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神経系理学療法学実習

科目名 神経系理学療法学実習
ナンバリング RP_G3_03
担当者 大川 裕行
開設学科
専攻・コース
リハビリテーション学科 理学療法学専攻
分類 専門教育科目 専門科目
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 3年 後期 1単位 必修
授業の概要
及びねらい
 中枢神経疾患は,運動麻痺を主体とする脳血管障害,姿勢障害や運動発動障害を主体とするパーキンソン病,協調運動障害を主体とする失調症および神経難病に区分できる.それぞれの疾患における機能障害,活動制限,参加制約に対する理学療法の理論と技術の概要について理解を深める.
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
1)中枢神経障害の概要を理解する
2)脳血管障害の病態とリハビリテーション,理学療法を理解する
3)高次脳機能障害・嚥下障害の病態とリハビリテーション,理学療法を理解する
4)片麻痺にみられる合併症とその対策を理解する
5)脊髄損傷の病態とリハビリテーション,理学療法を理解する
6)運動失調の病態とリハビリテーション,理学療法を理解する
7)パーキンソン病の病態とリハビリテーション,理学療法を理解する
8)頭部外傷・低酸素脳症の病態とリハビリテーション,理学療法を理解する
9)神経難病の病態とリハビリテーション,理学療法を理解する
学習方法 実習を中心に実施しますので動きやすい服装で臨んで下さい.
初回の講義で進め方の説明を行います.前期に履修した「神経系理学療法学」のテキスト,ノートを持って受講して下さい.積極的な質問,実践を期待します.
テキスト及び
参考書籍
テキスト:細田多穂監修「中枢神経障害理学療法学テキスト」改訂2版.南江堂,2014年.
参考書籍:田崎義昭・他「ベッドサイドの神経の診かた」改訂17版.南山堂,2010年.
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 5   5 10         10       5     20 20 10   10 5       100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験 80
小テスト等 10
宿題・授業外レポート  
授業態度 5
受講者の発表  
授業の参加度 5
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 神経系の分類(中枢神経・末梢神経,体性神経・自律神経),中枢神経障害の原因と特徴
授業 中枢神経障害の概要
事後学習(復習) 中枢神経障害者に対する理学療法の意味
第2週 事前学習(予習) 脳の構造と機能,脳動脈の構造と機能
授業 脳血管障害
事後学習(復習) 脳血管障害の分類と機能障害
第3週 事前学習(予習) 脳血管障害の急性期治療とリハビリテーション,予後予測
授業 片麻痺の理学療法1
事後学習(復習) リスク管理,良肢位,姿勢変換,廃用症候群
第4週 事前学習(予習) ICF,片麻痺の評価
授業 片麻痺の理学療法2
事後学習(復習) 運動麻痺,感覚障害,痙縮,弛緩
第5週 事前学習(予習) ADL,基本動作,セルフケア
授業 片麻痺の理学療法3
事後学習(復習) 理学療法の目的と手段,障害受容,補装具
第6週 事前学習(予習) 廃用症候群,過用症候群,誤用症候群,全身調整訓練
授業 片麻痺の合併症と対策
事後学習(復習) 運動療法の順序,起立・歩行の意味
第7週 事前学習(予習) 注意障害,失語,失行,失認,嚥下障害
授業 高次脳機能障害と理学療法
事後学習(復習) 理学療法の目的と手段,訓練環境,生活環境,訓練機器
第8週 事前学習(予習) 小脳の構造と機能,姿勢・バランス
授業 協調運動障害の病態と理学療法
事後学習(復習) 理学療法の目的と手段,ADL
第9週 事前学習(予習) 神経変性疾患,大脳基底核の構造と機能,パーキンソニズム
授業 パーキンソン病の病態と理学療法
事後学習(復習) 理学療法の目的と手段,ADL
第10週 事前学習(予習) 頭部外傷,低酸素脳症,筋ジストロフィー,多発筋炎,皮膚筋炎
授業 頭部外傷・低酸素脳症,筋ジストロフィー,多発筋炎の病態と理学療法
事後学習(復習) 理学療法の目的と手段
第11週 事前学習(予習) 筋原性疾患と神経原性疾患,変性疾患,多発性硬化症,筋萎縮性側索硬化症
授業 多発性硬化症,筋萎縮性側索硬化症の病態と理学療法
事後学習(復習) 理学療法の目的と手段
第12週 事前学習(予習) 筋原性疾患と神経原性疾患,変性疾患,重症筋無力症,ギラン・バレー症候群
授業 重症筋無力症,ギラン・バレー症候群の病態と理学療法
事後学習(復習) 理学療法の目的と手段
第13週 事前学習(予習)
授業 まとめと試験
事後学習(復習)
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 講義形式で進めます.指定事項を教科書で予習して講義に臨んで下さい.
毎回小テストを実施し,出欠管理は厳格に行います.