科目名 | 学校ソーシャルワーク |
ナンバリング | |
担当者 | 土井 幸治 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目及び専門展開科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
本講義では、学校現場における子どもの抱える問題の理解とその問題に対してスクールソーシャルワーカー(SSW)がどのように取り組んでいくかを学ぶ。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
SSWとしての実務経験13年の教員が、子どもの抱える問題について以下の3つの内容で授業展開を行う。 ①教員が、学校でみられる子どもの抱える問題について、その定義、構造、実態について概説を行う。 ②教員が、子どもの抱える問題について事例を示し、受講生が支援の在り方について検討を行う。 ③教員が、ソーシャルワークの視点から事例の解説を行い、理解を深める。 |
授業の 到達目標 |
学校現場でみられる不登校、いじめ、非行、児童虐待、子どもの貧困、学級崩壊など子どもの抱える問題について、実態やその事象の構造を説明出来るようになる。スクールソーシャルワーカーの役割、機能、意義について説明できるようになる。 |
学習方法 | ・パワーポイントスライドを用いた対面での講義・演習を行う。 ・教員による学校、ソーシャルワークに関する基礎知識に関する説明を行う。 ・モデル事例を通したグループ演習形式での事例検討を行う。 |
テキスト及び 参考書籍 |
必要に応じて教員より指示する。 |
【心理カウンセリング学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 10 | 70 | 100 | |||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ◎ | 70 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【子ども学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 70 | 100 | ||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | 70 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 新聞、テレビ、関連書籍で社会福祉に関するイメージを抱いておくこと |
授業 | オリエンテーション、ソーシャルワークとは | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとに振り返り学習を行うこと | |
第2週 | 事前学習(予習) | 関連書籍にてソーシャルワークの定義について一読しておくこと |
授業 | ソーシャルワークの基礎(定義、役割、機能、支援の流れ) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第3週 | 事前学習(予習) | 関連書籍にてソーシャルワークの役割、機能、支援の流れについて一読しておくこと |
授業 | ソーシャルワークの基礎(定義、役割、機能、支援の流れ)続 | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第4週 | 事前学習(予習) | 関連書籍、各校のHP等で校務分掌について目を通しておくこと |
授業 | 子どもにとっての学校とは何か?(役割、機能、組織体制) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第5週 | 事前学習(予習) | 社会資源の意味について辞書、関連書籍で確認しイメージを抱いておくこと |
授業 | 子ども家庭に関わる社会資源(フォーマル、インフォーマルサービスについて) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第6週 | 事前学習(予習) | ケース会議とはどのようなものをさすのか関連書籍で確認しておくこと |
授業 | ケース会議とその企画・運営(ケース会議の種類、企画・運営の流れについて) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第7週 | 事前学習(予習) | 不登校に関する新聞、ニュース、関連書籍をみておくこと |
授業 | 不登校と学校ソーシャルワーク(定義、実態と演習による事例検討) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第8週 | 事前学習(予習) | いじめに関する新聞、ニュース、関連書籍をみておくこと |
授業 | いじめと学校ソーシャルワーク(定義、実態、関係法と演習による事例検討) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第9週 | 事前学習(予習) | 非行に関する新聞、ニュース、関連書籍をみておくこと |
授業 | 非行と学校ソーシャルワーク(定義、実態、関係法と演習による事例検討) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第10週 | 事前学習(予習) | 児童虐待に関する新聞、ニュース、関連書籍をみておくこと |
授業 | 児童虐待と学校ソーシャルワーク(定義、実態、関係法と演習による事例検討) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第11週 | 事前学習(予習) | 家庭内暴力に関する新聞、ニュース、関連書籍をみておくこと |
授業 | 家庭内暴力と学校ソーシャルワーク(定義、実態、関係法と演習による事例検討) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第12週 | 事前学習(予習) | 子どもの貧困に関して新聞、ニュース、関連書籍をみておくこと |
授業 | 子どもの貧困と学校ソーシャルワーク(定義、実態と演習による事例検討) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第13週 | 事前学習(予習) | 学級崩壊に関する関連書籍をみておくこと |
授業 | 学級崩壊と学校ソーシャルワーク(定義、実態、取組とその課題) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第14週 | 事前学習(予習) | 特別支援教育に関する新聞、ニュース、関連書籍をみておくこと |
授業 | 特別支援教育と学校ソーシャルワーク(各種概念、社会への期待) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと | |
第15週 | 事前学習(予習) | 韓国・台湾の文化について確認しておく |
授業 | 海外におけるスクールソーシャルワーカー事情(韓国・台湾の視察から) | |
事後学習(復習) | 講義資料等をもとにふりかえり学習を行うこと |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・授業の方法としてグループで意見交換をする時間も多くあります。 ・相手の話を聴くこと、自分の意見を表現することを前提としての履修をお願いします。 ・コロナウイルス等による感染拡大状況に応じて、遠隔授業を用いる場合は、ビデオ状態での受講をお願いします。受講者は、環境整備をお願いします。 ・授業計画に示している各テーマについては、受講生の関心事などにも配慮しながら、変更する場合もあります。 |