科目名 | 地域生活支援研究演習(1)ミクロレベル実践(直接支援法)研究 |
ナンバリング | DS_D2_02 |
担当者 | 平塚 良子 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科(博士後期) 地域生活支援学専攻(博士後期課程) |
分類 | 選択科目 研究演習 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 1単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
個人や家族を個別的に直接的に支援するミクロレベルの実践研究とは何かを受講者が体験的に理解することをめざす。授業では①事例を活用する。②多面的多角的に捉える質的な研究手法やリサーチと実践とをリンクさせる方法などを示す。③受講者が研究の模擬的体験ができるようにする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
本演習は、地域生活を営む人々(個人や家族)他者を個別的に直接的に支援するミクロレベルの実践研究とは何かを理解することをめざす。演習は2段階で構成されている。第一段階は、実践研究の基本を理解し、既存の実践研究について調べて研究の視点や方法、手順、用いる技法について習得することができる。第二段階は、自分で問いを立て、実際に研究を試みることができる。 前者は、①実践事例を多面的多角的に捉える質的な研究手法が理解できる。②特定の概念やアセスメント資料、その他の分析枠組み例ができる。後者は、③仮設生成型の実践を展開しながらの実践研究を行なうことができる。④リサーチと実践とをリンクさせる方法が理解できる。以上のような研究の模擬的体験をしながら、多様な研究の方法や事象の切り取り方などを理解できるようにする。 これらを通して、実践研究能力を高める。 |
学習方法 | 模擬体験的で実践的な研究に学生自らが取り組む参加型,教員と受講者同士の間で諸課題の討議形式で進める。 |
テキスト及び 参考書籍 |
研究報告書や学会誌等を活用。必要に応じて文献、論文を紹介。参考書例:米本秀仁ほか「事例研究・教育法」、ウヴェ・フリク「質的研究入門」、佐藤郁也「フィールドワークの技法」をあげておく。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 5 | 10 | 10 | 10 | 15 | 5 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 事前に配布された資料を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | ミクロレベルにおける実践研究についての基本的理解(1) | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 指示された文献・論文等を熟読し、課題を検討する。 |
授業 | ミクロレベルにおける実践研究の基本的理解(2):事例研究、定量的研究・定性的研究等 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,まとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 指示された課題について探るとともに,検討する。 |
授業 | ミクロレベルにおける実践研究の動向から、実践研究とは何かをさぐる。 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 指示された課題について探るとともに,検討する。 |
授業 | ミクロレベルにおける実践研究の動向から、実践研究とは何かをさぐる。 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 指示された課題について探るとともに,検討する。 |
授業 | ミクロレベルの実践と研究との関係について把握する。 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,まとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 指示された課題について探るとともに,検討する。 |
授業 | 教員より示された具体的な素材をもとに受講生自らが研究を計画し取り組んでみる。 | |
事後学習(復習) | 授業課題を振り返り,要点を整理する。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 指示された課題について探るとともに,検討する。 |
授業 | 教員より示された具体的な素材をもとに受講生自らが研究を計画し取り組んでみる。 | |
事後学習(復習) | 取り組んだ課題を振り返り、要点を整理する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 指示された課題について探るとともに,検討する。 |
授業 | 6~7週の授業課題についてまとめ報告する。 | |
事後学習(復習) | ミクロレベル実践の研究とは何か、振り返りをする | |
第9週 | 事前学習(予習) | 指示された課題について探るとともに,検討する。 |
授業 | ソーシャルワーカーの協力による発題と討議 | |
事後学習(復習) | 課題を振り返り、まとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 指示された自ら研究の問いを立て研究デザインを設計し、実際に取り組む準備をする。 |
授業 | 研究デザインの設計と具体的に研究を進める課題に取り組む。 | |
事後学習(復習) | 課題への取り組みを振り返る。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 研究の実際に取り組む準備をする。 |
授業 | 研究デザインの設計と具体的に研究を進める課題に取り組む。 | |
事後学習(復習) | 課題への取り組みを振り返る。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 経過報告の準備をする。 |
授業 | 10週より取り組んでいる課題の経過報告をし、教員及び他の受講者等からのアドバイスを得る。 | |
事後学習(復習) | 課題への取り組みを振り返り、整理する。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 取り組んだ研究のまとめの準備をする。 |
授業 | 取り組んだ研究のまとめを報告し、教員及び他の受講者等からのアドバイスを得る。 | |
事後学習(復習) | 課題への取り組みを振り返り、まとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 実践研究とは何かという報告の準備をする。 |
授業 | 実践研究とは何かを討議する。 | |
事後学習(復習) | 課題への取り組みを振り返り、要点を整理しておく。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 授業全体を振り返り、検討課題について準備する。 |
授業 | 未来レベルの実践研究法の全体のまとめと討議 | |
事後学習(復習) | 授業課題全体を振り返り、最終的なレポート課題に備える。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画の内容は、授業でとりあげる主な事項を示している。授業計画はあくまでも予定であり、進度や受講生のニーズによっては変更が出る場合がある。 |