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自然環境科学特論

科目名 自然環境科学特論
ナンバリング MH_B1_01
担当者 高橋 忠夫
開設学科
専攻・コース
生活支援科学研究科 健康栄養学専攻
分類 基礎分野及び展開分野 
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 1年 後期 2単位 選択
授業の概要
及びねらい
今日、地球温暖化など様々な環境問題が山積し、それらをどう解決するかは今日的な課題である。ここでは、ヒトを含めた生物と環境とのかかわりの基本事項について概説する。それらの知識に基づいて、様々な環境問題にどう対処すべきかを自分の力で考えることができるようにする。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
1.環境の定義を理解する
2.非生物的環境要素と生物的環境要素とは何か? それぞれ何か説明できる
3.生物相互の関係について、同種間や異種間の場合の例をあげて説明できる
4.生産者における有機物の収支決算について、その意味を考察できる
5.消費者における有機物の収支決算について、その意味を考察できる
6.地球温暖化の仕組みについて説明できる
7.環境汚染物質の生態系における循環について農薬を例に説明できる
8.環境基準の基礎となる毒性試験について理解する
9.自然環境に関する自身の考えをまとめる
学習方法 パワーポイントを利用した講義と講義内容に関する討論により授業を進める。
テキスト及び
参考書籍
特に指定しない。必要に応じ、プリント等を配布する。
参考書等は授業中に適宜紹介する。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10     70     10     10                             100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 20
授業態度 20
受講者の発表 50
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 環境という言葉の定義について調べる。
授業 環境とは何か?(自然環境科学における定義)。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第2週 事前学習(予習) 環境はどのような要素で構成されているかを調べる。
授業 非生物的環境要素と生物的環境要素について。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第3週 事前学習(予習) 動物における「なわばり」の例を調べる。
授業 生物相互の関係:同種および異種との関係。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第4週 事前学習(予習) 競争的排他則の例を調べる。
授業 ガウゼの法則。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第5週 事前学習(予習) 食物連鎖について調べる。
授業 食物連鎖の生産者における有機物の収支決算。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第6週 事前学習(予習) 絶滅危惧種について調べる。
授業 食物連鎖の消費者における有機物の収支決算。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第7週 事前学習(予習) 大気の化学組成を調べる。
授業 大気の化学組成と単位についての基礎知識。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第8週 事前学習(予習) 温室効果について調べる。
授業 生態系における物質の循環:炭素を例として。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第9週 事前学習(予習) 京都議定書とは何かを調べる。
授業 地球温暖化の影響とその対策。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第10週 事前学習(予習) レイチェル・カーソンについて調べる。
授業 生態系における農薬の循環:沈黙の春(レイチェル・カーソンの警告)。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第11週 事前学習(予習) シーア・コルボーンについて調べる。
授業 奪われし未来:シーア・コルボーンの警告。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第12週 事前学習(予習) 環境ホルモンとは何かを調べる。
授業 環境ホルモン(外因性内分泌かく乱化学物質)。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第13週 事前学習(予習) ダイオキシン類について調べる。
授業 ダイオキシン類と健康被害。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第14週 事前学習(予習) 毒性試験のLD50とは、何かを調べる。
授業 汚染物質の毒性試験:LD50とIC50。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
第15週 事前学習(予習) 生物濃縮について調べる。
授業 生物濃縮の仕組みと環境保全について。
事後学習(復習) 授業内容のまとめをする。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 授業における活発な討論を期待する。