科目名 | 幼稚園教育実習指導 |
ナンバリング | |
担当者 |
櫻井 京子
井上 聖子 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 通年 | 1単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
幼稚園実習ⅠⅡをより効果的に実施するため、幼稚園教育の目的や内容、教師の役割や職務内容について学ぶ。幼稚園教育は、子どもの発達に即した環境を通して行う教育である。子ども理解を深め、実習日誌の書き方、教材準備、指導計画作成、援助の方法等を学ぶ。実習後には自らの課題を明確にして次の実習の礎とする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
本学の附属幼稚園において、幼稚園教諭としての勤務経験を持つ。現在、同園の園内研修指導教諭も兼ねており、実際子どもに接して担任と子ども達との信頼関係の構築や子ども同士の関わり、保護者や同僚との連携や協力など、実態を肌で感じ、授業に取り入れている。更に実習指導も兼ねている為、学生自身の実習体験エピソード等を用い、共に考え実感の持てる授業を展開している。 |
授業の 到達目標 |
1)幼稚園の置かれている状況・役割を述べることができる。 2)子どもと接する中で各年齢別の発達の状況や1日の生活の流れを述べることができる。 3)担当したクラスの子どもの理解を深める。 4)幼稚園において、時期や子どもの状況に応じた指導案を作成し、保育が展開できる。 5)子ども一人一人に応じた援助について述べることができる。 6)実習日誌を指導に役立つように綿密に書くことができる。 7)幼稚園教諭の役割や職務内容を述べることができる。 |
学習方法 | 講義受講、実習日誌記述、指導計画案立案、実習の目標・学びの図解作成、発表・協議、模擬保育 視聴覚教材活用 、グループワーク |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:幼稚園教育要領解説 フレーベル館((2018) 「幼稚園教育実習」「保育実習」の手引き 西九州大学子ども学部子ども学科編 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | ||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||
その他 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 50 | |||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 本学の実習の手引き(p1-7)を読んでおくこと |
授業 | 幼稚園教育実習Ⅰ・Ⅱの目的と実習内容、幼稚園と保育者の役割、実習に関する手続きについて | |
事後学習(復習) | 手引き、板書と合わせ、幼稚園実習の意義をまとめる | |
第2週 | 事前学習(予習) | 手引き(p3-4,15)を読んでおくこと |
授業 | 幼稚園実習Ⅰの目的と実習内容、三光幼稚園の教育方針と概要、生活・1日の流れについて | |
事後学習(復習) | 三光幼稚園の1日の流れと配慮点を記録用紙にまとめる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 手引き(p7-9,p20-21)を読んでおくこと |
授業 | 実習日誌の書き方①、記入の実際と留意点について | |
事後学習(復習) | 記入例やポイントをもとに実習日誌を記入する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 手引き(p7-9,p20-21)を読んでおくこと |
授業 | 実習日誌の書き方②、記入の見直し | |
事後学習(復習) | 記入例やポイントをもとに実習日誌の記入のポイントをおさえておく | |
第5週 | 事前学習(予習) | 他の講義や文献を参考に、子どもの発達について予習する |
授業 | 教材研究、3,4,5歳児の発達の特徴と保育のポイント | |
事後学習(復習) | 幼児の発達段階に応じた援助についてまとめる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 手引き(p9-11)を読んでおくこと |
授業 | 指導計画立案について(部分実習・責任実習など、模擬保育を参考にする) | |
事後学習(復習) | 部分実習・責任実習の内容を考え、骨子を組立てる | |
第7週 | 事前学習(予習) | 年齢にあった指導計画に必要な教材・資料などを集める |
授業 | 指導計画案作成(部分実習・責任実習など)と修正 | |
事後学習(復習) | 発達段階や季節感、記入の仕方など、指導計画案を修正する | |
第8週 | 事前学習(予習) | 指導計画案を修正する |
授業 | 指導計画案作成(部分実習・責任実習など)と修正 | |
事後学習(復習) | 指導計画案を完成させる | |
第9週 | 事前学習(予習) | 指導案の内容を説明できる教材など準備 |
授業 | 三光幼稚園オリエンテーション(副園長・主幹教諭、クラス別で指導案持参) | |
事後学習(復習) | 子ども理解を深め、現場の安全や留意点等について指導内容をまとめる | |
第10週 | 事前学習(予習) | 手引き(p84-87)を読んでおくこと |
授業 | 幼稚園教育実習Ⅰの直前指導、心構えや諸注意 | |
事後学習(復習) | 自らの実習の目標、保育者としての心構えをまとめておく | |
第11週 | 事前学習(予習) | 実習日誌など、提出書類を仕上げ、園長先生宛にお礼状を書く |
授業 | 実習を振り返り、テーマを決め、学びの図解作り、個人 | |
事後学習(復習) | テーマにそって、実習の分析をしていく | |
第12週 | 事前学習(予習) | テーマにそって、実習の分析をしていく |
授業 | 学びの図解作り、今後の課題と目標、個人 | |
事後学習(復習) | 学びの図解を完成させる | |
第13週 | 事前学習(予習) | 学びの図解の発表準備をする |
授業 | 実習の学びの図解発表、幼稚園実習Ⅰの総括と今後の課題 | |
事後学習(復習) | 他のグループの発表をふまえ、保育観を深める | |
第14週 | 事前学習(予習) | 実習の課題を明確にし、目標をもつ |
授業 | 幼稚園教育実習Ⅱ(学外実習)に向けて実習依頼の準備 | |
事後学習(復習) | 実習依頼、内諾などの手続きをする | |
第15週 | 事前学習(予習) | 学外実習園の概要を調べる |
授業 | 実習園の概要について学ぶ(教育課程・教育方針・目標など) | |
事後学習(復習) | 調べた事や実習で経験して学んだ事を整理する | |
第16週 | 事前学習(予習) | 調べた事や実習で経験して学んだ事を生かし、季節感や発達段階に合う教材研究をする |
授業 | 担当する子どもの年齢の発達段階をふまえ、教材研究と指導計画案作成 | |
事後学習(復習) | 指導計画案を修正していく | |
第17週 | 事前学習(予習) | オリエンテーションで、指導をしていただく |
授業 | 実習園の教育方針やデイリープログラムなどをもとに、全日保育などの指導計画案作成 | |
事後学習(復習) | 子どもの実態や環境を考え、指導案を修正し、実習の教材準備などを行う | |
第18週 | 事前学習(予習) | 手引き(p88-90)を読んでおくこと |
授業 | 幼稚園教育実習Ⅱの直前指導、心構えや諸注意 | |
事後学習(復習) | 実習に向けて、最終的な準備をする | |
第19週 | 事前学習(予習) | 実習日誌など、提出物を仕上げ、園長先生宛にお礼状を書く |
授業 | 実習を振り返り、成果と課題について報告と協議 | |
事後学習(復習) | 他園の報告・協議も含め、保育観を深める | |
第20週 | 事前学習(予習) | 実習や協議を通して得た課題を整理する |
授業 | 実習を総括し、自己の今後の課題を明確にし、今後の目標を設定 | |
事後学習(復習) | 目標に向けて、自らの課題克服の具体策を考える |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・提出物は期限を厳守すること。 ・正当な理由なく実習指導を欠席した場合、実習に参加できない。 ・授業外学習(事前学習・事後学習)を適宜行うこと。 ・学生便覧の実習の履修内規を熟読すること。内規に反した場合は実習に参加できない。 ・授業計画はあくまで予定であり、進度に応じて変更する場合がある。 |