科目名 | 地域生活支援学特殊研究(5)地域社会政策の視点と枠組み |
ナンバリング | DS_B1_04 |
担当者 | 阿部 誠 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科(博士後期) 地域生活支援学専攻(博士後期課程) |
分類 | 選択科目 原理分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
本講義では「地域社会政策論」という視点にたって地域生活を支援するための政策課題を考えることを目的としている。講義は、日本の地域の経済社会の変動の下で人々の仕事と暮らしがどのように変容してきたのか概観したうえで、地域における雇用機会の創出や就業支援のあり方を中心にした政策を多面的に論じる。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
|
授業の 到達目標 |
社会政策は人々の暮らしを支える政策体系であるが、従来から国の政策と理解され地域的な視点は希薄であった。しかし、人々の生活が地域のなかで営まれる以上、生活の場である「地域」にねざした社会政策という視点は欠かせない。とくに、近年は地域間格差が社会的な問題となっており、地域間格差にどのように対応するのかということが、社会政策とっても重要な論点である。現実の政策でも、地域雇用政策や地域福祉・医療、地域の社会サービスなどが重要な課題となっている。こうした点をふまえて、本講義では「地域社会政策論」という視点にたった政策課題を考えることを目的としている。そこでは、日本の地域社会・地域経済の変動の下で人々の仕事と暮らしがどのように変容してきたのか、また、過疎化・高齢化の下で地方圏がいかなる地域問題を抱えているか、そして、雇用の創出や就業支援について地域レベルでどのような政策が求められるかを考えることに目標をおく。これらを通じ、今日の「地域社会政策」のあり方を考える。 |
学習方法 | 受講生は担当教員が指示する文献・資料にもとづいて報告する。それを踏まえて教員と受講生が議論する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
未 定 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 20 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 50 | ||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 35 | ||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 15 | ||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 社会政策論の概念と国家・地域・グローバル化 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 戦後日本の地域政策の展開と地域の変容(1)――産業構造・就業構造の変化 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 戦後日本の地域政策の展開と地域の変容(2)――地域構造の変化 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 戦後日本の地域政策の展開と地域の変容(3)――人口変動と過疎問題 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 戦後日本の地域政策の展開と地域の変容(4)――過疎化と高齢化 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域における雇用格差・所得格差(1)--データ的な側面 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域における雇用格差・所得格差(2)--制度的な側面 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域における雇用問題の実態 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 雇用政策の展開と地域雇用 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域雇用政策の新たな展開 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域雇用創出の事例研究(1) | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域雇用創出の事例研究(2) | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域における就労支援政策の事例 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域における生活困窮者支援の制度と事例 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 指示される文献資料について論点を整理するとともに、主要な論点について授業で報告できるように準備する。 |
授業 | 地域社会政策論の展望 | |
事後学習(復習) | 授業での議論を整理したうえで、それらを各自の論文にどのように活用できるのかを考える。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 |