科目名 | 特別支援教育特論 |
ナンバリング | |
担当者 | 日野 久美子 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 子ども学専攻 |
分類 | 選択科目 教育分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
本授業では,特に小・中学校における発達障害をもつ児童・生徒の理解とその支援・指導について,アセスメントの総合的解釈を行い,学級集団・個別指導などの場面に応じた,具体的で効果的な支援・指導の在り方および,支援者連携について明らかにする。到達目標に応じて3部構成とする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
小学校教員(通常学級・特別支援学級担任,通級指導教室担当)や教育センター所員(教育相談・特別支援教育担当)等として,30年以上児童生徒への教育や保護者支援,専門機関や関係機関等との連携に直接携わってきた教員が,特に小・中学校における特別支援教育や発達障害の子どもへの指導・支援について,実践事例や演習を通しながら授業を実施する。 |
授業の 到達目標 |
授業の概要は以下の3部から構成される。 ①各種心理検査の結果や観察情報等から,認知特性及び課題について総合的に解釈する。 ②アセスメントに基づき,通常学級の一斉指導,通級指導教室の個別指導などの場面に応じた指導・支援内容の計画について具体的な教材等の作成も行いながら考える。 ③通常の学校における効果的な指導のために,チーム学校や教育と医療・福祉等含む学校内外の連携について理解を深める。 これに応じ、到達目標は以下の通りである。 1)発達障害のある子どもに関するアセスメントについて総合的な解釈をすることができる。 2)アセスメントに基づいた指導支援の内容及び方法の計画,教材作成をすることができる。 3)効果的な指導のための学校内外の支援者連携について検討することができる。 |
学習方法 | 講義及び具体的な事例を通しての演習(指導計画・教材等の作成と活用のシミュレーション等) |
テキスト及び 参考書籍 |
花熊暁・鳥居深雪監修「特別支援教育の理論と実践 第4版 Ⅰ~Ⅲ」金剛出版 2023 特別支援学校学習指導要領解説・自立活動編・H30年3月 文部科学省 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 40 | 20 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ○ | ◎ | 30 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを確認しておく。 |
授業 | オリエンテーション:授業の目標と概要,成績評価について | |
事後学習(復習) | 本授業のねらいについて整理する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 心理検査(WISC-Ⅳ・Ⅴ)について調べておく。 |
授業 | アセスメント①-心理検査Ⅰ(WISC-Ⅳ・Ⅴ) | |
事後学習(復習) | 心理検査(WISC-Ⅳ・Ⅴ)についてまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 心理検査(KABC-Ⅱ、DN-CAS他)について調べておく。 |
授業 | アセスメント②-心理検査Ⅱ(KABC-Ⅱ、DN-CAS他) | |
事後学習(復習) | 心理検査(KABC-Ⅱ、DN-CAS他)についてまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 心理検査の総合的解釈について調べておく。 |
授業 | アセスメント③-総合的解釈 | |
事後学習(復習) | 心理検査の総合的解釈についてまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 心理アセスメントレポートについて調べておく。 |
授業 | アセスメント④-心理アセスメントレポート | |
事後学習(復習) | 心理アセスメントレポートについてまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 指導計画の目標(長期・短期)について調べておく。 |
授業 | 指導内容及び方法の計画①-目標(長期・短期) | |
事後学習(復習) | 指導計画の目標(長期・短期)についてまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 指導計画の指導内容及び方法について調べておく。 |
授業 | 指導内容及び方法の計画②-指導内容及び方法 | |
事後学習(復習) | 指導計画の指導内容及び方法についてまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 学習面・行動面・対人関係に関する支援・指導教材を作成する。 |
授業 | 支援・指導教材の作成①-学習面・行動面・対人関係 | |
事後学習(復習) | 作成した支援・指導教材について検討・修正する。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 通常学級の一斉指導における支援・指導教材を作成する。 |
授業 | 支援・指導教材の作成②-一斉指導:通常学級 | |
事後学習(復習) | 作成した支援・指導教材について検討・修正する。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 個別指導(通級指導教室)での支援・指導教材を作成する。 |
授業 | 支援・指導教材の作成③-個別指導:通級指導教室 | |
事後学習(復習) | 作成した支援・指導教材について検討・修正する。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 学習面における支援について準備する。 |
授業 | 支援シミュレーション①-学習面 | |
事後学習(復習) | 作成した支援について検討・修正する。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 行動面における支援について準備する。 |
授業 | 支援シミュレーション②-行動面 | |
事後学習(復習) | 作成した支援について検討・修正する。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 対人関係における支援について準備する。 |
授業 | 支援シミュレーション③-対人関係 | |
事後学習(復習) | 作成した支援について検討・修正する。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | チーム学校による支援について調べておく。 |
授業 | 支援者連携①-学級担任・学級児童生徒 | |
事後学習(復習) | チーム学校による支援についてまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 学校外の支援・連携について調べておく。 |
授業 | 支援者連携②-保護者・専門機関 | |
事後学習(復習) | 支援・連携についてまとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※課題(レポート等)に対するフィードバックを行います。 |