科目名 | 社会福祉発達史 |
ナンバリング | |
担当者 | 平塚 良子 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 介護福祉コース 社会福祉学科 キャリア開発コース |
分類 | 専門教育科目 専門科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 4年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
本授業では社会福祉の史的な発展のもつ意味を理解し、現代の社会福祉との繋がりを考える。授業では福祉国家の成立が早かったイギリスを中心に展開し、これに民間の活力のもと、専門職業化が進展したアメリカをとりあげ、福祉国家制度の意義、課題と限界、相互扶助や民間の活動の意義、課題と限界などを探る機会にする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
授業では、(1)社会福祉の歴史を学ぶ意義を理解する。(2)近代的な社会福祉を国の制度として世界の中で最初に発達させ福祉国家を登場させたイギリスの社会福祉を中心に展開し、その意義や課題、限界を含めて学び理解する。(2)イギリスの影響を受けながらも、むしろ、民間の活力が牽引し、社会福祉の専門技術(ソーシャルワーク)を発展させ、専門職業の成立をうながすところとなったアメリカをとりあげる。これら2つの事柄は今日の社会福祉にとって重要な鍵を握るものである。以上を通して、社会福祉の制度、活動のありようを考察する機会とする。 |
学習方法 | 講義形式。授業では資料や視覚教材を用いる。受講者には随時の課題レポートと最終のレポート提出を求める。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:金子光一(2007)「社会福祉の歩み」有斐閣アルマ。参考書は適宜紹介の予定。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 15 | 20 | 20 | 20 | 25 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 80 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | イギリスやアメリカの社会福祉に関する文献を読んでおく。 |
授業 | 社会福祉の歴史を学ぶ意義 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | 社会福祉の援助形態の類型 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスの社会福祉(1) エリザベス救貧法 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスの社会福祉(2) 救貧法の変容と新救貧法の成立 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスの社会福祉(3)-1 慈善博愛事業と慈善組織化運動(ソーシャルワークの誕生) | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスの社会福祉(3)-2 慈善博愛事業と慈善組織化運動 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスの社会福祉(4) 慈善博愛事業とセツルメント運動 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスの社会福祉(5) 慈善博愛事業の意義、課題と限界 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスの社会福祉(6) 社会改良~福祉国家の登場(意義と課題、限界) | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスにみられる児童移民政策の残滓とソーシャルワークの挑戦(1) (視覚教材活用) | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | イギリスにみられる児童移民政策の残滓とソーシャルワークの挑戦(2) (視覚教材活用) | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | アメリカの社会福祉(1) ソーシャルワークの発達 (リッチモンドのソーシャルワーク論) | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | アメリカの社会福祉(2) ソーシャルワークの発達 (J.アダムズのセツルメント運動) | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | アメリカの社会福祉(3) ソーシャルワークの発達 個人と社会に対するソーシャルワーク機能 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | 授業全体のまとめ | |
事後学習(復習) | 授業全体の課題を振り返り,まとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画の内容は、授業でとりあげる主な事項を示している。授業計画はあくまでも予定であり、進度や受講生のニーズに応じて変更が出る場合がある。 受講者は、授業においては、積極的に自らの意見を述べるとともに、物事の本質を追究する姿勢を期待する。 |