科目名 | 応用生活支援技術Ⅰ(高齢者) |
ナンバリング | SW_E3_02 |
担当者 | 深川 友子 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 介護福祉コース |
分類 | 専門教育科目 専門科目 |
関連する 資格・免許 |
介護福祉士国家試験受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 前期 | 1単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
加齢と老化の違い、高齢者の心身の変化と特徴を概説し、事例を通して日常生活動作に支援が必要な高齢者のアセスメント、生活支援技術の体験学習をさせる。体験学習の中で、支援者の倫理、要支援者の自立支援の視点・尊厳が護られた支援、安全で安楽な支援技術であるかを常に意識するよう指導する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
|
授業の 到達目標 |
1)加齢と老化について説明できる。2)高齢者の心身の特徴を述べることが出来る。3)高齢者に発症しやすい病気を知る。4)高齢者の日常生活のなかで起こりやすい事故のアセスメントができ、対応策を考えることができる。5)高齢者の日常生活動作の支援技術の基本を習得する。6)支援の前・中・後の観察が適切にできる。7)支援のための適切なコミュニケーションが出来る。8)安全・安楽な支援ができ、実践した支援技術について根拠を述べることができる。9)福祉用具を適切に使用でき、使用方法について説明(指導)ができる。10)他専門職との連携・協働について述べることができる。11)演習の記録をおこない自己評価できる。 |
学習方法 | 基礎知識の講義、実技演習、グループ討議・発表、視聴覚教材の視聴、事前学習・演習記録を通して学習する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
新・介護福祉士養成講座 中央法規出版「生活支援技術Ⅰ」第6巻・「生活支援技術Ⅱ」第7巻・必要時資料配付 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 45 | 45 | 100 | ||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ○ | ◎ | ◎ | 70 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 高齢者に多い病気をノートに記しておく |
授業 | 加齢と老化、高齢者に発症しやすい病気 | |
事後学習(復習) | ノート・使用資料内容の確認 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 高齢者の身体の特徴を身体図に書き込む |
授業 | 高齢者の身体の特徴 | |
事後学習(復習) | 身体の特徴を確認する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 精神・心理の特徴を列挙しておく |
授業 | 高齢者の精神・心理の特徴 | |
事後学習(復習) | 精神・心理の特徴を確認 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 日常生活の中で起こる事故を列挙しておく |
授業 | 高齢者に起こりやすい事故 | |
事後学習(復習) | 事故の原因を確認する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 移動動作を列挙し、移動の意義を考えておく |
授業 | 高齢者の移動における支援技術 | |
事後学習(復習) | 移動の意義と移動動作を整理する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 移動動作の支援時の注意点を確認しておく |
授業 | 高齢者の移動における支援技術 | |
事後学習(復習) | 演習内容を振り返り記録をする | |
第7週 | 事前学習(予習) | 身じたくの意味を調べておく |
授業 | 高齢者の身じたくに関する支援技術 | |
事後学習(復習) | 身じたくの意味と支援時の注意点を確認する | |
第8週 | 事前学習(予習) | 衣服の脱着支援時の注意点を確認しておく |
授業 | 高齢者の身じたくに関する支援技術 | |
事後学習(復習) | 演習内容を振り返り記録する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 清潔の意義を調べる |
授業 | 高齢者の清潔に関する支援技術 | |
事後学習(復習) | 清潔の意義の確認と方法を整理する | |
第10週 | 事前学習(予習) | 清潔の保持の具体的方法を調べる |
授業 | 高齢者の清潔に関する支援技術 | |
事後学習(復習) | 演習内容を振り返り記録する | |
第11週 | 事前学習(予習) | 排泄のメカニズムを調べる |
授業 | 高齢者の排泄に関する支援技術 | |
事後学習(復習) | 排泄のメカニズムと排泄の支援時の注意点を整理する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 排泄支援の具体的方法を調べる |
授業 | 高齢者の排泄に関する支援技術 | |
事後学習(復習) | 演習内容を振り返り記録する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 食事の意義、嚥下のメカニズムを調べる |
授業 | 高齢者の食事に関する支援技術 | |
事後学習(復習) | 食事の支援時の注意事項を確認する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 食事支援時の手順を確認する |
授業 | 高齢者の食事に関する支援技術 | |
事後学習(復習) | 演習内容を振り返り記録する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 到達目標を確認する |
授業 | 学習目標の到達状況の自己確認を目的とした筆記試験(60分)を行い解説する | |
事後学習(復習) | ||
第16週 | 事前学習(予習) | 支援技術の確認をする |
授業 | 支援技術の実技試験(5分)を行い、習得状況の自己・他者評価を行い、今後の学習課題を明確にする | |
事後学習(復習) | 自身の支援を振り返り記録する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 技術習得のために継続受講が重要であり、心身の健康管理が必要である。また役割演技が求められるため、他者との良好なコミュニケーションが大切である。安全確保のため、適切な実技演習のための身なりで受講する。 |