科目名 | 薬理学・臨床検査 |
ナンバリング | RC_C3_02 |
担当者 | 寺本 憲功 |
開設学科 専攻・コース |
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 2年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
リハビリテーションを受けている患者様は、同時に医療機関で薬物による治療を受けている場合が多い。本科目では医療現場で実際に広く使用されている「くすり」の効果およびその「働き」についてわかりやすく解説し、治療目的とする疾病と深く関連付けながら、「くすり」の基礎的な知識を得ることを学習目的とします。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)薬理学は「薬物療法の基礎」となる科目であることを理解する。また同時に臨床検査学の基礎および疾病・病態の検査内容と深く関連付けながら講義を進めます。 2)「くすり」とは どういうものなのか? どのようにして体内で作用するのか? について自分で定義することが出来る。 3)様々な疾患の基本的な疾病・病態の機序を理解し、各々の疾患に対して処方される「くすり」の代表的な薬品名、作用機序およびその特徴 等について説明出来る。 4)「くすり」の主作用のみならず、その副作用についてもしっかり説明出来る。 5)医療現場で患者様が服用している「くすり」を正しく理解し、実際のリハビリテーションの現場で役立てることが出来る。 6)様々な疾患の基本的な疾病・病態の機序を理解し、臨床検査学の基礎を学ぶ。 |
学習方法 | 毎回、学生参加型プリントを配布する。指定した参考書籍を中心に概説し、パワーポント資料で講義を行う。 |
テキスト及び 参考書籍 |
田中 越郎 著 「イラストでまなぶ薬理学 第2版」(医学書院) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 5 | 5 | 20 | 20 | 20 | 15 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 60 | ||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | 10 | |||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第1章(p1 - p8)を読んでおくこと。 |
授業 | 薬が作用するしくみ(薬と受容体・血中濃度・投与方法) | |
事後学習(復習) | 第1章(p1 - p8)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第2章(p9 - p24)を読んでおくこと。 |
授業 | 自律神経(交感神経作動薬、交感神経遮断薬、副交感神経作動薬、抗コリン薬、筋弛緩薬) | |
事後学習(復習) | 第2章(p9 - p24)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第3章(p25 - p32)を読んでおくこと。 |
授業 | アレルギー(プロスタグランジン、ヒスタミン、セロトニン、抗アレルギー薬) | |
事後学習(復習) | 第3章(p25 - p32)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第4章(p33 - p52)を読んでおくこと。 |
授業 | 炎症(副腎皮質ステロイド薬、非ステロイド系炎症薬、抗リウマチ薬、免疫抑制薬) | |
事後学習(復習) | 第4章(p33 - p52)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第5-6章(p53 - p74)を読んでおくこと。 |
授業 | 血液と輸液(貧血、輸血、水分と電解質、輸液、中心静脈栄養法) | |
事後学習(復習) | 第5-6章(p53 - p74)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第7章(p75 - p92)を読んでおくこと。 |
授業 | 循環器(降下薬、カルシウム拮抗薬、狭心症治療薬、心不全薬、抗不整脈薬、利尿薬) | |
事後学習(復習) | 第7章(p75 - p92)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第8-9章(p93 - p116)を読んでおくこと。 |
授業 | 呼吸器(喘息治療薬、去痰薬、鎮咳・感冒薬)と消化器(消化性潰瘍治療薬、制吐薬、瀉下薬、止痢薬) | |
事後学習(復習) | 第8-9章(p93 - p116)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第10章(p117 - p130)を読んでおくこと。 |
授業 | 代謝(糖尿病治療薬、痛風治療薬、高脂血症薬、骨粗鬆症薬) | |
事後学習(復習) | 第10章(p117 - p130)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第11章(p131 - p142)を読んでおくこと。 |
授業 | 内分泌(甲状腺ホルモン薬、女性ホルモン薬、妊娠中の薬剤投与) | |
事後学習(復習) | 第11章(p131 - p142)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第12章(p143 - p160)を読んでおくこと。 |
授業 | 中枢神経系(パーキンソン病薬、抗不安薬、睡眠薬、抗精神病薬、抗うつ薬、抗てんかん薬) | |
事後学習(復習) | 第12章(p143 - p160)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第13章(p161 - p176)を読んでおくこと。 |
授業 | 麻酔(麻酔性鎮痛薬、吸入麻酔薬、静脈麻酔薬、局所麻酔薬) | |
事後学習(復習) | 第13章(p161 - p176)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第14章(p 177 - p192)を読んでおくこと。 |
授業 | 抗菌薬(抗生物質、抗真菌薬、抗ウイルス薬、耐性菌、日和見感染) | |
事後学習(復習) | 第14章(p177 - p192)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第15章(p193 - p202)を読んでおくこと。 |
授業 | 抗癌薬(代謝拮抗薬、DNA複製阻害薬、微小管阻害薬、抗癌薬の副作用と投与法) | |
事後学習(復習) | 第15章(p193 - p202)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第16章(p203 - p220)を読んでおくこと。 |
授業 | 特殊な薬(散瞳薬、縮瞳薬、緑内障治療薬、皮膚用薬、予防接種、漢方薬、消毒薬) | |
事後学習(復習) | 第16章(p203 - p220)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 参考書籍、「イラストでまなぶ薬理学」第17-18章(p221 - p235)を読んでおくこと。 |
授業 | 薬の処方と管理、与薬エラー(処方箋、ジェネリック薬、与薬方法のエラー) | |
事後学習(復習) | 第17-18章(p221 - p235)、配布プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | 試験 |
授業 | ||
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 近い将来、理学療法士・作業療法士としてリハビリテーションの臨床現場に臨む際、役に立つ「くすり」および「検査値」に関する基礎的知識を講義・解説します。毎回の授業の冒頭に学生参加型プリントを配布し、学生自身の知識の整理と講義の重要事項を明らかにしながら、授業を進めます。なお授業計画はあくまでも予定であり、講義の進展具合に応じて 多少、変更する場合もあります。 |