科目名 | 心理学と社会課題 |
ナンバリング | |
担当者 |
利光 恵
保井 俊之 |
開設学科 専攻・コース |
デジタル社会共創学環 |
分類 | 専門教育科目 必修科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 2年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
現代社会が抱える貧困・虐待・少子高齢化・引きこもりといった社会課題について学ぶとともに、それらの課題の原因や拝見を心理学的見地から理解を深める。また社会課題を自分ごととして捉え、『ウェル・ビーイング』な社会を構築するための知識、スキル、マインドセットの基礎を習得することを、本授業の目的とする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
授業担当者は、臨床心理士・公認心理師として、佐賀県や近隣県の福祉分野で心理的支援活動に30年以上従事してきた経験者。もう1名は公共政策システムのデザイン、財政金融通貨システムのデザイン、イノベーションデザイン、地域社会デザイン、協創システムデザインまで、様々な社会システムデザイン・マネジメント研究を国内外で行っている経験者である。 |
授業の 到達目標 |
1.受講者自身が現代の社会課題を、データを用いて適切に調査することができる。 2.社会課題起因にかかわる心理的メカニズムについて理解できる。 3.社会課題解決に向けての取り組み案を、グループで協働作成することができる。 4.グループで作成したアイディアが、「誰の」「どんな」心理状況の助けになるのか考えることができる。 5.社会課題解決・ウェルビーイングの一助となる「お金」の在り方について体験的に理解することができる。 |
学習方法 | 本授業は、毎回「グループワーク」形式で行います。 体験(グループワークへの参加)と思考(ミニ・レポート作成)を繰り返し行っていく授業です。 「主体性」「積極性」「協働的態度」「カウンセリング・マインド」を、授業態度として評価していきます。 |
テキスト及び 参考書籍 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 15 | 15 | 15 | 10 | 10 | 15 | 10 | 10 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ◎ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ○ | ◎ | 50 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 授業ガイダンス | |
事後学習(復習) | 授業の目的についてシラバスを用いて復習すること | |
第2週 | 事前学習(予習) | 自身の関心がある『社会課題』が何か発表できるように準備しておくこと |
授業 | グループ学習①(グループ決め・原因調査) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第3週 | 事前学習(予習) | 所属グループのテーマが「なぜ」「誰によって」「どこで」「どのように」生じているのか調査してくること |
授業 | グループ学習②(課題の原因分析) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第4週 | 事前学習(予習) | 所属グループのテーマにかかわる人・生き物の心理にどのような影響を及ぼしているか調査してくること |
授業 | グループ学習③(課題にかかわる人々・生き物の心理的影響分析) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第5週 | 事前学習(予習) | 所属グループのテーマを解決に導くために「どんな取り組み」が考えられるか、原案を作成してくること |
授業 | グループ学習④(課題解決のためのアイディエーション①) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第6週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ウェルビーイングを学び理解する(ウェルビーイングの概念理解とグループワーク) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第7週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ウェルビーイングデザインができるように①(システム×デザイン思考とロジカルシンキングの概念理解とグループワーク) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第8週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ウェルビーイングデザインができるように②(システム×デザイン思考とロジカルシンキングの概念理解とグループワーク) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第9週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ウェルビーイングとお金について学び理解する①(ウェルビーイングと金融の関係についての概念理解とグループワーク) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第10週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ウェルビーイングとお金について学び理解する②(ウェルビーイングと金融の関係についての概念理解とグループワーク) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第11週 | 事前学習(予習) | 第6講から第10講までに学んだことを取り入れて課題解決へのアイディアを見直し・修正すること |
授業 | グループ学習⑤(課題解決のためのアイディエーション②) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第12週 | 事前学習(予習) | プレゼンテーションの準備を行うこと |
授業 | グループ学習⑥(プレゼンテーション準備) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第13週 | 事前学習(予習) | プレゼンテーションの練習を各自行うこと |
授業 | グループ学習⑦(プレゼンテーション①) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第14週 | 事前学習(予習) | プレゼンテーションの練習を各自行うこと |
授業 | グループ学習⑧(プレゼンテーション②) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること | |
第15週 | 事前学習(予習) | 社会課題解決のために心理学知識をどのように利用すればいいか考えてくること |
授業 | 心理学と社会課題(まとめ) | |
事後学習(復習) | 自らの協働的態度・主体性・積極性を自己点検シートを用いて振り返ること |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | この授業は2名の教員によるオムニバス形式の対面授業です。 開講日について、1回目の授業で説明を行います。 スケジュール管理を留意して行いましょう。 授業の目標達成のためには、出席することが必須です。 |