| 科目名 | 犯罪心理学特論 |
| ナンバリング | MP_D2_03 |
| 担当者 | 日髙 みちえ |
| 開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 臨床心理学専攻 |
| 分類 | 展開分野 |
| 関連する 資格・免許 |
| 開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
| 佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
| 授業の概要 及びねらい |
非行・犯罪心理臨床の基礎的知識を整理した後，非行・犯罪の背景にある資質，環境，社会情勢等との関連，非行少年及び犯罪者処遇，犯罪被害者支援，並びに非行及び犯罪を抑止するための施策等の実情と今後の課題について理解を深め，さらに，臨床心理学的な立場から何ができるのかを論議する。 |
| 実務経験に 関連する 授業内容 |
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| 授業の 到達目標 |
１）非行及び犯罪の概念について説明し，自らの意見を述べることができる。 ２）非行・犯罪心理学の歴史及び非行・犯罪理論の概要について説明できる。 ３）非行や犯罪と，資質，環境，社会情勢等との関連について説明し，自らの意見を述べることができる。 ４）非行少年の処遇における心理学的な手法等について説明し，自らの意見を述べることができる。 ５）犯罪者の処遇における心理学的な手法等について説明し，自らの意見を述べることができる。 ６）犯罪被害者支援の現状と課題について説明し，自らの意見を述べることができる。 ７）非行及び犯罪を抑止するための施策の実情と今後の課題について説明し，臨床心理士として何ができるかについて意見を述べることができる。 |
| 学習方法 | 講義，集団討議，配付資料など |
| テキスト及び 参考書籍 |
テキスト：特になし 参考図書：犯罪心理学 北大路書房など |
| 到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
| 汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
| 態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
| 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
| 比率 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 30 | 100 | ||||||||||||||||
| 評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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| 定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
| 小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
| 宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||||||
| 授業態度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
| 受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
| 授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
| その他 | |||||||||||||||||||||||||
| 合計 | 100 | ||||||||||||||||||||||||
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
| 授業計画（学習内容・キーワードのスケジュール） | ||
| 第１週 | 事前学習(予習) | 非行・犯罪についてイメージし，臨床心理学との関連について考えておく。 |
| 授業 | 非行・犯罪と臨床心理学との関連 | |
| 事後学習(復習) | 講義で得た知識を整理し，関連する図書等により理解を深める。 | |
| 第２週 | 事前学習(予習) | 非行・犯罪心理学の歴史と対象領域について，できる範囲で調べておく。 |
| 授業 | 非行・犯罪心理学の歴史と対象領域 | |
| 事後学習(復習) | 講義で得た知識を整理し，関連する図書等により理解を深める。 | |
| 第３週 | 事前学習(予習) | 非行・犯罪理論についての調べ，知識を整理しておく。 |
| 授業 | 非行・犯罪理論 | |
| 事後学習(復習) | 講義で得た知識を整理し，関連する図書等により理解を深める。 | |
| 第４週 | 事前学習(予習) | 非行・犯罪理論を実際の事例に適用するとどうなるかをイメージしておく。 |
| 授業 | 非行・犯罪理論の事例への適用 | |
| 事後学習(復習) | 非行・犯罪理論を適用しての感想や疑問点を整理しておく。 | |
| 第５週 | 事前学習(予習) | 非行・犯罪と生育上の問題との関連について調べておく。 |
| 授業 | 非行・犯罪と生育上の問題との関連 | |
| 事後学習(復習) | 講義を通して得た気付きを整理し，関連する図書等により理解を深める。 | |
| 第６週 | 事前学習(予習) | 少年事件の取扱いの流れと少年矯正施設についての知識を整理しておく。 |
| 授業 | 少年事件の取扱いの流れと少年矯正施設の役割 | |
| 事後学習(復習) | 講義を通して得た知識を整理し，関連する図書により理解を深める。 | |
| 第７週 | 事前学習(予習) | 少年院その他の少年関係機関について調べておく。 |
| 授業 | 非行少年の社会内処遇機関 | |
| 事後学習(復習) | 講義を通して得た知識を整理し，関連する図書により理解を深める。 | |
| 第８週 | 事前学習(予習) | 非行少年のアセスメント方法について調べておく。 |
| 授業 | 非行少年のアセスメントの実際 | |
| 事後学習(復習) | 講義を通して得た知識を整理し，関連する図書により理解を深める。 | |
| 第９週 | 事前学習(予習) | 犯罪者の処遇施設について調べ，知識を整理しておく。 |
| 授業 | 犯罪者の処遇 | |
| 事後学習(復習) | 講義を通して得た知識を整理し，関連する図書により理解を深める。 | |
| 第１０週 | 事前学習(予習) | 犯罪者の処遇技能やアセスメントの方法について調べ，知識を整理しておく。 |
| 授業 | 犯罪者の処遇技法とアセスメント | |
| 事後学習(復習) | 講義を通して得た知識を整理し，関連する図書により理解を深める。 | |
| 第１１週 | 事前学習(予習) | 犯罪者の社会内処遇及び触法精神障害者の処遇について調べ，知識を整理しておく。 |
| 授業 | 犯罪者の社会内処遇及び触法精神病者の処遇 | |
| 事後学習(復習) | 講義で得た知識を整理し，関連する図書により理解を深める。 | |
| 第１２週 | 事前学習(予習) | 海外における犯罪者処遇について調べ，知識を整理しておく。 |
| 授業 | 海外（ドイツ）における犯罪者処遇について | |
| 事後学習(復習) | 講義で得た知識を整理し，海外と日本の犯罪者処遇の違いは何かについて考えを深める。 | |
| 第１３週 | 事前学習(予習) | 被害者支援の実際について調べておく。 |
| 授業 | 犯罪被害者が置かれている状況 | |
| 事後学習(復習) | 講義を通して得た知識を整理し，今後の臨床活動にそれをどのように活用するかを考える。 | |
| 第１４週 | 事前学習(予習) | 非行・犯罪を抑止するための施策について調べ，疑問点を明確にしておく。 |
| 授業 | 非行・犯罪を抑止するための施策の現状と今後の課題 | |
| 事後学習(復習) | 講義を通して得た知識を整理し，今後それをどのように活用するかを考える。 | |
| 第１５週 | 事前学習(予習) | 非行・犯罪抑止のために臨床心理士としてできることについて考えておく。 |
| 授業 | 非行・犯罪抑止のために臨床心理士としてできること | |
| 事後学習(復習) | 講義で論議されたことについて整理し，自分自身にできることを明確に意識する。 | |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題（試験やレポート等）に対するフィードバックを行います。
| 備考 | 配布した資料を保管するためのファイルを用意しておくこと。 講義のみならず，集団討議も行う。 自主的に学習に励み，疑問点は遠慮なく質問すること。 |