科目名 | 保育実習指導Ⅱ |
ナンバリング | CS_D3_02 |
担当者 |
櫻井 京子
井上 聖子 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
保育士資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 後期 | 1単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
保育実習Ⅱをより効果的に行うための授業である。保育実習Ⅱの意義・目的を理解し、保育現場での実習の充実を図るために必要な知識や技術を、事例研究や実践を通して学ぶ。保育実習Ⅰの成果を振り返り、自らの課題の発見に努め、改善して保育実習Ⅱに臨むことをねらいとする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
本学の附属幼稚園において、5年間幼稚園教諭として勤務経験を持つ。現在は、同幼稚園・保育園の園内研修の指導教諭を兼ねており、実際子どもとかかわりながら保育の実際に触れ、研修を行っている。その利点を生かし実態に基づいた現場の課題など学生と共に学んでいく。 |
授業の 到達目標 |
1)保育実習Ⅰにおける自らの実習成果を振り返り、問題点や課題を発見し改善することができる。 2)討論を通して保育実習Ⅰの成果や課題、保育実習Ⅱに向けての目的を述べたり、他の人の意見を傾聴し、それに対して自分の意見や考えを述べることができる。 3)観察記録や実習日誌の書き方をさらに工夫し、具体的、詳細な記録ができるようになる。 4)子どもの状況に応じた指導計画立案を行い、それに基づいた保育実践ができるようになる。 5)現代社会における多様な保育ニーズを理解し、保育士の専門性や職業倫理について理解を深める。 |
学習方法 | 講義、演習、実技、グループ討議、発表、模擬保育等、視聴覚教材活用 グループワーク |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:「幼稚園教育実習」「保育実習」の手引き 西九州大学子ども学部子ども学科編 「保育所保育指針解説書」厚生労働省編 フレーベル館(2018) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | ||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 40 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | グループ活動 実習学びの図解づくり発表の準備をする |
授業 | 保育実習Ⅰの振り返りと今後の課題の発見 図解の発表・質疑応答 | |
事後学習(復習) | 自分で調べた内容と授業で学んだことの整理をする | |
第2週 | 事前学習(予習) | 保育実習Ⅰを再度振り返り、整理する |
授業 | 全体 図解づくり発表に対する質疑応答を行い、お互いに学び合う | |
事後学習(復習) | 保育実習Ⅰの学びから次の自己課題を明確にして、今後につなげる準備をする | |
第3週 | 事前学習(予習) | 保育実習Ⅰの課題を整理し、保育実習Ⅱの意義・目的・実習先保育所の概要について調べる |
授業 | 保育実習Ⅰの振り返りと保育実習Ⅱの意義・目的・概要について | |
事後学習(復習) | 自分で調べた内容と授業で学んだことの整理をする | |
第4週 | 事前学習(予習) | 保育実習Ⅰを再度振り返り、整理する |
授業 | 保育技術の実際について学ぶ① 模擬保育の指導計画立案 | |
事後学習(復習) | 模擬保育の準備をする(以降、全員ローテーションで模擬保育を行う) | |
第5週 | 事前学習(予習) | 発見した課題や問題点について、指導計画の修正・改善を行う |
授業 | 保育技術の実際について学ぶ② 実践した指導計画省察・評価・修正・改善 | |
事後学習(復習) | 自己、グループ、全体評価を行い、課題や問題点を発見する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 発見した課題や問題点について、指導計画の修正・改善を行う |
授業 | 保育技術の実際について学ぶ③ 遊びの指導計画省察・評価・修正・改善 | |
事後学習(復習) | 発見した課題や問題点について、指導計画の修正・改善を行う | |
第7週 | 事前学習(予習) | 保育ニーズの実際やその対応について調べる |
授業 | 多様な保育ニーズの実際とその対応について | |
事後学習(復習) | 自分で調べた内容と授業で学んだことの整理をする | |
第8週 | 事前学習(予習) | 保幼小連携の実際について調べる |
授業 | 発達や学びの連続性と保幼小連携 | |
事後学習(復習) | 自分で調べた内容と授業で学んだことの整理をする | |
第9週 | 事前学習(予習) | 指導案の内容を説明できる教材など準備 |
授業 | 記入例やポイントをもとに実習日誌の記入のポイント | |
事後学習(復習) | 自分で調べた内容と授業で学んだことの整理をする | |
第10週 | 事前学習(予習) | 幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿を予習しておく |
授業 | 実習先保育所の方針・状況に応じて指導計画を完成させる | |
事後学習(復習) | 実習先保育所の状況に応じて指導計画を完成させる | |
第11週 | 事前学習(予習) | 子育て家庭支援・専門機関との連携の実際について調べる |
授業 | 子育て家庭支援の実際とその対応、他専門機関との連携の実際について | |
事後学習(復習) | 自分で調べた内容と授業で学んだことの整理をする | |
第12週 | 事前学習(予習) | 実習後、実習学びの図解づくりの準備をする |
授業 | デイリープログラムと全日保育実習の計画と実際について | |
事後学習(復習) | 実習先保育所のデイリープログラムについて把握し、全日保育実習計画立案の準備をする | |
第13週 | 事前学習(予習) | 実習先保育所の状況に応じて指導計画を考える |
授業 | 保育実習Ⅱの直前指導 | |
事後学習(復習) | 自分で調べた内容と授業で学んだことの整理をする | |
第14週 | 事前学習(予習) | これまでの5回の実習の学びを振り返る |
授業 | 実習学びの振り返りを表(実習の歩み)に書きこむ、個人 | |
事後学習(復習) | 実習の歩みを完成させる | |
第15週 | 事前学習(予習) | 保育実習Ⅱを再度振り返り、整理する |
授業 | これまでの実習の総括と今後の課題について | |
事後学習(復習) | これまでの実習の学びから次の自己課題を明確にして、就職現場につなげる準備をする |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・学生便覧の実習の履修内規を熟読すること。内規に反した場合は実習に参加できない。 ・提出物等は決められた期限を厳守すること。 ・正当な理由なく実習指導を欠席した場合、実習には参加できない。 |