科目名 | 臨床心理学概論 |
ナンバリング | |
担当者 | 安藤 満代 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 専門教育科目 学科基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
公認心理師受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
公認心理師として必要な臨床心理学の知識が身につくことを目指す。人間の行動の基盤となる基礎心理学の知識を学修し、その上で心理的悩み、苦悩、精神的な障がいをもつ方への心理支援のために必要な心理療法の理論や方法、課題を学修することをねらいとする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
以下の項目を到達目標とする。 1)臨床心理学の基礎となる科学者‐実践家モデルを歴史を含めて理解できる。 2)臨床心理学における対象の理解に参照する生物-心理-社会モデルを理解できる。 3)クライエント中心療法を主とする人間性アプローチを理解できる。 4)意識や無意識を仮定する精神力動論や分析的アプローチを理解できる。 5)行動主義を基盤とする行動療法と認知行動療法を理解できる。 6)システム論やナラティヴアプローチを含めたコミュニティ・アプローチを理解できる。 7)芸術療法や遊戯療法などの非言語的アプローチを理解できる。 |
学習方法 | ・講義を中心に進める。 ・視聴覚教材、グループワーク、ディスカッションを含める。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:下山晴彦/石丸径一郎編著 公認心理師スタンダードテキストシリーズ 臨床心理学概論、 2022、ミネルヴァ書房 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 35 | 20 | 20 | 10 | 5 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | 30 | |||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | 5 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 公認心理師について1つ調べる |
授業 | 公認心理師と臨床心理学について | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問があれば次回質問できるようにする | |
第2週 | 事前学習(予習) | 見立てとは何か調べてみる |
授業 | 臨床心理学実践での方法について | |
事後学習(復習) | 講義の内容を復習し、疑問点があれば調べたり、次回質問ができるようにする | |
第3週 | 事前学習(予習) | 心理学的支援の限界を考えてみる |
授業 | 心理学的支援の方法の選択と限界/歴史について | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第4週 | 事前学習(予習) | 臨床心理学で研究がなぜ必要か考えてみる |
授業 | 臨床心理学における研究/生物-心理-社会モデルについて | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第5週 | 事前学習(予習) | 実存という用語について調べる |
授業 | 人間性アプローチ:クライエント中心療法について | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第6週 | 事前学習(予習) | 無意識とは何か調べてみる |
授業 | 精神力動的アプローチ(1)について | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第7週 | 事前学習(予習) | 自我防衛機制の例を1つ考えてみる |
授業 | 精神力動的アプローチ(2)について | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第8週 | 事前学習(予習) | 自分が見た夢について想起してみる |
授業 | 分析的アプローチについて | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第9週 | 事前学習(予習) | 社会構成主義とは何かを調べてみる |
授業 | 行動療法/認知行動療法について | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第10週 | 事前学習(予習) | エンカウンタ―・グル―プについて調べてみる |
授業 | システム論:家族療法について | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第11週 | 事前学習(予習) | 地域支援の例を考えてみる |
授業 | グループアプローチについて | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第12週 | 事前学習(予習) | 地域支援がなぜ必要か考えてみる |
授業 | コミュニティ・アプローチについて | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第13週 | 事前学習(予習) | ナラティヴ・アプローチについて1つ調べてみる |
授業 | ナラティヴ・アプローチについて | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第14週 | 事前学習(予習) | 芸術療法の種類を調べてみる |
授業 | 非言語的アプローチ:芸術療法について | |
事後学習(復習) | 講義の復習をし、疑問点があれば自分で調べたり、次回質問ができるようにする | |
第15週 | 事前学習(予習) | 講義の全体を復習しておく |
授業 | 全授業の総括(期末試験を含む) | |
事後学習(復習) | 期末試験のできなかった問題を振り返る |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 |