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社会福祉学原理特論

科目名 社会福祉学原理特論
ナンバリング MS_B1_01
担当者 平塚 良子
開設学科
専攻・コース
生活支援科学研究科 地域生活支援学専攻(博士前期課程)
分類 選択科目 基礎分野
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 1年 前期 2単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
 本授業では、社会福祉学にとって恒久的課題である「社会福祉の存在の根拠」について理解し、追究する。言い換えれば社会福祉と称されるものが何であるか、その全体像を探究するものである。授業では、先行研究を通して考察を深める。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
 今日、社会福祉は福祉ニーズの拡大と相まって、基礎構造改革を機に、利用者本位や施設福祉型から地域福祉型への転換が図られるなど、社会福祉概念や理念の変化とともに、政策や制度の具体的内容が大きく変化してきた。しかしながら、その一方で、社会福祉の原理研究や原論研究が弱体化してきたといわれている。それは言い換えれば、社会福祉学の存在の弱体化、ひいては、社会福祉の退潮を引き起こしかねないということである。
 このような事態に対して、社会福祉学とはいかなる学問領域か、その全体像を追究することが重要である。授業では、そうした試みとして、(1)社会福祉学の学術的な性格、(2)社会福祉研究、(3)社会福祉理論の代表的な先行研究をたどることを目指す物である。その際、受講者は分担した課題に取り組み報告するとともに、参加者全員で議論を展開し、社会福祉学の全体像を考察する機会とする。
学習方法 講義形式が基本であるが受講生は課題を調べ報告する。これをもとに授業参加者間での議論により進める。
テキスト及び
参考書籍
共通のテキストとして古川孝順「福祉ってなんだ」(岩波ジュニア新書)を使用。その後、受講生には文献及び論文を指示する。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 10       10       10     10 5 5   15 10     15   10     100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 60
授業態度  
受講者の発表 20
授業の参加度 20
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習)
授業 オリエンテーション 社会福祉学をめぐる課題ー全体像(1)
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,要点を整理する。
第2週 事前学習(予習) 配布された資料・論文を熟読し、課題を検討する。
授業 社会福祉学の学術的性格の素描
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,要点を整理する。
第3週 事前学習(予習) 配布された資料・論文を熟読し、課題を検討する。
授業 社会福祉をつかむ(1)
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第4週 事前学習(予習) 配布された資料・論文を熟読し、課題を検討する。
授業 社会福祉をつかむ(2)
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。小レポート作成の準備をする。
第5週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉をつかむ(3)
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第6週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉をつかむ(4)
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第7週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉理論の先行研究(1)-1 岡村重夫
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第8週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉理論の先行研究(1)-2 岡村重夫
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第9週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉理論の先行研究(1)-3 岡村重夫
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第10週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉理論の先行研究(1)-4 岡村重夫
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第11週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉理論の先行研究(2)-1 古川孝順  
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第12週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉理論の先行研究(2)-2 古川孝順
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第13週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉理論の先行研究(2)-3 古川孝順
事後学習(復習) 授業課題を振り返り、要点を整理する。
第14週 事前学習(予習) 指示された論文・文献を熟読し、課題の検討や報告に備える。
授業 社会福祉理論の先行研究(2)-4 古川孝順
事後学習(復習) 授業課題を振り返り,まとめる。
第15週 事前学習(予習) 授業全体について要点を整理する。
授業 まとめー社会福祉学の全体像(2)
事後学習(復習) 授業全体を振り返り,まとめる。最終レポートの準備をする。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 ・授業計画の内容は、授業でとりあげる主な事項を示している。授業計画はあくまで予定であり,進度や受講生のニーズによっては変更が出る場合がある。
・受講者には、積極的に物事の本質を見極め追究する努力を求めたい。
・受講者は、初回授業時に「福祉ってなんだ」(岩波ジュニア新書)を必ず持参すること。