| 科目名 | こども家庭福祉特論 |
| ナンバリング | MS_B2_07 |
| 担当者 | 加登田 惠子 |
| 開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 健康福祉学専攻(博士前期課程) |
| 分類 | 選択科目 展開分野 |
| 関連する 資格・免許 |
| 開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
| 神埼 | 1年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
| 授業の概要 及びねらい |
少子化の傾向が強まり、支援を要する子ども及び子どもを養育する家庭の困難が深刻化する現代。その現状を社会科学的に把握した上で、いかなる支援策を効果的に展開すべきかについて考察し、問題意識を醸成することが「子ども家庭福祉論」のテーマである。 |
| 実務経験に 関連する 授業内容 |
保育士、教員、障害児支援員等の実務経験はもとより、生活者としての子育て経験や家族関係、地域の子ども会活動等を踏まえた自己の体験を、専門的な視点で見直すことが、学習を深め研究問題意識を先鋭化することにつながる。 |
| 授業の 到達目標 |
１）普遍的な「子どもの権利」を理解する。 ２）現代社会における子ども家庭福祉問題の現状と課題を理解する。 ３）自国における子ども家庭福祉制度・政策の現状と課題を理解し、問題意識を育むとともに、国際比較の視点からも論点発見ができる。 ４）子ども家庭ソーシャルワークの視点からの実践・研究課題について考察できる。 |
| 学習方法 | 参考文献や配布資料に予め目を通し、適宜報告と質問、ディスカッションを繰り返す。 |
| テキスト及び 参考書籍 |
関係論文など、適宜授業資料を配布する。 参考図書：一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟編集『児童・家庭福祉』中央法規 |
| 到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
| 汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
| 態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
| 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
| 比率 | 5 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||
| 評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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| 定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
| 小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
| 宿題・授業外レポート | ◎ | 40 | |||||||||||||||||||||||
| 授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
| 受講者の発表 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||
| 授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
| その他 | |||||||||||||||||||||||||
| 合計 | 100 | ||||||||||||||||||||||||
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
| 授業計画（学習内容・キーワードのスケジュール） | ||
| 第１週 | 事前学習(予習) | シラバスに目を通す |
| 授業 | オリエンテーション | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第２週 | 事前学習(予習) | 自分と児童福祉の関係について思い出すことをメモしよう |
| 授業 | １）子ども家庭福祉研究とは何か？ ①福祉現場の視点と研究の視点 | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第３週 | 事前学習(予習) | 「子どもの権利」について調べる |
| 授業 | ２）子ども家庭福祉研究とは何か？ ②「子ども観」と「子どもの権利」 | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第４週 | 事前学習(予習) | 近年の子ども家庭問題を新聞・ニュースでチェックしよう |
| 授業 | ３）子ども家庭と社会の変遷 | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第５週 | 事前学習(予習) | 児童福祉分野の先駆者について調べてみよう |
| 授業 | ４）子ども家庭SW（児童福祉）についての歴史的研究 ①先駆者の実践 | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第６週 | 事前学習(予習) | 自国の児童養護施設について情報収集してみよう |
| 授業 | ５）子ども家庭SW（児童福祉）についての研究 ②児童養護施設の実践 | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第７週 | 事前学習(予習) | 自国の障害者福祉について情報収集してみよう |
| 授業 | ６）子ども家庭SW（児童福祉）についての研究 ③障害児福祉施設の実践 | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第８週 | 事前学習(予習) | 自国の児童福祉制度について情報収集してみよう |
| 授業 | ７）子ども家庭福祉の支援の基盤 （法制度・実施体制・財源・人材・計画） | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第９週 | 事前学習(予習) | 自国の子育て支援・母子保健について情報収集してみよう |
| 授業 | ８）子どもの福祉課題と支援 ①子ども・子育て支援、母子保健 | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第１０週 | 事前学習(予習) | 自国の保育制度について情報収集してみよう |
| 授業 | ９）子どもの福祉課題と支援 ②保育・要保護児童と在宅支援 | |
| 事後学習(復習) | 振り返り・気づきメモ作成 | |
| 第１１週 | 事前学習(予習) | 自国の社会的養護について情報収集してみよう |
| 授業 | 10)子どもの福祉課題と支援 ③社会的養護 | |
| 事後学習(復習) | 振り返りと気づきメモ作成 | |
| 第１２週 | 事前学習(予習) | 自国のひとり親支援・DV被害者支援について情報収集してみよう |
| 授業 | 11)子どもの福祉課題と支援 ④ひとり親家庭への支援 ⑤DV被害者支援 | |
| 事後学習(復習) | 振り返りと気づきメモ作成 | |
| 第１３週 | 事前学習(予習) | 自国のスクールソーシャルワーカー・ヤングケアラーについて情報収集してみよう |
| 授業 | 12) 子どもの福祉課題と支援 ⑥スクールソーシャルワーカー、 ⑦ヤングケアラー | |
| 事後学習(復習) | 振り返りと気づきメモ作成 | |
| 第１４週 | 事前学習(予習) | 自国の少年非行・若者支援について情報収集してみよう |
| 授業 | 13)子どもの福祉課題と支援 ⑧少年非行 ⑨若者支援 | |
| 事後学習(復習) | 振り返りと気づきメモ作成 | |
| 第１５週 | 事前学習(予習) | 現在、自国で注目されている子どもの福祉課題について情報収集してみよう |
| 授業 | 14)子どもの福祉課題と支援 ⑩国際比較（北欧） | |
| 事後学習(復習) | 振り返りと気づきメモ作成 | |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題（試験やレポート等）に対するフィードバックを行います。
| 備考 | 受講者は、ディスカッションを活発にするため、地元や自国の児童福祉状況・課題について、あらかじめ情報収集して参加しましょう。 |