科目名 | 子ども家庭支援論 |
ナンバリング | PC_D2_01 |
担当者 | 田中 麻里 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
保育士資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
家庭の歴史と現代の子育て家庭を取り巻く社会的状況や家族事情を概説し、子どもの心身の発達と家庭の関係を紹介する。さらに、保育所や幼稚園等は子育て家庭を支援する重要な役割を担うことを説明し、その支援施策及び体制の変遷や関係機関との連携を詳説する。保育者等の役割を理解し、具体的支援策の習得をめざす。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)家庭の定義、役割と意義について述べることができる。 2)現代の家族における、夫婦(親同士)、親子、きょうだいの関係について説明できる。 3)現代の家族における、祖父母や親戚、近隣との関係について説明できる。 4)社会が行う子育て支援の意義について述べることができる。 5)子育て家庭への支援施策及び体制について述べることができる。 6)子育て支援施策が保育、教育現場でいかに活用されているか関心を持つ。 7)家庭支援に関する保育者の役割と支援策について、自分の意見を述べることができる。 8)事例を通して、子育て家庭支援者である保育者の職務の重要性を認識する。 9)事例内容を把握し、保育者としての意見をふまえた家庭支援に関するレポート作成ができる。 |
学習方法 | 講義、グループ学習(発表)、DVD視聴、小テスト、レポート作成 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:使用しない。随時、レジュメや資料等を配布する。参考書:土谷みち子他「子ども家庭支援論」青踏社(2020) 他 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 20 | 20 | 10 | 10 | 10 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスで授業目標および内容を確認する。 |
授業 | 家族・家庭の定義/自身にとっての家族を考える。*レポート作成 | |
事後学習(復習) | プリントより、家族・家庭の定義をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 第1週目の配布プリント等より、家族・家庭の役割と意義を考える。 |
授業 | 家族・家庭の役割と意義(血縁的集団、家族の存在、相互の役割、心身の支え) | |
事後学習(復習) | プリントより、家族・家庭の役割と意義をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 第2週目の配布プリント等より、家族・家庭の変遷を調べる。 |
授業 | 家庭・家族の変遷①(理想の家庭・家族像、少子高齢化、ライフスタイルの変化)*レポート作成 | |
事後学習(復習) | 理想の家庭・家族像とライフスタイルの変化についてまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 第3週目に作成した家庭・家族の変遷についてレポートを読み返し、考えをまとめる。 |
授業 | 家庭・家族の変遷②(家庭周期)*グループディスカッション→発表 | |
事後学習(復習) | グループディスカッションと発表の内容を振り返る。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 第4週目の配布プリント等より、夫婦関係(親同士の関係)について調べる。 |
授業 | 現代の家族関係①夫婦関係(男女平等意識、子育て役割、離婚、ステップファミリー) | |
事後学習(復習) | 配布プリントより、夫婦関係(親同士の関係)の内容をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 第5週目の配布プリント等より、親子関係について調べる。 |
授業 | 現代の家族関係②親子関係(父親、母子密着、恒常性維持) | |
事後学習(復習) | 配布プリントより、親子関係の内容をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 第6週目の配布プリント等より、きょうだい関係について調べる。 |
授業 | 現代の家族関係③きょうだい関係 | |
事後学習(復習) | 配布プリントより、きょうだい関係の内容をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 第7週目の配布プリント等より、祖父母と親、孫の関係について調べる。 |
授業 | 現代の家族関係④祖父母と親、孫の関係 | |
事後学習(復習) | 配布プリントより、祖父母と親、孫の関係の内容をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 第5~8週目の配布プリントや授業時作成ノートより、現代の家族関係についてまとめる。 |
授業 | 現代の家族関係のまとめ *小テスト実施 | |
事後学習(復習) | 小テストの答え合わせと内容の振り返りをする。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 第9週目の配布プリント等より、子育て支援の意義を調べる。 |
授業 | 子育て支援の意義(個別支援と保育、機関との連携、障害児、虐待) | |
事後学習(復習) | 配布プリントより、子育て支援の意義をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 第10週目の配布プリント等より、子育て家庭への支援施策と体制を調べる。 |
授業 | 子育て家庭への支援施策と体制(エンゼルプラン、次世代育成支援、子ども・子育て支援法) | |
事後学習(復習) | 配布プリント等より、子育て家庭への支援施策と体制をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 第11週目の配布プリント等より、子育て支援体制の課題について調べる。 |
授業 | 子育て支援体制の課題(ひとり親、障害児)/子育て家庭支援事例①(保育施設) | |
事後学習(復習) | 配布プリント等より、子育て支援体制の課題をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 第12週目の配布プリント等より、子育て家庭への支援事例の内容を調べる。 |
授業 | 子育て家庭支援事例②(児童養護施設、虐待) | |
事後学習(復習) | 授業時に検討した事例①②の支援内容と方法についてまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 第13週目の配布プリント等より、子育て家庭への支援事例の内容を調べる。 |
授業 | 子育て家庭支援事例③④(障害理解、発達障害、ファミリーソーシャルワーク) | |
事後学習(復習) | 授業時に検討した事例③④の支援内容と方法についてまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 第10~14週目の配布プリント等より、今後保育者が担う家庭支援について考える。 |
授業 | まとめ(今後、保育者が担う家庭支援のあり方を考える)*レポート作成 | |
事後学習(復習) | 「今後、保育者が担う家庭支援のあり方」をまとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 本科目は、保育士資格取得のための必修科目である。 授業計画の各週の内容は、授業で取り上げる主な事項を示している。計画は予定であり、進度に応じて変更が出る場合がある。 |