仰や宗教およびその具体的事例としての死の価値観について自らに引きつけて考えておく
授業 信仰・宗教-「死」の事例から-その2
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第12週 事前学習(予習) 儀礼と祭礼について、どのような分析法があるのか事前に調べておく。
授業 儀礼と祭礼
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習、試験準備
第13週 事前学習(予習) グローバリゼーション(グローバル化)とは何か、調べておく
授業 グローバリゼーション・グローカリゼーションその1
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習、試験準備
第14週 事前学習(予習) グローバリゼーションの諸側面について、考えておく。
授業 グローバリゼーション・グローカリゼーションその2
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習
第15週 事前学習(予習) これまでの授業について整理する。
授業 まとめ
事後学習(復習) 講義ノート・プリント類の復習、自らの経験との統合、総まとめ。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 文化人類学は、「人間とは何か」という究極的課題を文化や社会の側面から探り、その多様性と共通点を通して、多文化共生社会を築くヒントとなる学問だといえます。この講義では、様々な社会-文化的事象、つまり、言語、衣食住、生業、宗教・儀礼、家族・親族組織、エスニシティ等について、文化人類学的な比較の視点とフィールド事例を「人間のための鏡」にして、我々の「常識」を解体し、我々の日常生活を構築している現代社会自体に多様性を持たせるために必要な基本的視座・理論・態度を習得することを目的とします。映像(写真・動画)も積極的に活用し、また可能な限り双方向性の講義を目指しますので、講義趣旨に沿った積極的発言を期待します。
なお、デジタル社会共創学環においては、次年度以降(2025年度、2026年度)に文化人類学の具体的手法としての「フィールドワーク論」や文化人類学を基本思考とした「多文化共生論」を開講予定。
※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。
 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。
※課題(毎回の講義での質問等)に対するフィードバックを行います。