科目名 | 体育科指導法 |
ナンバリング | CS_C2_09 |
担当者 | 松本 大輔 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
小学校教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
体育授業を行う上での基礎となる理論に裏付けられた実践を行いながら、自ら課題を持ち教師としての力量を向上し続け、学び続ける資質と能力を向上させるように本授業は「知る(知識を学ぶ)・活用する(授業づくりに活かす)・探究する(授業実践と省察)」という三つから構成し行っていく。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)体育の基礎理論を学び、教育としての体育の独自性を理解することができる。 2)各運動種目の機能的特性・構造的特性・効果的特性を理解する。 3)児童の実態(体力・技能、学び方等)に応じた各運動種目の学習指導方法を知る。 4)体育の授業づくりの視点を明確にし児童の実態に即した単元計画を立案し、指導案の作成ができる。 5)授業観察の方法を理解する。 6)自分たちが計画・実践した授業の目標・方法について説明することができる。 7)模擬授業を行い、自らの実践を省察することができる。 8)体育と社会、地域スポーツとの関連について理解し教師像について考えることができる。 |
学習方法 | 講義・演習・グループワーク(教材研究・模擬授業):講義はパワーポイントを用いて行う。 |
テキスト及び 参考書籍 |
小学校学習指導要領解説 体育編(文部科学省)・子どもが喜ぶ体育授業レシピ 松田恵示ら・その他の参考書は授業中に適宜紹介する。また必要な資料はプリント配布する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 5 | 15 | 20 | 10 | 10 | 5 | 5 | 10 | 5 | 100 | |||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | 15 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 70 | ||||||||||||||||||||
教材研究・指導案作成ならびに模擬授業と授業の省察 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説体育編の第1章総説を読んでおくこと。 |
授業 | 体育科教育の考え方について理解する。 | |
事後学習(復習) | 講義内容及び配布資料を学習カードにまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説体育編の第2章体育科の目標及び内容の教科の目標を読んでおくこと。 |
授業 | 学習指導要領の変遷と体育科の目的・目標論 | |
事後学習(復習) | 講義内容及び配布資料を学習カードにまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説 体育編 体つくり運動の内容について読んでおくこと。 |
授業 | 模擬授業演習①:体つくり運動 | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り省察レポートを作成する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説 体育編 器械運動系・表現運動系の内容について読んでおくこと。 |
授業 | 模擬授業演習②:器械運動系・表現運動系 | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り省察レポートを作成する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説 体育編 陸上運動系の内容について読んでおくこと。 |
授業 | 模擬授業演習③:陸上運動系 | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り省察レポートを作成する。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説 体育編 ゴール型の内容について読んでおくこと。 |
授業 | 模擬授業演習④:ボール運動(ゴール型) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り省察レポートを作成する。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説 体育編 ゴール型の内容について読んでおくこと。 |
授業 | 模擬授業演習⑤:ボール運動(ゴール型②) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り省察レポートを作成する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説 体育編 ネット型の内容について読んでおくこと。 |
授業 | 模擬授業演習⑥:ボール運動(ネット型) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り省察レポートを作成する。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説 体育編 ベースボール型の内容について読んでおくこと。 |
授業 | 模擬授業演習⑦:ボール運動(ベースボール型) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り省察レポートを作成する。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説体育編の第2章体育科の目標及び内容の教科の内容を読んでおくこと。 |
授業 | 体育科の内容論と運動の特性① | |
事後学習(復習) | 講義内容及び配布資料を学習カードにまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説体育編の第2章体育科の目標及び内容の各領域の内容を読んでおくこと。 |
授業 | 体育科の内容論と運動の特性② | |
事後学習(復習) | 講義内容及び配布資料を学習カードにまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキストⅣ-5学習過程(pp105-108)及びテキストⅣ-6チーム、グループ学習集団(pp109-112)を読んでおくこと。 |
授業 | 体育授業における学習形態と学習過程論 | |
事後学習(復習) | 講義内容及び配布資料を学習カードにまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキストⅣ-7評価と評定(pp112-116)を読んでおくこと。 |
授業 | 体育授業における学習評価論 | |
事後学習(復習) | 講義内容及び配布資料を学習カードにまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 小学校学習指導要領解説 体育編 体育科の内容及び各学年の目標及び内容について読んでおくこと。 |
授業 | 体育におけるカリキュラム編成と授業づくり | |
事後学習(復習) | 配布資料についてまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの内容を振り返り自分なりの問いと考えについてまとめてくる |
授業 | これからの社会における体育やスポーツの意義を考える(SDGsの視点も含む)。 | |
事後学習(復習) | これまでの講義内容を踏まえ指導案作成を行うこと。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画の各週の授業内容はあくまで予定であり、多少の変更が出る場合があります。 学生へのメッセージ 学校教員として体育科の授業構想をする上での資質を高めることに役立つように展開していきます。受講生に対しては、知識の伝達ではなく、対話を繰り返しながら体育科の授業構想について一緒に考えていきたいと思います。*なお模擬授業における指導案作成は事前指導を行うことがあります。 |