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心理学研究法

科目名 心理学研究法
ナンバリング
担当者 小林 百雲子
開設学科
専攻・コース
心理カウンセリング学科
分類 専門教育科目 専門基礎科目
関連する
資格・免許
公認心理師受験資格
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 2年 後期 2単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
心理学における様々な実証的研究法(量的研究及び質的研究)や,研究倫理,研究計画作成に向けた基礎的な知識や思考法を概説する。本講は≪汎用的能力要素≫の【知識・理解】1)心理分野の知識の理解、≪専門的能力要素≫の【知識・理解】1)心理学の研究方法に関する基礎知識の習得,【技能・表現】2)心理的諸問題への関心・見解・情報収集、分析,【態度・志向性】2)心や行動,社会事象への関心を刺激するものである。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
1) 研究方法の種類を概観することができる。
2)研究目的に応じて適切な要因計画法を選択できる。
3)質問紙法の概要と留意事項について説明できる。
4)面接法の概要と留意事項について説明できる。
5)観察法の概要と留意事項について説明できる。
6)研究における倫理的事項について説明できる。
7)データを用いた実証的思考の結果を報告することができる。
8)自らの興味・関心から簡単な研究計画を作成することができる。
学習方法 講義に加えて,演習課題や実習,グループワーク等を織り交ぜる形式で行う。
テキスト及び
参考書籍
テキスト:都筑 学(2006).心理学論文の書き方―おいしい論文のレシピ― 有斐閣
参考書籍:高野陽太郎(2004).心理学研究法―心を見つめる科学のまなざし― 有斐閣
     公益社団法人日本心理学会倫理規定 日本心理学会
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率       15                   15   35       35         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 70
授業態度 10
受講者の発表 10
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) テキストのp1-26を読み,研究の対象としたい事象や問題意識について考えておく。
授業 興味,関心のある事柄や,問題意識を高める。
事後学習(復習) 課題の実施と提出
第2週 事前学習(予習) テキストのp26-35,p149-152を読む。
授業 論文検索の方法を学び,問題意識を高める。
事後学習(復習) 課題の実施
第3週 事前学習(予習) テキストのp44-75を読み,研究のテーマを考える。
授業 研究のテーマと要因計画を検討する。
事後学習(復習) 課題の実施
第4週 事前学習(予習) テキストのp44-75,p167-175を読み,仮のタイトルを考える。
授業 研究のテーマ,要因計画,タイトルを決める。
事後学習(復習) 課題の実施
第5週 事前学習(予習) テキストのp81-102,131を読み,研究実施の流れをイメージする。
授業 研究実施のための必要事項を確認し,調査対象者や実現可能性について考える。
事後学習(復習) 課題の実施
第6週 事前学習(予習) テキストのp103-141を読む。
授業 質問紙法について学ぶ
事後学習(復習) 課題の実施
第7週 事前学習(予習) テキストのp103-141を読み,前回講義を復習する。
授業 質問紙法を実践する。
事後学習(復習) 課題の実施
第8週 事前学習(予習) テキストのp103-141を読み,前回講義を復習する。
授業 面接法について学ぶ。
事後学習(復習) 課題の実施
第9週 事前学習(予習) テキストのp103-141を読み,前回講義を復習する。
授業 面接法を実践する。
事後学習(復習) 課題の実施
第10週 事前学習(予習) テキストのp103-141を読み,前回講義を復習する。
授業 観察法について学ぶ。
事後学習(復習) 課題の実施
第11週 事前学習(予習) テキストのp103-141を読み,前回講義を復習する。
授業 観察法を実践する。
事後学習(復習) 課題の実施
第12週 事前学習(予習) テキストのp81-102を読み,研究の倫理について考える。
授業 研究者のこころ,研究協力者のこころ(実験者効果と研究倫理)
事後学習(復習) 日本心理学会倫理規定を読む。
第13週 事前学習(予習) テキストのp145-175を読み,研究計画について考える。
授業 研究計画書を作成する(1)。
事後学習(復習) 課題の実施
第14週 事前学習(予習) テキストのp145-175を読み,研究計画について考える。
授業 研究計画書を作成する(2)。
事後学習(復習) 課題の実施と提出
第15週 事前学習(予習) 全体の総復習
授業 全授業の総括
事後学習(復習) 授業評価を行い,自らの学修を振り返る。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 ・授業計画は進度等に応じて変更が出る場合があります。
・授業外レポートに対しては、授業中にフィードバックが行われます。
・本講によって受講生の心理学研究についての興味・関心を促進し,卒業研究に向けた基礎的な知識と実践的な技能の習得を目指します。