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生化学実験

科目名 生化学実験
ナンバリング FN_B2_02
担当者 平田 孝治
開設学科
専攻・コース
食物栄養学科
分類 専門教育科目 選択科目
関連する
資格・免許
栄養士免許申請資格
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 2年 前期 1単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
 タンパク質、糖質、脂質、ミネラル類を牛乳から分離し、特性を実験的に説明する。また、酵素反応を実験的に説明する。さらに、生物試料からDNAを抽出・精製し、遺伝子の化学的本体を垣間見、DNAの特性を説明する。実験を通し生体成分の特性理解を深め、栄養士に必要な生化学上の基礎知識と技能を習得させる。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
1)実験の心得を理解し、測定値の取り扱い、基本的な器具類および天秤や分光光度計の汎用機器類の取り扱いを習得する。
2)食品から糖質、タンパク質、脂質を分離し、その化学的特徴を実験結果から説明することができる。
3)酵素作用を理解するために、アミラーゼによるデンプンの加水分解等を体験し、実験結果を考察することができる。
4)遺伝子の化学的本体である核酸を試料から抽出・分離し、その特徴を理解することができる。
5)レポートの書き方・自ら疑問を導き解決する能力・考察力・課題に対する調査能力を身に付けることができる。各週の内容をまとめ、提出期限を守る習慣を身につける。
6)グループワークを通して、協力・協調性を身につける。
学習方法 プリントをもとに学習し、実験を行う。各回の実験レポートをまとめることによって理解を深める。
テキスト及び
参考書籍
毎回プリントを配布する。参考図書:相原英孝他著「イラスト生化学入門-栄養素の旅-」(東京教学社)ほか、必要に応じて紹介する。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率     5   5     5   5   5 5   5 20         30 5   10 100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等 10
宿題・授業外レポート 40
授業態度 20
受講者の発表 10
授業の参加度 20
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 実験に必要な物を準備しておく。
授業 授業計画、生化学実験の心得、実験結果の整理とレポートの書き方)
事後学習(復習) 学習計画を把握して参考図書を事前に読んでおくこと
第2週 事前学習(予習) 実験の基礎
授業 基本的な化学量、溶液の濃度、誤差、各種ガラス器具とその使い方
事後学習(復習) 実験の基礎事項をまとめる
第3週 事前学習(予習) 一般的機器の利用
授業 精密天秤と分光光度計の使用法、測定値の取扱い
事後学習(復習) 課題レポートの作成・提出
第4週 事前学習(予習) タンパク質に関する内容
授業 牛乳よりタンパク質(カゼイン)の分離
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第5週 事前学習(予習) 脂質に関する内容
授業 牛乳より脂質の分離
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第6週 事前学習(予習) 糖質に関する内容
授業 牛乳より炭水化物(乳糖)の分離
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第7週 事前学習(予習) ミネラルとビタミンに関する内容
授業 牛乳よりリン酸カルシウムの分離
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第8週 事前学習(予習) タンパク質の分類
授業 牛乳成分の確認法I(カゼインの確認)
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第9週 事前学習(予習) 糖質とミネラルの
授業 牛乳成分の確認法Ⅱ(乳糖とリン酸カルシウムの確認)
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第10週 事前学習(予習) タンパク質の定量法
授業 タンパク質の分光光度計を用いた定量法
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第11週 事前学習(予習) 糖質の定量法
授業 炭水化物(糖質)の分光光度計を用いた定量法
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第12週 事前学習(予習) ヨウ素でんぷん反応
授業 デンプンとヨウ素反応、分光光度計の使用
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第13週 事前学習(予習) 酵素に関する内容
授業 唾液中に含まれるアミラーゼによるデンプンの酵素分解
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第14週 事前学習(予習) エネルギー代謝に関する内容
授業 イーストによる発酵
事後学習(復習) 実験レポートの作成・提出
第15週 事前学習(予習) 核酸に関する内容
授業 核酸の抽出 生体成分の生化学的諸性質についてまとめ
事後学習(復習) 当該授業内容についてまとめる
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 実験に使用する試料は変更する場合がある。各週の計画は予定であり、進度に応じて変更する場合がある。
2週目以降、白衣、電卓(√機能付き)、レポート用紙、のり・はさみ・定規などを準備しておくこと。予習は、主に参考図書を読んでおくこと。