科目名 | 生化学 |
ナンバリング | LF_C1_02 |
担当者 | 平田 孝治 |
開設学科 専攻・コース |
地域生活支援学科 食健康コース 地域生活支援学科 介護福祉コース 地域生活支援学科 多文化コース |
分類 | 専門教育科目 選択科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
この科目では、三栄養素がどのように代謝されエネルギーに変化していくのか、あるいは生体成分が作られていくのか化学的に説明する。また、酵素、生体の恒常性の維持機能、無機質とビタミンについても説明する。分子の働きとその動態を総合的に理解させ、栄養士にとって必要な基礎知識とその考え方を習得させる。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
人体の構造と機能の基本を理解をするために、この科目では1)エネルギー産生の流れを説明できる。2)解糖経路、TCA回路の特徴を説明できる。3)糖新生について説明できる。4)ケトン体について説明できる。5)脂肪酸の代謝について説明できる。6)リポタンパク質の種類と役割について説明できる。7)アミノ酸の代謝について説明できる。8)酵素の機能について説明できる。9)核酸の役割について説明できる。10)無機質やビタミンの種類と働きについて述べることができる。11)恒常性の維持、ホルモンと神経伝達の作用について説明できる。12)免疫担当細胞を述べ、それぞれの役割について説明できる。13)エネルギー代謝を中心に各種生体分子の動態を総合的に理解することができる。以上を目標とします。 |
学習方法 | 講義。学習状況に応じてテキスト以外の教材を使用します。各週の授業ではペア学習やグループワークを適宜取り入れます。各週の計画に沿って小テストを実施します。栄養士養成の学修目標に沿って学習を進めていく。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:岡純ほか編著「Nブックス 生化学の基礎」(建帛社)。参考図書:相原英孝他著「イラスト生化学入門-栄養素の旅-」(東京教学社)。補足プリントを配付するほか、参考書を紹介する。 |
【地域生活支援学科 食健康コース】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 10 | 5 | 10 | 60 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【地域生活支援学科 介護福祉コース】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 10 | 5 | 70 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【地域生活支援学科 多文化コース】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 10 | 5 | 70 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバス、テキストp1-13 |
授業 | 授業計画の説明、人体の構造と機能(器官、組織、細胞、細胞小器官、リン脂質、二重層) | |
事後学習(復習) | 人体の構造と機能についてまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキストp14-27、小テスト |
授業 | 糖質の構造と機能(光学異性体、単糖、二糖、多糖) | |
事後学習(復習) | 糖質の構造と機能についてまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキストp28-35、小テスト |
授業 | 脂質の構造と機能(単純脂質、複合脂質、誘導脂質、脂肪酸) | |
事後学習(復習) | 脂質の構造と機能についてまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキストp36-48、小テスト |
授業 | たんぱく質の構造と機能(アミノ酸、ペプチド、たんぱく質の構造) | |
事後学習(復習) | たんぱく質の構造と機能についてまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキストp49-59、小テスト |
授業 | 酵素の機能(酵素反応、活性調節、酵素分類) | |
事後学習(復習) | 酵素の機能についてまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキストp60-71、小テスト |
授業 | 糖質の代謝1(ATP、解糖系、TCAサイクル) | |
事後学習(復習) | 糖質の代謝についてまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキストp72-85 |
授業 | 糖質の代謝2(電子伝達系、五炭糖リン酸回路、グルクロン酸経路、糖新生、血糖調節) | |
事後学習(復習) | 糖質の代謝についてまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキストp86-92、小テスト |
授業 | 脂質の代謝1(β酸化、脂肪酸の生合成、不飽和脂肪酸の代謝) | |
事後学習(復習) | 脂質の代謝についてまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキストp93-105 |
授業 | 脂質の代謝2(エイコサノイドの代謝、中性脂肪の代謝、コレステロール代謝、脂質輸送) | |
事後学習(復習) | 脂質の代謝についてまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキストp106-124、小テスト |
授業 | たんぱく質・アミノ酸の代謝(たんぱく質の生合成、アミノ酸の代謝) | |
事後学習(復習) | たんぱく質・アミノ酸の代謝についてまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキストp125-137、小テスト |
授業 | 核酸とたんぱく質の合成(核酸、遺伝子発現) | |
事後学習(復習) | 核酸とたんぱく質の合成についてまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキストp138-148、小テスト |
授業 | 免疫と生体防御(免疫系、アレルギー) | |
事後学習(復習) | 免疫と生体防御についてまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキストp149-157、小テスト |
授業 | ビタミンの栄養(脂溶性ビタミン、水溶性ビタミン) | |
事後学習(復習) | ビタミンの栄養についてまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキストp158-167、小テスト |
授業 | ホルモンとシグナル伝達(ホルモンの作用機序) | |
事後学習(復習) | ホルモンとシグナル伝達についてまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | テキストp1-167、まとめ |
授業 | 総合学習(代謝マップ) | |
事後学習(復習) | 総まとめをする。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 試験 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | テキストの参照ページは、改訂等により異なる場合があります。 小テストや課題、試験については、授業で適宜解説します。 各週の計画は予定であり、進度に応じて変更が出る場合があります。基礎栄養学を復習しておくことが好ましい。キーワードはその授業で取り上げる主な事項を示しています。予習・復習に利用してください。到達目標は自己学習を進める目安としてください。学習の進行に合わせて自己点検・評価してください。 教員情報(http://er.nisikyu-u.ac.jp/DYU0220) |