科目名 | 特別な教育的ニーズの理解とその支援(障害児保育) |
ナンバリング | EC_C1_06 |
担当者 | 川邊 浩史 |
開設学科 専攻・コース |
幼児保育学科 |
分類 | 専門教育科目 必修科目 |
関連する 資格・免許 |
保育士資格 幼稚園教諭二種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
幼稚園や保育所等に在籍する発達障害や軽度知的障害をはじめとする様々な障害等により特別の支援を必要とする幼児が幼児教育・保育において活動に参加している実感・達成感をもちながら学び、生きる力を身に付けていく基礎を育むことができるよう、幼児の学習上又は生活上の困難を理解し、個別の教育的ニーズに対して、他の教員や関係機関と連携しながら組織的に対応していくために必要な知識や支援方法を合理的配慮の下、理解する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
以前、NPOで障がい児支援活動を行っていました。現在は、学内にて発達障害のある子どもたちを対象とした支援活動を行っています。保育現場における子どもたちへの具体的な支援について演習を通して学びます。 |
授業の 到達目標 |
1)インクルーシブ教育・保育システムを含めた特別支援教育に関する制度の理念や仕組みを理解している。 2)発達障害や軽度知的障害をはじめとする特別の支援を必要とする幼児の心身の発達、心理的特性及び学習の過程を理解している。 3)視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・病弱等を含む様々な障害のある幼児の学習上又は生活上の困難について基礎的な知識を身に付けている。 4)発達障害や軽度知的障害をはじめとする特別の支援を必要とする幼児に対する支援の方法について例示することができる。 5)特別支援教育に関する教育課程の枠組みを踏まえ、個別の指導計画及び個別の教育支援計画を作成する意義と方法を理解している。 6)関係機関・家庭と連携しながら支援体制を構築することの必要性を理解している。 7)母国語や貧困の問題等により特別の教育的ニーズのある幼児の学習上又は生活上の困難や組織的な対応の必要性を理解している。 |
学習方法 | 1)講義受講(資料、Webを使った視聴覚教材)を中心とします。 2)関連する事例等を通して障害児保育の実践について考察する演習をすることもあります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト「障害のある子どもの保育・教育 -心に寄り添う援助をめざして-」小竹利夫・芳野正昭・矢野洋子・猪野義弘 編、建帛社 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 保育者としての資質・能力 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 20 | 20 | 30 | 100 | |||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | 30 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスに目を通しておく。テキスト第1章の2を読んでおく |
授業 | ガイダンス・障害(障碍)の概念と障がい児教育・保育の歴史的変遷 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章の1を読んでおく |
授業 | 特別支援教育ならびに障害児保育の基本 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト第7章1を読んでおく |
授業 | 教育課程ならびに保育課程に基づく個別指導計画の作成と記録および評価 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト第7章2を読んでおく |
授業 | 個々の発達を促す生活や遊びの環境 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章3を読んでおく |
授業 | 子ども同士のかかわりと育ち合い(インクルーシブ教育・保育) | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章の1と2を読んでおく |
授業 | 職員間の協働と保護者や家族に対する理解と支援 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章の4を読んでおく |
授業 | 地域の専門機関等ならびに小学校等との連携 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章の3を読んでおく |
授業 | 保健・医療・福祉・教育における現状と課題 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第6章を読んでおく |
授業 | 障害はないが特別な教育的ニーズが必要な子どもの理解と支援 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章を読んでおく |
授業 | 肢体不自由児、病弱児(医療的ケア児)の理解と支援 | |
事後学習(復習) | 第3章を読んで授業内容を整理する。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト第3章を読んでおく |
授業 | 視覚障害児の理解と支援 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト第3章を読んでおく |
授業 | 聴覚障害児の理解と支援 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章を読んでおく |
授業 | 知的障害児の理解と支援 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章を読んでおく |
授業 | 発達障害児(ADHD,LD)の理解と支援 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章を読んでおく |
授業 | 発達障害児(ASD)の理解と支援 | |
事後学習(復習) | 授業内容を整理する。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | これまでの発表資料等に目を通す |
授業 | 授業のまとめ・試験 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※基本的には教科書に沿って授業を展開します。なるべく事前に資料を配布しますので目を通しておいてください。資料等はTeamsを通して電子媒体で配布します。印刷して配布しませんので、印刷物が必要な場合には各自で印刷してください(学内は無料で印刷できます)。 ※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 ※小テスト(20%)、定期試験(客観テスト)(80%)により総合的に評価 1コマにつき、事前学習と事後学習を合わせて1時間程度、確保して自主学習してください。 学習進度によって授業の順番が前後することがありますが、その都度連絡します。 |