科目名 | ケースワーク論 |
ナンバリング | RC_A1_05 |
担当者 | 大川 裕行 |
開設学科 専攻・コース |
リハビリテーション学科 理学療法学専攻 リハビリテーション学科 作業療法学専攻 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 2年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
ケースワークは,何らかの社会的援助なしには生活上の問題を解決できない個人や家族に対して,個別的にその問題の解決を援助する社会福祉実践の一方法である.本講義では,ケースワークの意義と方法についての基礎を学び,事例を通じてケースワークの実際についての知識を深める. |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
社会福祉の実践としてのソーシャルワークにおけるケースワークの現代的意義について学び,ケースワークの歴史的展開,基礎理論を理解する.また,ケースワークの展開,援助過程について学び,面接技法の基礎を理解する.事例を通じて,隣接領域との関係,対象者とワーカーの援助関係,スーパービジョン,自己覚知の意味と方法について理解する. |
学習方法 | 基本的には講義が中心となるが,グループワークによるディスカッション・発表も積極的に取り入れる. テーマによってはロール・プレイも行うため毎回の予習・復習を十分に行って参加すること. |
テキスト及び 参考書籍 |
別に指示する. |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 10 | 10 | 5 | 20 | 20 | 10 | 10 | 5 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | 70 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | ソーシャルワーク,人間援助と人間理解,権利としての社会福祉 |
授業 | ソーシャル・ケースワークの現代的意義 | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第2週 | 事前学習(予習) | ケースワークとは,人間の基本的欲求,援助の対象, |
授業 | ケースワーク援助とは(定義,構成要素,目的,自立・自己実現,援助過程など) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第3週 | 事前学習(予習) | ラポール,自己覚知 |
授業 | ケースワークの援助関係(ワーカーとクライエントの関係,専門的援助関係の特殊性,ラポールなど) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第4週 | 事前学習(予習) | バイスティックの原則 |
授業 | ケースワークの原則(バイスティックの原則,最近の実践原則) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 専門職の要件,専門職の職業倫理 |
授業 | ケースワークにおける価値と倫理,専門性 | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第6週 | 事前学習(予習) | わが国におけるケースワークの歴史,リッチモンド |
授業 | ケースワークの展開(ケースワークの成立と発展,ケースワークのアプローチなど) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第7週 | 事前学習(予習) | インテーク,援助契約,情報 |
授業 | ケースワークの援助過程1(インテーク・情報収集) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第8週 | 事前学習(予習) | アセスメントとは,処遇とは, |
授業 | ケースワークの援助過程2(アセスメント.処遇計画) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 評価,処遇契約,直接処遇,間接処遇,記録(目的.種類,留意点) |
授業 | ケースワークの援助過程3(処遇,評価と集結,記録) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 面接,コミュニケーション |
授業 | ケースワークの面接(面接の意義,構造,方法,技法) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第11週 | 事前学習(予習) | スーパービジョン |
授業 | スーパービジョン(スーパービジョンの発展過程,概念,方法と技術など) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第12週 | 事前学習(予習) | グループワーク,コミュニティワーク,ケアワーク,カウンセリング,心理療法,家族療法 |
授業 | ケースワークの隣接領域(グループワーク,コミュニティワーク,ケアワーク,カウンセリングなど) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 自己覚知 |
授業 | よりよい援助のためのパーソナリティの理解,自己覚知の意味と方法 | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 障害受容,自立生活と自律生活 |
授業 | ケースワークの実際1(障害受容,精神障害者への自立生活援助) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 生活保護,在宅介護 |
授業 | ケースワークの実際2(生活保護と多問題家族への援助,在宅高齢者を介護する家族への援助) | |
事後学習(復習) | 上記項目の理解 | |
第16週 | 事前学習(予習) | 上記項目の理解 |
授業 | まとめと試験 | |
事後学習(復習) | 不足・不備への対応 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること. 講義1単位につき2時間,演習1単位につき1時間. ※課題(試験やレポート,グループワーク等)に対するフィードバックを行います. |