科目名 | 医療福祉特論 |
ナンバリング | MS_B2_04 |
担当者 | 林 眞帆 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 地域生活支援学専攻(博士前期課程) |
分類 | 選択科目 展開分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
本講義は、近年の医療政策の動向を概観しながら疾病や障害のある人びとの社会生活上の困難さへの理解を深め、尊厳と多様なニーズが保証される医療福祉実践のあり方について検討する。なかでも、病むことの意味を本人側から検討することを通じて、医療ソーシャルワークの果たすべき役割について学ぶ。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
医療福祉実践とは、権利主体である本人の地域での暮らしを支えるためのものである。そのためには、疾病や障害による社会生活上の生活のしづらさ、権利擁護、福祉サービスの提供、社会サービスのマネジメントなどに関する認識と分析が求められる。以上のことから、本講義では、以下の3点を授業の到達目標とする。 ①地域包括ケアシステムにおける医療福祉の役割を理解できる。 ②疾病や障害のある人の地域生活上の困難さを認識できる。 ③これらを基にして、疾病や障害のある人の地域生活支援の視点や方法を探索することができる。 |
学習方法 | 講義および討議形式。配布プリントや参考資料に基づいて学習する。随時、参考図書などの教材を活用する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキストなし。参考図書:二木立著『地域包括ケアと地域医療連携』(勁草書房)、アーサー・クライマン著『病の語り』(誠信書房)、必要に応じて適宜紹介する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 15 | 5 | 5 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | 60 | ||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 15 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | 25 | ||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 地域包括ケアシステムの概要について調べる。 |
授業 | 最近の医療政策の動向 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り整理し考察する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | ヒューマンケアサービスとしての保健医療サービス | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り整理し考察する。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | インタープロフェショナルワークと専門職性 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返りまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 疾病や障害のある人の生活課題について検討する。 |
授業 | 疾病や障害の個人的意味 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り整理し考察する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | 疾病や障害の社会的意味 | |
事後学習(復習) | 業課題を振り返りまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | 医療ソーシャルワークの対象と視点 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り整理し考察する。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 医療ソーシャルワークの今日的課題について調べる。 |
授業 | 医療ソーシャルワークの歴史(1)イギリス | |
事後学習(復習) | 授業課題を整理し考察する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | 医療ソーシャルワークの歴史(2)アメリカ | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り整理し考察する。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | 医療ソーシャルワークの歴史(3)日本 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り整理し考察する。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | 医療制度改革と医療ソーシャルワーク | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り整理し考察する。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | 地域包括ケアシステムと医療ソーシャルワーク(1)在宅医療の推進 | |
事後学習(復習) | 授業課題を整理し考察する。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 医療政策が推進する地域連携の背景について調べる。 |
授業 | 地域包括ケアシステムと医療ソーシャルワーク(2)連携・協働(地域連携) | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返りまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | 地域包括支援体制のなかでの医療ソーシャルワーク(1)ミクロ実践 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返りまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 指示された資料を熟読し課題を検討する。 |
授業 | 地域包括支援体制のなかでの医療ソーシャルワーク(1)マクロ実践 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返りまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 医療福祉実践のあり方について検討する。 |
授業 | まとめ(地域生活支援における医療福祉の果たすべき役割とは何か) | |
事後学習(復習) | 授業全体を振り返る。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 本講義は、医療福祉領域の課題分析、文献の考察、プレゼンテーション、ディスカッションを主とした参加型の学習形態をとります。参考図書や文献を活用し指定された課題への取り組みなどを通じて、活発な討論ができるように準備してください。 |