科目名 | 投映法特論 |
ナンバリング | MP_B2_02 |
担当者 | 中園 照美 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 臨床心理学専攻 |
分類 | 選択科目 展開分野 |
関連する 資格・免許 |
臨床心理士受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
本演習では、投映法の一種であるロールシャッハ法の分析と解釈について体験的理解を促し、さらには「臨床実践に臨む態度」を身につけることができるよう、授業を展開する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
臨床心理士・公認心理師の資格を有する教員が、医療・教育現場に勤務した実務経験をもとに、支援対象者の見立て方やかかわる際の留意点について解説する。 |
授業の 到達目標 |
1)投映法の意義について理解する 2)ロールシャッハ法を適切に施行できる 3)ロールシャッハ法のスコアリングを行うことができる 4)ロールシャッハ法の基本的解釈を行うことができる 5)臨床例の特徴とテストバッテリーについて理解することができる |
学習方法 | 主に演習形式で行う。検査者・被検者体験を行い、模擬事例をもとにスコアリング・量的分析・解釈について学び、受講者の発表や議論を通じて理解を深める。臨床例のロールシャッハ特徴については、刊行された論文・書籍等により特徴を学ぶ。模擬事例のロールシャッハ検査結果をもとにした分析・解釈についてレポートをまとめることにより、能動的な学修を喚起する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
教科書:名古屋ロールシャッハ研究会編(2018). ロールシャッハ法解説 名古屋大学式技法 金子書房 参考図書:森田 美弥子・高橋 靖恵・高橋 昇・杉村 和美・中原 睦美著(2010). 実践ロールシャッハ法 思考・言語カテゴリーの臨床的適用 ナカニシヤ出版 他適宜授業内で紹介する |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 | 10 | 5 | 10 | 10 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 15 | |||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | 15 | |||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 臨床心理アセスメントの定義について調べてくる |
授業 | 臨床心理アセスメントの定義 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読するとともに、まとめておく | |
第2週 | 事前学習(予習) | 投映法およびロールシャッハの成り立ちについて調べてくる |
授業 | 投映法概説およびロールシャッハ法概説 | |
事後学習(復習) | 配布資料を熟読するとともに、まとめておく | |
第3週 | 事前学習(予習) | ロールシャッハ法の実施法について教科書の該当箇所を調べておく |
授業 | ロールシャッハ実施法および検査者・被検者体験 | |
事後学習(復習) | 検査者・被検者体験について言語化し、レポートにまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 教科書の該当箇所を読んでおく |
授業 | 評定方法Ⅰ(解釈までの流れ/記号化の前提) | |
事後学習(復習) | 教科書を熟読するとともに、まとめておく | |
第5週 | 事前学習(予習) | 教科書の該当箇所を読んでおく |
授業 | 評定方法Ⅱ(反応領域) | |
事後学習(復習) | 模擬事例の反応領域についてスコアリングを行う | |
第6週 | 事前学習(予習) | 教科書の該当箇所を読んでおく |
授業 | 評定方法Ⅲ(反応決定因) | |
事後学習(復習) | 模擬事例の反応決定因についてスコアリングを行う | |
第7週 | 事前学習(予習) | 教科書の該当箇所を読んでおく |
授業 | 評定方法Ⅳ(反応内容・形態水準・感情カテゴリー) | |
事後学習(復習) | 模擬事例の反応内容・形態水準についてスコアリングを行う | |
第8週 | 事前学習(予習) | 発表担当者は、スコアリング評定資料を準備し、発表者以外も自分のスコアリングを見直し議論に備える |
授業 | スコアリング評定実習Ⅰ(模擬事例前半) | |
事後学習(復習) | 模擬事例のスコアリングを見直し、まとめなおしておく | |
第9週 | 事前学習(予習) | 発表担当者は、スコアリング評定資料を準備し、発表者以外も自分のスコアリングを見直し議論に備える |
授業 | スコアリング評定実習Ⅱ(模擬事例後半) | |
事後学習(復習) | 模擬事例のスコアリングを見直し、まとめなおしておく | |
第10週 | 事前学習(予習) | 教科書の該当箇所を読んでおく |
授業 | 量的分析Ⅰ 解説 | |
事後学習(復習) | 模擬事例の量的分析を行い、まとめの表を作成しておく | |
第11週 | 事前学習(予習) | 模擬事例の量的分析を行い、まとめの表を作成しておく |
授業 | 量的分析Ⅱ 実習 | |
事後学習(復習) | 模擬事例の量的分析を見直し、まとめなおしておく | |
第12週 | 事前学習(予習) | 教科書の該当箇所を読んでおく |
授業 | 解釈法Ⅰ 解説(知的側面・情意的側面・対人関係の側面) | |
事後学習(復習) | 基本的な解釈の仕方についてまとめる | |
第13週 | 事前学習(予習) | 模擬事例について自分なりに解釈をまとめておく |
授業 | 解釈法Ⅱ 実習(模擬事例解釈) | |
事後学習(復習) | 模擬事例についての解釈を見直し、まとめなおしておく | |
第14週 | 事前学習(予習) | 教科書の該当箇所を読んでおく |
授業 | 結果の総合と伝達 | |
事後学習(復習) | 教科書の熟読するとともに、まとめておく | |
第15週 | 事前学習(予習) | 配布資料の該当箇所を読んでおく |
授業 | 臨床例の特徴およびテストバッテリー | |
事後学習(復習) | 本演習についてのまとめレポートの作成 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※課題や期末レポートの詳細は授業内で指示します。課題をもとに授業進行を行うため、課題は指定した期日までに必ず仕上げてください。 ※課題(レポート等)に対するフィードバックとして解説の時間を設けます。 |