科目名 | 社会科指導法 |
ナンバリング | CS_C2_02 |
担当者 | 松井 克行 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
小学校教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
小学校社会科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された社会科の学習目標・学習内容・学習内容及びその背景となる社会科教育学の基礎的理解を深めるとともに、学習内容論、学習過程論、学習方法論等の指導理論を踏まえ、具体的な授業デザインの方法を身に付ける。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
高等学校地歴・公民科の実務経験を持つ教員が,小学校~高等学校の社会系教科教育の系統性を踏まえた上で,小学校段階における社会科の具体的な授業デザインの方法を紹介する。 |
授業の 到達目標 |
(1)小学校社会科教育についての基礎的知識を習得する。 (2)小学校社会科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解する。 (3)学習指導要領に示された小学校社会科の学習目標・学習内容・学習内容及びその背景となる社会科教育学の理論に関する基礎的理解を深める。特に「覚える社会科」から「考える社会科」への転換をキーワードとして授業を構築する。 (4)社会科の学習内容論、学習過程論、学習方法論等の指導理論を踏まえ、具体的な授業デザイン(授業指導案の作成)の方法を身に付ける。特に,身近な地域が学習対象となる小学校第3学年,第4学年では,教科書の記載内容を参考に,各地域に応じた学習内容を自ら開発する方法を身に付ける。 (5)社会科の学習評価論を踏まえ,評価規準や評価基準を作成し,具体的な評価方法を身に付ける。 |
学習方法 | 講義,討議,グループワーク,調査,発表。 毎回のワークシートが「小テスト」(学期途中で小テストを課し,学修者に省察を引き出し能動的な学修を喚起する授業)でもある。学期途中で課題をだし,レポートを纏めることによって能動的な学修を喚起する授業も行う。 |
テキスト及び 参考書籍 |
文部科学省編『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』日本文教出版。及び適宜,自作資料を利用する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 10 | 40 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
遅刻2回で欠席1回,30分以上の遅刻は欠席とみなす。御留意下さい。 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 社会科の特質について(「社会科で育むべき資質・能力とは?」,「社会的見方・考え方とは?」) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 小学校社会科の目標の変遷と教科課程の全体構造について(「小学校社会科とは?」) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「覚える社会科」ではなく「考える社会科」の授業とは(例:第3学年の授業を基に) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」の単元指導計画について(例:第3・第4学年の授業を基に) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」の単元開発について(例:第5学年の授業を基に) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 優れた授業実践者の授業分析1(授業過程の視聴,個人&班での分析) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 優れた授業実践者の授業分析2(学生の分析と専門家による分析の比較・検討) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」の授業に用いる教材について(教科書,デジタル教科書,副読本等の活用) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」のための自主教材開発法について(ウェッビング法の紹介と習得) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」のための様々な授業について(学習形態を含む) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」のための様々な教材の活用1(例:映像新聞,統計資料),障害のある児童などへの配慮事項について | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」のための様々な教材の活用2(例:災害ハザードマップ) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」としての政治・国際単元の開発と試行(例:第6学年の授業を基に) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト等に目を通しておく。 |
授業 | 「考える社会科」としての歴史単元の開発と試行(例:第6学年の授業を基に) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 試験勉強を十分にしておく。 |
授業 | 定期試験及び解説 | |
事後学習(復習) | 解説に従い定期試験の答え合わせをし,理解が不十分な個所を復習しておく。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画は,受講生の学習状況に応じて,臨機応変に変更することもある。授業への積極的参加として,毎回,ワークシートの提出を課す。「授業外学習(事前学習・事後学習)」では,授業指導案作成の課題を出す予定である。なお社会科は内容教科であり,教育目標を達成するための「教育内容」の取捨選択のスキルの育成が重要となる。模擬授業については,本授業の他「小学校教育実習」,「社会演習」の授業においても実施予定である。 ※小学校教員免許の取得をめざす学生は必ず履修すること。 |