科目名 | 社会政策 |
ナンバリング | SW_G2_04 |
担当者 | 永原 丞 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
社会福祉主事任用資格 高等学校教諭一種免許状(公民) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
社会政策は経済の発展に対応して変化する労働・社会問題に対し、政策機能を変化させながら対応していくものです。現代日本の社会政策がどのようなものであり、またどのようなものでなければならないのか、社会政策特有の「ものの見方、考え方」を十分会得していただきたい。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)資本主義経済社会は何故に社会政策を必要とするのか、その意味を理解することができる。 2)社会政策成立の歴史的背景を学び、社会政策の本質が理解できるようになる。 3)第二次世界大戦下の労働政策が戦後の遺産として社会保障体系に引き継がれた歴史的背景が理解できる。 4) 労働基準政策や労働時間政策の重要性を理解することができる。 5)労使関係を学び、労働組合法のはたす役割と重要性が理解できるようになる 6)労働市場の二極化問題の現状について、自分の意見を述べることができる。 |
学習方法 | 講義(パワーポイント使用) |
テキスト及び 参考書籍 |
講義中に適宜プリントを配布 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 20 | 20 | 20 | 20 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | |
授業 | オリエンテーション 1. 社会政策とは何か | |
事後学習(復習) | 資本主義社会における社会政策の重要性と国際的潮流についてまとめてみよう。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 資本主義経済社会の特質について調べてみよう。 |
授業 | 2. 市場の限界と社会政策 | |
事後学習(復習) | 国家や地方公共団体が社会政策を必要とする理由についてまとめてみよう。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 今日の国民皆保険・皆年金制度のメリットについて調べてみよう。 |
授業 | 3. 社会政策の対象領域 | |
事後学習(復習) | 生・傷・病・老・死・失業に係る日本の社会政策立法についてまとめてみよう。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 日本国憲法第25・26・27・28条の社会権を規定している条文を読んでおこう。 |
授業 | 4. 社会政策の公準 ①憲法に規定された社会権 ②機会の平等と結果の平等 | |
事後学習(復習) | 機会の平等と結果の平等について事例を挙げてまとめてみよう。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 明治維新政府の近代化政策の中で産業資本蓄積の光と影の部分について、史実を調べてみよう。 |
授業 | 5. 日本における社会政策の展開 ①日本における労働関係の温存 | |
事後学習(復習) | 原生的労働関係とはどのような状況なのかまとめてみよう。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 戦後の労働開放政策を具体化した労働立法を調べてみよう。 |
授業 | ②戦後の民主化と社会政策の展開 | |
事後学習(復習) | 戦中・戦後期における社会保障に関する制度制定を年代別に箇条書きしてみよう。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 労使関係と労資関係との文字の使い分けで、その意味するものは何か調べてみよう。 |
授業 | 6. 労使関係 ①労使は何について対立したのか ②個別的労使関係・集団的労使関係 | |
事後学習(復習) | 労使紛争の原因についてまとめてみよう。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 労働基準法第1条・第2条・第15条の各条文を調べてみよう。 |
授業 | 7. 労働基準政策 ①近代国家が採用した法的手段 ②社会政策としての労働基準 | |
事後学習(復習) | 市場の自由な取引が基本原則なのに何故に国が公的基準を打ち出さざるを得ないのかまとめてみよう。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 労働基準監督署の役割について調べてみよう。 |
授業 | ③労働者保護としての労働基準 | |
事後学習(復習) | 国家は労働法を制定し労使関係に関与し制限を加えるのか、その理由をまとめてみよう。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | ILO(国際労働機関)について調べてみよう。 |
授業 | 8. 労使関係の展開と特質 ①戦後改革と労使関係 ②労働組合法 | |
事後学習(復習) | 不当労働行為として禁じられている行為をまとめてみよう。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 団体交渉の目的について調べてみよう。 |
授業 | ③団体交渉制度と労使協議制度 | |
事後学習(復習) | 団体交渉制度と労使協議制度との相違点についてまとめてみよう。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 地域別最低賃金制と特定(産業別)最低賃金制について調べてみよう。 |
授業 | 9. 賃金と社会政策 ①日本の賃金政策 ②最低賃金政策とその意義 | |
事後学習(復習) | 賃金決定に国家が介入する理由についてまとめてみよう。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 社会問題化している非正規労働問題とは何が問題なのか調べてみよう。 |
授業 | 10. 今日の労働市場の現状 ①就業形態の多様化と現状 | |
事後学習(復習) | 非正規労働者が増加した背景についてまとめてみよう。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 非正規労働者以外の弱者としての個人事業主や下請事業主の権利・保護についても考えてみよう。 |
授業 | ③労働市場の二極化の現状と対策に向けて | |
事後学習(復習) | 企業が非正規労働者に対す雇用割合を高めている経済的社会的背景についてまとめてみよう。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | |
授業 | まとめ(試験を含む) | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 |