科目名 | 社会問題 |
ナンバリング | SW_G2_05 |
担当者 | 永原 丞 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
高等学校教諭一種免許状(公民) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
社会問題と呼ばれる現象は、一般的には国民の生存や生活が危うくされ、諸権利が侵食される状態であるから、諸問題を解決・解消しなければならない。社会問題は個別的、偶然的な要因によるものではなく、社会的要因に起因するものである。講義では、社会問題の誘発要因を科学的に分析するための洞察力を養う。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)社会問題が発生する背景について理解することができる。 2)資本の運動法則を理解することができる。 3)子供の貧困率が増加している原因と今日的背景について説明することができる。 4)国民生活を生涯にわたって支える国家の役割と制度設計の重要性を理解することができる。 5)福祉の充実と経済成長との相関関係を理解することができる。 6) 労働者派遣事業のしくみの長所・短所について理解することができる。 7) 高齢者の生存権保障のしくみについて説明することができる。 |
学習方法 | 講義(パワーポイント使用) |
テキスト及び 参考書籍 |
講義中適宜プリントを配布 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | |
授業 | オリエンテーション 1. 社会問題とは何か ①社会問題と社会運動 ②社会問題と社会進歩 | |
事後学習(復習) | 産業革命を通して労働問題と貧困問題が顕在化した社会・経済的背景についてまとめてみよう。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 17.18世紀に形成されたブルジョア革命について調べてみよう。 |
授業 | 2. 資本と労働 ①市民社会としての資本主義社会 ②労働者階級の形成と労働運動 | |
事後学習(復習) | 「労働力が商品化する」といわれる理由についてまとめてみよう。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 資本主義経済の基本原則について調べてみよう。 |
授業 | ③資本主義社会への労働者階級の統合 ④社会改良主義の展開 | |
事後学習(復習) | ブルジョア階級が労働者階級を統合するというその意図についてまとめてみよう。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 明治期日本の中心産業・繊維産業女子労働者の労働生活実態について調べてみよう。 |
授業 | 3. 原生的労働関係 | |
事後学習(復習) | 労働力に関する略奪経済を具現化した当時の賃金、労働時間管理状況を確認してみよう。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 明治維新政府が行った殖産興業政策、農地改革について調べてみよう。 |
授業 | 4. 産業革命と労働者の貧困 | |
事後学習(復習) | 日本国家独占資本主義の特徴についてまとめてみよう。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 貧困は歴史的概念であると言われる理由について調べてみよう。 |
授業 | 5. 現代社会の貧困 ①貧困の本質と形態 | |
事後学習(復習) | 貧困形態を生活苦・労働苦・生活不安と大別してまとめてみよう。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 現在の勤労者の平均所得について調べておこう。 |
授業 | ②格差から貧困へ | |
事後学習(復習) | 1995年以降の正規雇用・非正規雇用労働者数の推移について統計表にまとめてみよう。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 社会的排除によって生産・再生産される現代の貧者について考えてみよう。 |
授業 | ③子どもの貧困 | |
事後学習(復習) | 貧困は子どもに対しどのような影響を及ぼすのだろうかまとめてみよう。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 1929年の大恐慌以降の各国がとった自国権益をめぐる対策についてしらべよう。 |
授業 | 6. 福祉国家 ①福祉国家への道 | |
事後学習(復習) | 福祉に関する社会的合意形成について、その社会的背景についてまとめてみよう。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | イギリス国民の思想的転換を導いたW.H.ベヴァリッジとJ.M.ケインズについて調べてみよう。 |
授業 | ②福祉国家の定義 ③日本の福祉国家への仲間入り | |
事後学習(復習) | 福祉国家のありかたには経済的要因や政治的要因を重視する各国に差異がある、まとめてみよう。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 1990年代以降、規制緩和による雇用の流動化の進展状況について調べてみよう。 |
授業 | 7. 現代日本社会における労働問題 ①労働市場を取り巻く環境の変化 | |
事後学習(復習) | 労働者派遣事業の長所短所についてまとめてみよう。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 日本の現在の労働者解雇要件について調べてみよう。 |
授業 | ②解雇法制をめぐる問題 | |
事後学習(復習) | 解雇規制の緩和論・強化論のそれぞれの論拠をまとめてみよう。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 日本人の老年人口(65歳以上)の将来推計を調べてみよう。 |
授業 | 8. 現代日本における老人問題 ①老人問題とは何か ②高齢者の生存権保障のしくみ | |
事後学習(復習) | 高齢者の生存権保障としての就業保障・所得保障・福祉サービスについてまとめてみよう。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 高年齢者雇用安定法について調べてみよう |
授業 | ③高齢者雇用の現状と課題 | |
事後学習(復習) | 転職・再就業の場合、過半数が非正規社員、賃金5割弱という現状を調べてまとめてみよう。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | |
授業 | まとめ(試験を含む) | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 |