科目名 | 社会科教育特論 |
ナンバリング | MC_C2_02 |
担当者 | 松井 克行 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 子ども学専攻 |
分類 | 選択科目 教科・領域分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
本授業では、子ども学の視点を踏まえつつ、社会科教育の立場から、教育的支援と指導の在り方について検討する。さらに幼小連携の観点から,生活科や幼児教育における社会認識の萌芽(「学びの芽」)の分析や,社会認識を通して発展させるべき市民的資質・公民的資質の在り方についても検討したい。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
高等学校地歴・公民科の実務経験を持つ教員が,小学校~高等学校の社会系教科教育の系統性を踏まえた上で,小学校社会科・生活科における教育内容や幼児教育における社会認識の萌芽(「学びの芽」)について検討する。 |
授業の 到達目標 |
本授業では、子どもと子どもの生活をトータルに捉えるという子ども学の視点を踏まえつつ、社会科教育の立場から、教育的支援と指導の在り方について検討する。特に、子どもを取り巻く困難な社会・生活状況の理解を踏まえ、第1に、子どもの生活支援の視点からの小学校社会科・生活科のカリキュラム編成及び授業構成等の解説、及び、学習目標・内容・方法等の見地からの教育実践分析を通して、社会科教育についての知見を深めると共に改善点を見い出す。第2に、分析から得られた社会科教育の知見を活かした授業計画を作成する。第3に、社会科教育の評価方法について検討する。 さらに幼小連携の観点から,生活科や幼児教育における社会認識の萌芽(「学びの芽」)の分析や,社会認識を通して発展させるべき市民的資質・公民的資質の在り方についても検討したい。 |
学習方法 | 講義を中心としつつ,関連文献,資料の検討,レポート発表,討論等,多様な方法を採り入れたい。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:文部科学省『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』日本文教出版,2018年。 参考書籍:全国社会科教育学会編『社会科教育実践ハンドブック』明治図書,2011年。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 30 | |||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | オリエンテーション(子どもを取り巻く困難な社会・生活状況について) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもの生活実態と小学校社会科のカリキュラム編成論との関係-同心円的拡大論の検討 | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもの生活実態を踏まえた小学校社会科の授業構成論の基本的考え方-子どもをとりまく社会問題 | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもと今の地域社会-先行実践事例の分析Ⅰ(第3・4学年) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもと昔の地域社会-先行実践事例の分析Ⅱ(第3・4学年) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもと日本の農林水産業との関係性-先行実践事例の分析Ⅲ(第5学年) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもと日本の工業,情報産業,情報化社会との関係性-先行実践事例の分析Ⅳ(第5学年) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもと日本の歴史との関係性-先行実践事例の分析Ⅴ(第6学年) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもと政治や国際社会との関係性-先行実践事例の分析Ⅵ(第6学年) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもの人権と反貧困学習-先行実践事例の分析Ⅶ(社会科間連教育) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもの生活実態と小学校生活科のカリキュラム編成論と授業構成論の基本的考え方 | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもと身近な地域社会-先行実践事例の分析Ⅷ(第1.2学年) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 子どもと身近な公共施設-先行実践事例の分析Ⅸ(第1.2学年) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 幼稚園で子どもの遊びを通して社会認識の萌芽(「学びの芽」)を育てる先行実践事例の分析 | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | まとめ (子どもの困難な社会・生活状況の克服のため社会科教育が担えること) | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | テキストに目を通しておく。 |
授業 | 各自のレポート発表「今日的課題に応える社会系科目の授業開発例」 | |
事後学習(復習) | 授業で学んだことを復習しておく。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画の内容は,受講生の学習状況に応じて,臨機応変に変更することがある。 |