科目名 | 園芸論 |
ナンバリング | RC_E1_01 |
担当者 | 小浦 誠吾 |
開設学科 専攻・コース |
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
園芸技法は、理学療法士や作業療法士の病院や福祉施設の技法として用いられることがある。本科目では、単に園芸植物の栽培技術を習得することではなく,園芸活動や園芸活動が有する文化的・社会的・人類学的などの学際性豊かな特徴に関しても学修する。また、精神科病院,発達障害施設,老年期の病院や施設の臨床経験を基にした本講義の内容考え方を,社会人基礎力につなげSDGsの時代の医療従者となるための一助とする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
自然や植物を活用する園芸は、五感からの知覚刺激を直接脳に伝えることができるリハビリテーションにおける技法となりうるため、その園芸の基本的な知識や理論を学ぶ必要がある。精神科病院,発達障害者施設,老年期の病院や福祉施設の臨床経験を基にした園芸療法の臨床に結び付く講義内容を身に着ける。 |
授業の 到達目標 |
自然科学の中の園芸学を学ぶことで、医療を含めた人間を対象とする職業にとって、人間と植物の関係がいかに大切なものであるかを理解する。具体的には、園芸分野の基礎を学び,自ら興味を持った植物の生命性、継続性および自然性を意識して活用する分野をさらに探求することを目標とする。さらに,医療専門職としていかに有用なことであるのかを修得する。園芸療法論や園芸療法実習の講義の基礎的知識を身につけ,見過ごしがちの自然(植物)の不思議なパワーを広い視野で感じることで,物事を多面的に判断できる社会に有為な人材になるための基礎力の修得を目指す。 園芸療法ガーデンを活用した実践活動も取り入れ,並行して開講されるガーデニングとのコラボ授業も組み込むみながら,担当教員の病院,福祉施設などにおける臨床経験を修得する。 また、SDGsの時代に即した、環境や多様な限りある資源の大切さが自然な形で意識される講義内容となるよう、様々な工夫を行うので、それぞれの企画にアクティブラーニングの形式で積極的に参加し豊かな感性を身に着ける。 |
学習方法 | 講義中心であるが,実技,園芸療法ガーデンなどでの演習を含む 新型コロナウイルスの感染状況によっては、遠隔授業となることがある |
テキスト及び 参考書籍 |
随時資料を提供する |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 30 | 10 | 30 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ○ | ◎ | 40 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係を整理しておく |
授業 | 園芸療法ガーデンの確認と植物と人間の進化から「人間と植物の関わり」について修得する | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第2週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係を友人とディスカッションしておく |
授業 | 近年の園芸学と社会との関わりを修得する | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第3週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係を整理しておく |
授業 | 人間と人間のコミュニケーションに活用できる園芸学の考え方の修得 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第4週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係を友人とディスカッションしておく |
授業 | 園芸作物の具体的分類を学び、病院などの臨床に生かすための分野の広がりを修得する | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第5週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係を整理しておく |
授業 | 園芸作物のなかの花卉分野についての具体的栽培技術を学び、現代の花の活用やブームとなっている関連事項を確認する | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第6週 | 事前学習(予習) | 友人と花栽培の意義に関するディスカッションをする |
授業 | 花卉分野についての具体的栽培技術を学び、その分野の広がりを修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第7週 | 事前学習(予習) | 作業療法の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 果樹分野についての具体的栽培技術を学び、その分野の広がりを修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第8週 | 事前学習(予習) | セラピストの視点の中の果物栽培に関するイメージをディスカッションしておく |
授業 | 園芸作物のなかの果樹分野についての具体的栽培技術を学び、その分野の広がりを修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第9週 | 事前学習(予習) | 療法の視点の中の野菜の大切さについてディスカッション整理しておく |
授業 | 蔬菜分野についての具体的栽培技術を学び、その分野の広がりを修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第10週 | 事前学習(予習) | 作業療法の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 蔬菜分野についての具体的栽培技術を学び、現代の広がりを修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第11週 | 事前学習(予習) | 療法の視点の中の観葉植物の在り方についてディスカッションする |
授業 | 観葉植物分野についての具体的栽培技術を学び、現代のその分野の広がりを修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第12週 | 事前学習(予習) | 療法の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 観葉植物分野についての具体的栽培技術を学び、現代の広がりを修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第13週 | 事前学習(予習) | 療法の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 園芸作物の加工・利用分野についての具体的栽培技術を学び、その分野の広がりを修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第14週 | 事前学習(予習) | 療法の視点の中の認知症の予防についてディスカッションしておく |
授業 | 認知症を念頭に置いて園芸を医療・保健・福祉にいかす時代背景を修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第15週 | 事前学習(予習) | 療法の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 臨床における植物や自然を活用することの必要性を確認する試験を実施 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 15回の講義における小テストまたは意見交換、授業態度および発表などのアクティブラーニングにおける参加態度と授業後に行われる試験の総合評価による。 2年次開講科目「園芸療法実習」に向けての基礎的実践を組みこむため、実践的な内容に変更することがある。 天候次第であるが、園芸療法ガーデンにおけるアクティブラーニングを含むことがある。 |