科目名 | 心理的アセスメントⅠ |
ナンバリング | PC_B2_09 |
担当者 | 中園 照美 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
認定心理士申請資格 公認心理師受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
心理的援助を行うにあたり、心理査定(心理的アセスメント)の能力は援助対象者を見立てるために必須である。本講義では、心理査定(心理的アセスメント)の目的や倫理について理解することを第一目的とし、さらに相手を理解するための方法にどのようなものがあるか解説する。心理検査については成り立ちや特徴、意義及び限界についても解説を行う。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
臨床心理士・公認心理師の資格を有する教員が、医療現場や教育現場における心理専門職としての経験をもとに、心理査定をどのように心理援助に活かすのかを解説する。 |
授業の 到達目標 |
1)心理査定の目的について説明できる 2)心理査定に関する倫理的配慮について理解できる 3)心理査定がどのように展開されるのか、着目すべき点は何かが理解できる 4)様々な心理査定の方法について、成り立ちや特徴、意義や限界について説明できる 5)テストバッテリーの組み合わせや結果の総合的理解について理解できる 6)心理アセスメントにおける適切な記録及び報告、フィードバックについて理解できる |
学習方法 | 講義形式を中心に行う。パワーポイント資料およびプリントを使用し、理解を深める。必要に応じて、DVD視聴を行う。心理査定における留意点等について、グループワークや議論を行う。 複数回の小テストの他、レポートをまとめることによって能動的な学修を喚起する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:使用しない。必要に応じプリントを配布する。 参考図書:沼初枝(2020). 臨床心理アセスメントの基礎[第2版] ナカニシヤ出版 氏原寛他編(2006). 心理査定実践ハンドブック 創元社 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 10 | 10 | 30 | 20 | 20 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 50 | ||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 15 | |||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 15 | |||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読んで、授業の概要と内容、到達目標、評価方法などを理解しておくこと |
授業 | 心理的アセスメントの目的 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、心理的アセスメントの目的についてまとめる | |
第2週 | 事前学習(予習) | 心理的アセスメントにおける倫理について調べておく |
授業 | 心理的アセスメントにおける倫理 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、心理的アセスメントにおける倫理についてまとめる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 心理的アセスメントの着目点や、展開について調べておく |
授業 | 心理的アセスメントの観点および実際的展開 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、心理的アセスメントの着目点や、展開についてまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 面接法及び観察法について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:面接法及び観察法 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、面接法及び観察法についてまとめる | |
第5週 | 事前学習(予習) | 知能検査法について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:知能検査法①ビネー法 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、ビネー法の特徴をまとめる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 知能検査法について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:知能検査法②ウェクスラー法 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、ウェクスラー法の特徴をまとめる | |
第7週 | 事前学習(予習) | 発達検査法について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:発達検査法 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、発達検査法についてまとめる | |
第8週 | 事前学習(予習) | 認知症について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:認知機能検査 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、認知機能検査についてまとめる | |
第9週 | 事前学習(予習) | 質問紙法の利点と限界について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:人格検査法①質問紙法 YG性格検査 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、YG性格検査の特徴をまとめる | |
第10週 | 事前学習(予習) | 質問紙法の種類について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:人格検査法②質問紙法 MMPI3 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、MMPI3の特徴をまとめる | |
第11週 | 事前学習(予習) | 投映法の利点と限界について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:人格検査法③投映法 SCT | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、SCTの特徴をまとめる | |
第12週 | 事前学習(予習) | 投映法の種類について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:人格検査法④投映法 PFスタディ | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、PFスタディの特徴をまとめる | |
第13週 | 事前学習(予習) | 投映法の種類について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:人格検査法⑤投映法 ロールシャッハ法 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、ロールシャッハ法の特徴をまとめる | |
第14週 | 事前学習(予習) | 抑うつや不安の症状について調べておく |
授業 | 心理アセスメントの方法:症状評価法(抑うつ・不安症状のアセスメント)・診断面接基準 | |
事後学習(復習) | 資料を熟読し、症状評価法の特徴をまとめる | |
第15週 | 事前学習(予習) | テストバッテリーおよび心理アセスメントにおけるフィードバックについて調べておく。 |
授業 | テストバッテリー・心理アセスメントにおけるフィードバック およびまとめ | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読し、テストバッテリーやフィードバックの際に留意する点を理解する。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・毎回の授業後にミニレポートの提出を求めます。ミニレポートに記載された疑問点等については、翌週の授業内にてフィードバックを行います。 ・レポート課題・小テスト等の時期・範囲については授業内にて指示します。フィードバックとして解説を行います。 ※この科目は卒業必修科目・公認心理師受験資格必修科目であり、かつ心理検査を扱うことから、対面授業形式で行います。 |