トップページ   »  授業科目(シラバス)検索  »   検索結果   »  授業科目(シラバス)

子どもの表現のためのピアノ伴奏法Ⅱ

科目名 子どもの表現のためのピアノ伴奏法Ⅱ
ナンバリング EC_C2_10
担当者 中島 加奈
松尾 恵子
高尾 智子
松尾 千枝子
真弓 喜代子
上田 優
池田 祐子
福田 恭子
萩原 洋子
開設学科
専攻・コース
幼児保育学科
分類 専門教育科目 選択科目
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 2年 後期 1単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
学生のレベルに応じた個人レッスンを実施し、保育現場に対応できる実践的な演奏テクニックや弾き歌い方法を教授する。また実習や就職試験対策として、課題曲の指導も行う。
実務経験に
関連する
授業内容
 それぞれ幼稚園での音楽講師、ピアノ教室経営、各種研修会での講師などを務め、同時に様々なコンサートやリサイタルで演奏活動を行っている。小・中・高などの教員免許を取得し、現場で勤務した経験も有する。
 講義では個人レッスンを通して、基礎的なテクニックを伝授し、保育現場で通用する表現方法について学ぶ。
授業の
到達目標
1)子どもたちの歌う気持ちを引き出せるような伴奏技術を身につけ、表現方法や声掛けの仕方を工夫できる。
2)幼児曲の簡易伴奏を自ら考え、現場のあらゆる場面(季節・行事)で対応できるレパートリーを増やす。
3)譜読みタイムやレッスンを通じ、特にヘ音記号の読譜力を身につける。
4)幼児曲に関して、作曲者の意図に関心を持ち、できるだけ原曲に取り組む。
5)バイエルよりも難易度の高いピアノ曲に挑戦し、人前で確実に暗譜で弾くことができる。
6)実習先や受験先で求められる課題曲に取り組み、計画的に練習を進めることができる。
学習方法 練習室およびML教室で個別レッスンや個人練習のサポートを行う。毎時、音読みタイムと小レポートを実施しており、曲目リストをもとに個人で選曲できる。また、平常点に加算されるようなポイント制を導入。少人数での発表会を設け、互いに聞きあい意見交換するグループワークも実施する。
テキスト及び
参考書籍
九州地区大学音楽教育学会編:ピアノテキスト(カワイ出版)、ブルグミュラー25の練習曲(音楽之友社)、幼児のための音楽教育(教育芸術社)、その他適宜プリント配布。
到達目標
汎用的能力要素 保育者としての資質・能力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率                       10   10       10     60   10   100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート  
授業態度  
受講者の発表 35
授業の参加度 5
その他               60
平常点としての獲得ポイント 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) シラバスを読み、テキストに目を通しておくこと
授業 オリエンテーション・ピアノ曲の課題決め・幼児曲のレッスン(例:Aグレードより「しゃぼんだま」))
事後学習(復習) ピアノ曲の楽譜を用意し、レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第2週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。幼児曲は弾き歌いに取り組む。
授業 ピアノ曲のレッスン・「しゃぼんだま」を合格させ、次の曲を決める(例:Aグレードより「かたつむり」)
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第3週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。幼児曲は弾き歌いに取り組む。
授業 ピアノ曲のレッスン・「かたつむり」を合格させ、次の曲を決める(例:Aグレードより「みずあそび」)
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第4週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。幼児曲は弾き歌いに取り組む。
授業 ピアノ曲のレッスン・「みずあそび」を合格させ、次の曲を決める(例:Aグレードより「雪」)
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第5週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。幼児曲は弾き歌いに取り組む。
授業 ピアノ曲のレッスン・「雪」を合格させ、次の曲を決める(例:Bグレードより「ジングルベル」)
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第6週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。幼児曲は弾き歌いに取り組む。
授業 ピアノ曲のレッスン・「ジングルベル」を合格させ、次の曲を決める(例:Bグレードより「まめまき」)。
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第7週 事前学習(予習) 発表会で演奏する曲を練習し、人前でも演奏すること
授業 通常レッスンに加え、発表会場にてグループごとに人前でリハーサルを行う。
事後学習(復習) リハーサルで受けた注意をもとに練習する。
第8週 事前学習(予習) 発表に備え、人前での練習を重ねておく。
授業 ピアノ曲発表
事後学習(復習) 発表での反省をもとに、次の曲の練習を進める。「まめまき」を片手と両手で練習する。
第9週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。弾き歌いに取り組む。
授業 「まめまき」を合格させ、次の曲を決める(例:Bグレードより「小鳥のうた」)。
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第10週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。弾き歌いに取り組む。音読みテストの準備。
授業 音読みテスト・「小鳥のうた」を合格させ、次の曲を決める(例:Cグレードより「ドレミのうた」)。
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第11週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。弾き歌いに取り組む。
授業 「ドレミのうた」を合格させ、次の曲を決める(例:Cグレードより「せんせいとおともだち」)。
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第12週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。弾き歌いに取り組む。
授業 「せんせいとおともだち」を合格させ、次の曲を決める(例:Cグレードより「おかあさん」)
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第13週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。弾き歌いに取り組む。
授業 「おかあさん」を合格させ、次の曲を決める(例:Cグレードより「アイスクリームのうた」)
事後学習(復習) レッスンされた箇所を再度練習する。幼児曲を片手と両手で練習する。
第14週 事前学習(予習) 前回レッスンを受けた続きを弾けるように練習しておく。弾き歌いに取り組む。
授業 発表曲を決定する。会場にてグループごとに人前でリハーサルを行う。「アイスクリームのうた」を合格させる。
事後学習(復習) リハーサルで受けた注意をもとに練習する。
第15週 事前学習(予習) 発表に備え、人前での練習を重ねておく。
授業 幼児曲の発表およびまとめ
事後学習(復習) 良い点・悪い点を反省し、保育現場で実践できるよう練習を継続する
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 「ピアノⅠ」を履修したもののみが履修可能です。
幼児曲リストの曲目は、難易度に合わせてA、B、Cの3つのグレードに分けています。
Aグレードの曲:5点、Bグレードの曲:6点、Cグレードの曲:7点と配点しており、
取り組んだ曲数がそのまま平常点として評価される(40点満点)ため、より多くの課題に挑戦することが求められます。
上記の計画は1つのモデルです。進度には個人差があり、練習の仕上がり具合では1度のレッスンでは合格できない場合もありますが、各個人に応じたアドバイスを行っていきますので計画的に頑張りましょう。

ピアノⅠの再履修者(ピアノⅠR)も同時に指導します。課題内容についてはオリエンテーションにて説明します。

試験のフィードバックとして、講評・今後の方針についての解説の時間を設けます。
毎時レポートは、添削したうえで返却します。