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保育実習Ⅰ(保育所・施設)

科目名 保育実習Ⅰ(保育所・施設)
ナンバリング CS_D3_01
担当者 櫻井 京子
井上 聖子
開設学科
専攻・コース
子ども学科
分類 専門教育科目 専門基幹科目
関連する
資格・免許
保育士資格
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 3年 通年 4単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
保育実習Ⅰでは、大学で習得した知識・技能を基礎にして、子どもやその周辺の環境に関する理解を図り、総合的に保育を実践する力を養うものである。実践を通して保育所や施設の置かれている状況や役割を知り、子どもの発達の状況や1日の生活の流れを把握する。また、専門職としての保育士の役割や職務について理解する。
実務経験に
関連する
授業内容
保育士資格、幼稚園教諭免許を有し、約2年間保育施設で勤務した経験がある。その立場から多種多様な保育ニーズ、保育現場における実際の子どもの姿、保育者のかかわりなど現場経験を活かした具体的な指導をした上で保育実習に送り出す。
授業の
到達目標
1)保育所の置かれている状況・役割を述べることができる。
2)保育所において各年齢の入所児と接する中で、発達の状況や1日の生活の流れを述べることができる。
3)各施設の役割・特徴や1日の生活の流れ等を述べることができる。
4)保育所や施設において、時期、子どもや利用者の状況に応じた指導計画・支援計画が立案できる。
5)保育所の乳幼児や施設入所児、一人ひとりに応じた援助について述べることができる。
6)実践を通して、記録のとり方や実習日誌の書き方を学ぶ。
7)実習先へのお礼状の重要性を理解し、書くことができる。
学習方法 ・保育所実習10日間  ・施設実習10日間
テキスト及び
参考書籍
テキスト:「保育所保育指針解説書」厚生労働省編 
     「幼稚園教育実習」「保育実習」の手引き 西九州大学子ども学部子ども学科編
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 5 5 5 5     5     5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 10
授業態度 70
受講者の発表 10
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 実習先保育所の概要について調べる
授業 保育所(実習園)の概要について学ぶ(保育課程・保育方針、目標など)
事後学習(復習) 実習先保育所の概要について事前に調べたことと体験を通して学んだことの整理をする
第2週 事前学習(予習) 保育所の生活や1日の流れについて授業で学んだことを復習する
授業 保育所の生活や1日の流れについて体験を通して学ぶ
事後学習(復習) 体験を通して学んだ保育所の生活や1日の流れについて整理する
第3週 事前学習(予習) 月齢や年齢による1日の生活の流れの違いを調べる
授業 デイリープログラムの実際について学ぶ
事後学習(復習) デイリープログラムが実際にはどのように展開されているのか整理する
第4週 事前学習(予習) 乳幼児の発達や生活について授業で学んだことを復習する
授業 乳幼児の発達や生活の実際について学ぶ
事後学習(復習) 体験を通して学んだ乳幼児の発達や生活の実際について整理する
第5週 事前学習(予習) 保育の計画について授業で学んだことを復習する
授業 保育の計画(保育課程や指導計画)の実際について学ぶ
事後学習(復習) PDCAサイクルに則って課題や問題点を発見し改善する
第6週 事前学習(予習) 「遊び」や「保育環境」への配慮について授業で学んだことを復習する
授業 「遊び」や「保育環境」への配慮の実際について学ぶ
事後学習(復習) 実際の保育における「遊び」や「保育環境」への配慮について学んだことを整理する
第7週 事前学習(予習) 保育技術について授業で学んだことを復習する
授業 保育技術の実際について学ぶ(記録の取り方・指導計画立案)
事後学習(復習) 実際の保育における保育技術について学んだことを整理する
第8週 事前学習(予習) 家庭や地域社会との連携について授業で学んだことを復習する
授業 家庭や地域社会、職員同士の連携の実際について学ぶ
事後学習(復習) 体験を通して学んだ家庭や地域社会との連携について整理する
第9週 事前学習(予習) 安全管理や衛生管理について授業で学んだことを復習する
授業 安全管理や衛生管理の実際について学ぶ
事後学習(復習) 体験を通して学んだ安全管理や衛生管理について整理する
第10週 事前学習(予習) 専門職としての保育士の役割と職業倫理について授業で学んだことを復習する
授業 専門職としての保育士の役割と職業倫理について学ぶ
事後学習(復習) 体験を通して学んだ専門職としての保育士の役割と職業倫理について整理する
第11週 事前学習(予習) 実習先施設の概要について調べる
授業 施設(実習施設)の概要について学ぶ(機能・役割・沿革・方針・特徴・人的環境など)
事後学習(復習) 実習先施設の概要について、事前に調べたことと体験を通して学んだことの整理をする
第12週 事前学習(予習) 施設の生活や1日の流れについて事前に調べたことや授業で学んだことを復習する
授業 子ども(利用者)について理解する① 1日の流れ(生活・遊び・余暇活動・訓練・作業など)
事後学習(復習) 体験を通して学んだ施設の生活や1日の流れについて整理する
第13週 事前学習(予習) 子どもや利用者の人とのかかわりについて事前に調べたことや授業で学んだことを復習する
授業 子ども(利用者)について理解する② 人とのかかわり(人的環境・仲間関係など) 
事後学習(復習) 体験を通して学んだ子どもや利用者の人とのかかわりについて整理する
第14週 事前学習(予習) 子どもや利用者の一人ひとりの状況について事前に調べたことや授業で学んだことを復習する
授業 子ども(利用者)について理解する③ 一人ひとりの状況(特徴・発達・障がいなど)
事後学習(復習) 体験を通して学んだ子どもや利用者の一人ひとりの状況について整理する
第15週 事前学習(予習) 子どもや利用者理解の方法である観察記録の取り方について授業で学んだことを復習する
授業 子ども(利用者)について理解する④ 観察と記録
事後学習(復習) 実際に作成した子どもや利用者の観察記録を整理し、課題や問題点を発見し改善する
第16週 事前学習(予習) 保育(療育・支援)について事前に調べたことや授業で学んだことを復習する
授業 保育(療育・支援)の実際について学ぶ① 生活・遊び・余暇活動・訓練・作業などへの援助
事後学習(復習) 体験を通して学んだ子どもや利用者の保育(療育・支援)について整理する
第17週 事前学習(予習) 保育(療育・支援)について事前に調べたことや授業で学んだことを復習する
授業 保育(療育・支援)の実際について学ぶ② 支援の上で必要な環境整備や教材準備など
事後学習(復習) 体験を通して学んだ子どもや利用者の保育(療育・支援)について整理する
第18週 事前学習(予習) 指導計画・支援計画について授業で学んだことを復習する
授業 指導計画・支援計画の立て方とその実際について学ぶ
事後学習(復習) 体験を通して学んだ指導計画・支援計画の立て方について整理する
第19週 事前学習(予習) 家庭や地域社会、職員同士の連携について事前に調べたことや授業で学んだことを復習する
授業 家庭や地域社会、職員同士の連携の実際について学ぶ
事後学習(復習) 体験を通して学んだ家庭や地域社会、職員同士の連携について整理する
第20週 事前学習(予習) 専門職としての保育士の役割と職業倫理について事前に調べたことや授業で学んだことを復習する
授業 専門職としての保育士の役割と職業倫理について学ぶ
事後学習(復習) 体験を通して学んだ専門職としての保育士の役割と職業倫理について整理する
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 実際の保育現場で、子どもや利用者とかかわりながら「保育士」の役割や職務内容について学びます。目的意識を明確にして真摯に学ぶ姿勢で臨んで下さい。