科目名 | リハビリテーション医療 |
ナンバリング | |
担当者 |
大川 裕行
東嶋 美佐子 |
開設学科 専攻・コース |
リハビリテーション学科 作業療法学専攻 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
リハビリテーション医療の対象には,様々な疾患,障害,病態があり,多くの診療科や専門職と関連する.すなわち,多様性がリハビリテーション医療の大きな特徴である.リハビリテーション医療では,機能を回復させ,障害を分析評価し,最善の対応を行うというプロセスがある.急性期・回復期・生活期におけるリハビリテーション医療の基本的な考え方と取り組みを理解して,自立支援,就労支援を含め,理学療法士・作業療法士の役割を理解する. |
実務経験に 関連する 授業内容 |
講義は実務(臨床)経験を有する教員(理学療法士・作業療法士)が担当する. 全15コマの講義内容についてはテキストの内容に臨床での経験を交えわかりやすく講義する. |
授業の 到達目標 |
リハビリテーション医療の概念を理解して説明できる. リハビリテーション医療に必要な基礎科学について理解して説明できる. リハビリテーション医療の流れ(診断・治療・自立支援・社会復帰等)を理解して説明できる. 各種疾患に応じたリハビリテーション医療の概要を理解して説明できる. リハビリテーション医療における理学療法士・作業療法士の責務を理解して説明できる. |
学習方法 | 課題に対する自己学習・グループワーク,プレゼンテーションおよび解説を中心に講義を進める. ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
日本リハビリテーション医学会監修「リハビリテーション医学・医療コアテキスト」 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | 30 | |||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | 30 | |||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション医学・医療の意義,急性期・回復期・生活期のリハビリテーション医療の考えかた,専門職との連携 |
授業 | リハビリテーション医学・医療の概念 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 臨床解剖学・臨床生理学・バイオメカニクス・運動学 |
授業 | リハビリテーションに必要な基礎科学 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第3週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション診察・評価法・画像評価・電気生理学的評価 |
授業 | リハビリテーション診断 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第4週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション治療の概要,理学療法(運動療法・物理療法)・作業療法・言語聴覚療法・義肢装具療法・薬物療法・手術療法・栄養管理 |
授業 | リハビリテーション治療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 脳血管障害・頭部外傷・脳腫瘍・水頭症・高次脳機能障害・摂食嚥下障害 |
授業 | 脳血管障害・頭部外傷のリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 骨・関節障害・絞扼性神経障害・脊椎疾患・脊椎変形・関節リウマチ・スポーツ外傷・障害 |
授業 | 運動器疾患のリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 外傷性脊髄損傷・馬尾損傷 |
授業 | 脊髄損傷のリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第8週 | 事前学習(予習) | Parkinson病・ALS・SCD・MS・GBS・CID・PMD・他 |
授業 | 神経筋疾患のリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 切断総論・上肢切断(A/E,B/E)・下肢切断(A/K,B/K) |
授業 | 切断のリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 正常発達・脳性麻痺・二分脊椎・発達障害 |
授業 | 小児疾患のリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 心筋梗塞・心不全・周術期のリハビリテーション,肺炎・COPD・間質性肺炎リハビリテーション |
授業 | 循環器・呼吸器疾患のリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 腎不全・糖尿病・肥満症・メタボリックシンドロームなど |
授業 | 腎・内分泌疾患のリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第13週 | 事前学習(予習) | がん・周術期リハビリテーション・化学・放射線療法のリハビリテーション・緩和ケア |
授業 | がんのリハビリテーション医療 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 熱傷・骨粗鬆症・フレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニア・転倒予防・認知症 |
授業 | その他の重要事項 | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 | |
第15週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション医療の理念・目的・範囲・対象 |
授業 | まとめ(リハビリテーション医療の意義) | |
事後学習(復習) | 上記内容の確認と理解 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 理学療法士・作業療法士がチームのメンバーとして参加するリハビリテーション医療について学びます. 今後の専門科目で行われる多くの課題学習や問題解決型学習のための出発点でもあります. 十分に予習を行い,少しでも疑問があれば積極的に質問して解決していく姿勢を身に付けていきましょう. 講義のまとめとして試験を実施します.試験の結果については時間を設けて解説します. |