科目名 | 死生学 |
ナンバリング | SW_G3_01 |
担当者 |
五十嵐 雄道 佐藤 武 小杉 寿文 武富 弥栄子 大隈 良成 小栁 みどり 齋藤 学 鐘ヶ江 寿美子 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
高等学校教諭一種免許状(公民) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 4年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
死生学は、「死の視点から」生を考える試みである。そのためには知識の習得だけではなく、自己の死をどう捉えるかという問いが重要である。授業は一方的な講義ではなく、ディスカッションやグループワークを通じて自分のことばによって生と死について考える体感的な学びの場としたい。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)現代における「生と死」の捉え方について様々な視点から認識を深める 2)自己の死について考え、それを自己のことばで話し、死生観を深める 3)スピリチュアルペインについて理解し、対人援助の必要な知識と方法を習得する 4)人権と尊厳に認識を深め、福祉全体の視点から把握する 5)自己が生まれ、生きて、いのちを終えていくという事実を受けとめ丁寧に生きることを学ぶ |
学習方法 | 講義、ディスカッション、グループワーク、ビデオ視聴、レポート随時提出。 テーマによってはゲストティーチャーを招く |
テキスト及び 参考書籍 |
授業毎に随時、資料を配布する |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 25 | 5 | 20 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 15 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | 15 | ||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | ◎ | 10 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 「福祉」の定義について自分の考えをまとめておく |
授業 | はじめに;死生学とは何か:講義、ディスカッション | |
事後学習(復習) | 自己紹介をかねて「私ってこんな人」という題でレポートを書く | |
第2週 | 事前学習(予習) | 米映画「私だけのハッピーエンディング」を視聴する |
授業 | 自己の死を考える:講義、「死のエクササイズ」、グループワーク | |
事後学習(復習) | 自分の死からいま生きていることを考えてみる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 事前配布資料を読む |
授業 | 先端医療を考える①「出生前診断・遺伝子操作」:講義、ビデオ視聴、グループワーク | |
事後学習(復習) | 「出生前診断」について、自分やパートナーだったらどうするかという視点で考えてみる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 事前配布のワークシート(ライフライン図)を記入する |
授業 | 『死の準備教育』①:「佐賀のホスピスを進める会」のメンバーとともに講義:講義、 | |
事後学習(復習) | 受講して感じたこと、考えたことをレポートにまとめる | |
第5週 | 事前学習(予習) | 事前配布のワークシート(ライフライン図)を記入する |
授業 | 『死の準備教育』②:「佐賀のホスピスを進める会」のメンバーとともに講義:講義、 | |
事後学習(復習) | 受講して感じたこと、考えたことをレポートにまとめる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 前々回講義「出生前診断・遺伝子操作」について、賛辞婦人科医へ質問を考えておく |
授業 | 産婦人科医に聞く「いのちの誕生と性」:講義、ディスカッション | |
事後学習(復習) | 受講して得た「避妊」についての知識を整理する | |
第7週 | 事前学習(予習) | 事前配布資料を読む:地域医療、特に在宅医療に関する質問などを考えておく |
授業 | 在宅医療に携わる医師に現場から「看取り」について聞く:講義、ディスカッション | |
事後学習(復習) | 受講して地域医療、特に在宅医療における福祉の役割を考える | |
第8週 | 事前学習(予習) | 『移植医療』(P3~15、P165~177:事前配布)、その他事前配布資料を読む |
授業 | 先端医療を考える②「臓器移植」:講義、ディスカッション、グループワーク | |
事後学習(復習) | 臓器移植について「自分や家族だったらどうするか」という視点から自分の考えをレポートにまとめる | |
第9週 | 事前学習(予習) | ①(憲法前文、9条、13条、96条、99条)②『井上ひさし版 子どもにつたえる日本国憲法』を読む |
授業 | 人権と尊厳を考える①:「日本国憲法を考える」:講義、ディスカッション、グループワーク | |
事後学習(復習) | 「憲法改正」について、自分の考えをレポートにまとめる | |
第10週 | 事前学習(予習) | ①『犠牲のシステム』(P16~39、P194~216)②「沖縄の基地問題」の中学生作文 を読む |
授業 | 人権と尊厳を考える②「沖縄の基地問題と原発問題を考える」:講義、ディスカッション、グループワーク | |
事後学習(復習) | 沖縄の米軍基地の移設について自分の考えをレポートにまとめる | |
第11週 | 事前学習(予習) | 事前配布資料:①邑久光明HPよりの資料、②中学生の「ハンセン病の差別」についての作文 を読む |
授業 | 人権と尊厳を考える③「ハンセン病の差別を考える」:講義、ビデオ視聴、グループワーク | |
事後学習(復習) | 「ハンセン病の差別はなぜ起きたのか」「これから私はどうするか」について自分の考えをレポートにまとめる | |
第12週 | 事前学習(予習) | 事前配布資料(死刑囚の手記、被害者遺族の思い、他)を読む |
授業 | 人権と尊厳を考える④「死刑」:講義、ビデオ(北欧の死刑制度)視聴、ディスカッション、グループワーク | |
事後学習(復習) | 死刑についての考えをレポートにまとめる | |
第13週 | 事前学習(予習) | 苦しんだり悩んだりしている人へどうアプローチするか考えてみる |
授業 | 人権と尊厳を考える⑤「苦しむ人とのコミュニケーションを考える」:講義、エクササイズ、グループワーク | |
事後学習(復習) | 悩んでいる人、苦しんでいる人に自分は何ができるか整理する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 事前配布資料を読む |
授業 | ホスピス医に終末期医療の現場から「いのち」について聞く:講義、ディスカッション | |
事後学習(復習) | 各自の「事前指示書」を書く | |
第15週 | 事前学習(予習) | 事前配布資料を読む |
授業 | 終わりに;死生学と福祉を考える:講義、ディスカッション、グループワーク | |
事後学習(復習) | ワークシートを記入する、死生学を受講しての感想を整理する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 死生観を深めるために自分のことばで考え、話すことを重視したいので、授業では積極的に発言してほしい。 なお、シラバスの授業内容は取り上げる主な事項ですが、受講生の意見や希望も聞きながら進めていきたいので、状況に応じて変更があります。 |