科目名 | 園芸療法論 |
ナンバリング | RC_E1_02 |
担当者 | 小浦 誠吾 |
開設学科 専攻・コース |
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
リハビリテーション分野の臨床経験をもとにした園芸療法の実践場面の解説や多面的な視点を学ぶことで,なぜ作業療法などのリハビリテーションの中で園芸技法が活用されているかを理解し,園芸療法の役割を理解する。自然環境や植物の生命力を活用する園芸療法は、全ての技法でSDG'sの考え方を取り入れている点も本講義の特徴といえ、そのような園芸療法ならでは特徴をSDGsの時代の中で習得する。また,専門家から伝授された知識や技法・技術を臨床実践で活用する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
自然や植物を活用する園芸を医療・保健福祉分野で実践できるスキルを高めるために、講師の精神科病院,発達障害者施設,老年期の病院や福祉施設の臨床経験を基にした園芸療法の臨床に結び付く講義内容を身に着ける。 |
授業の 到達目標 |
広義の園芸を多面的に有効活用した医療・保健・福祉分野における園芸療法の本質を修得する。そのために,単なる園芸学の視点から目的や評価を伴う療法学としての園芸の価値を身につける必要がある。自然(植物)の不思議なパワーを広い視野で感じることで,医療・保健・福祉分野の物事を多面的に判断できる社会に有為な人材になるための基礎の修得を目指す。 園芸療法ガーデンのリハイビリテーションの場としての活用方法を体験し、医療・福祉の臨床場面における園芸の役割について基礎知識を習得し,臨床実習など臨床場面においても実際に活用することを到達目標とする。 また、SDGsの時代に即した園芸療法のありかたを、環境や多様な限りある資源の大切さが自然な形で意識される講義内容となるよう、様々な工夫を行うため、アクティブラーニングとしての体験を臨床実践に結び付ける豊かな感性を養う。 |
学習方法 | 講義中心であるが、「ガーデニング」とコラボしつつ園芸療法ガーデンを活用したアクティブラーニングも重視する ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
教科書 認知症の作業療法 小川敬之 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 30 | 30 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をリハビリテーションとして整理しておく |
授業 | SDG'sを意識した園芸療法の歴史と時代背景の修得1 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第2週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をリハビリテーションとして整理しておくしておく |
授業 | 園芸療法ガーデンの存在意義と学内園芸療法ガーデンとSDG'sの確認 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第3週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をリハビリテーションとして整理しておく |
授業 | 病院・福祉施設の臨床経験を基にした園芸福祉とSDG'sを意識した園芸療法の理解1 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第4週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をリハビリテーションとして整理しておく |
授業 | 臨床場面における園芸福祉と園芸療法の理解とSDG'sを意識したガーデンの役割 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第5週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をリハビリテーションとして整理しておく |
授業 | 身体障害および高次脳機能障害に対する園芸療法の臨床の実際 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第6週 | 事前学習(予習) | 人間と植物や自然との関係をリハビリテーションとして整理しておく |
授業 | 身体障害および高次脳機能障害を伴う患者に対するSDG's園芸療法ガーデンの活用意義 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第7週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション、介護福祉の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 精神障害分野における園芸療法の実際を学ぶ。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第8週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション、介護福祉の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 統合失調症,抑うつ,老人性うつ症状を具体的事例とした臨床の実例 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第9週 | 事前学習(予習) | 作リハビリテーション、介護福祉の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 精神障害を伴う患者に対するSDG'sを意識した園芸療法ガーデンの活用意義 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第10週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション、介護福祉の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 老年期障害を念頭に置いた受動的園芸植物療法(フィトセラピー)の考え方1 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第11週 | 事前学習(予習) | リハビリテーションの視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 老年期障害を念頭に置いた受動的園芸植物療法(フィトセラピー)の考え方2 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第12週 | 事前学習(予習) | リハビリテーションの視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 認知症予防関連の臨床における具体的事例から理論を修得する。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第13週 | 事前学習(予習) | リハビリテーションの視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 認知障害を伴う患者に対するSDG'sを意識した園芸療法ガーデンの活用意義 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第14週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション、介護福祉の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 発達障害分野における園芸療法の実際を学ぶ。 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第15週 | 事前学習(予習) | リハビリテーション、介護福祉の視点の中の人間・植物の関係を整理しておく |
授業 | 園芸技法の認知症予防に対する可能性理解と確認試験または最終レポート課題 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 15回の講義における小テスト,授業態度および授業後に行われる試験の総合評価による. 有田焼をモチーフとしたガーデンデザインチームであるチーム佐賀代表の野田先生と共に,園芸療法ガーデンにおける講義,演習,実技を6回実施する. 10回目と11回目は,フィトセラピー(植物療法)カレッジの池田先生と佐佐木先生と共に講義,演習を実施する。本演習は、3年次の「園芸療法実習」とコラボ企画として実施する場合がある. 全般的に,アクティブラーニング形式で進行するため,汚れても良い服装や履物で参加することが望ましい. |