科目名 | 保育内容指導法(言葉) |
ナンバリング | CS_D2_06 |
担当者 | 岩根 浩 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
誕生から就学前までの言葉の発達過程を概観する中で、言葉の発達についての基礎知識とともに、幼児の発達段階に応じて支援する保育者の役割について学習する。また、グループによる調査研究(演習)を通して、保育士・幼稚園教諭に求められる能力の基礎を身に付ける。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
|
授業の 到達目標 |
1)言葉の力とその発達段階について、調査研究を通して理解したことをレポートにまとめる。 2)幼児の話し言葉、書き言葉の発達過程について、調査研究を通して理解したことをレポートにまとめる。 3)「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育園要領」の目的や内容を理解することができる。 4)幼児の豊かな言語活動を支援するために、言葉によって育まれる力と豊かな言葉を育むための支援の在り方について考えることができる。 5)絵本の特徴や読み聞かせをする際の留意事項を理解し、発達段階に応じた読み聞かせをすることができる。 6)幼児の発達段階に応じた創作話や創作劇の作成を通して、具体的な保育活動を展開することができる。 7)言葉について興味・関心をもち、自身の言葉の力を高めようとする。 |
学習方法 | 講義・演習(グループ別研究活動) |
テキスト及び 参考書籍 |
小椋 たみ子・小山 正・水野 久美 著『乳幼児期のことばの発達とその遅れ』(ミネルヴァ書房 2015年) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 20 | 20 | 20 | 10 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | ◎ | ◎ | ○ | 40 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 授業計画書を見ながら、学習「保育内容指導法(言葉)」の流れについて把握する。 |
授業 | テキストを概観するとともに、調査研究グループを編成する。 | |
事後学習(復習) | グループで調査研究する内容や課題を把握し、今後の学習の見通しをもつ。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキストをもとに、グループ発表内容について調べておく。 |
授業 | 調査研究発表をもとに、幼児にとって言葉を獲得することの意義について話し合う。 | |
事後学習(復習) | 授業の内容を振り返り、言葉の役割や発達の特徴について整理する。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキストをもとに、グループ発表内容について調べておく。 |
授業 | 調査研究発表をもとに、幼児期の言葉の発達の過程(語の獲得)について理解する。 | |
事後学習(復習) | 乳幼児がどのようにして語を獲得していくか、授業をもとに整理する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキストをもとに、グループ発表内容について調べておく。 |
授業 | 調査研究発表をもとに、幼児期の言語運用能力・伝達能力の発達について理解する。 | |
事後学習(復習) | 乳幼児がどのようにして言葉を使用していくのか、授業をもとに整理する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキストをもとに、グループ発表内容について調べておく。 |
授業 | 調査研究発表をもとに、幼児期の書き言葉の習得について理解する。 | |
事後学習(復習) | 授業の内容を振り返り、幼児期における「文字の読み・書き」の発達の意義についてまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 「幼稚園教育要領」と「保育所保育指針」について概観しておく。 |
授業 | 「幼稚園教育要領」と「保育所保育指針」における「保育の視点(言葉)」を理解する。 | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、豊かな言葉を育むための保育の視点についてまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキストをもとに、グループ発表内容について調べておく。 |
授業 | 言葉遊びの事例を紹介し、それぞれの意義について考え合う。 | |
事後学習(復習) | 授業を振り返り、幼児における遊びの発達的意義についてまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 絵本の読み聞かせの仕方について調べるとともに、読み聞かせに使う本を選んでおく。 |
授業 | 幼児に絵本の読み聞かせをする意義について考えるとともに、グループごとに練習をする。 | |
事後学習(復習) | 幼児に絵本の読み聞かせをする意義についてまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 発達段階に応じた絵本にはどのようなものがあるかを調べ、絵本を選んでおく。 |
授業 | グループごとに練習をしながら、読み聞かせのポイントについて話し合う。 | |
事後学習(復習) | 絵本の読み聞かせの方法やポイントについてまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 選んだ絵本の読み聞かせの練習をする。 |
授業 | 受講者全員で絵本の読み聞かせ発表会を行い、大切なポイントをまとめる。 | |
事後学習(復習) | お互いの読み聞かせ方から学んだことをまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | どのような創作話(劇)を作るのかについて考えておく。 |
授業 | 発達段階に応じ、興味ある創作話(劇)を作るためのポイントを考え、構想表を作成する。 | |
事後学習(復習) | 創作話(劇)を作るための構想表の見直しをする。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 構想表に基づき、幼児向けの創作話(劇)を作成するための適切な言葉を考える。 |
授業 | 構想表に基づき、幼児に「伝えたいこと」が明確な創作話(劇)を作成する。 | |
事後学習(復習) | 幼児の発達段階に応じ、ねらいが明確な創作話(劇)になっているかどうか振り返る。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 創作話の読み聞かせをしたり、創作劇の練習をしたりする。 |
授業 | 発表会(創作話・創作劇)を行い、作成や読み聞かせのポイントなどについてまとめる。 | |
事後学習(復習) | 発表会で自分の思いが表現できたかどうかを振り返り、今までの創作活動で学んだことをまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト(p197-210)を熟読し、発達障がいの子どもの言葉の問題について整理しておく。 |
授業 | 保育における言葉の発達支援を考えていく上での基本的な視点について理解する。 | |
事後学習(復習) | 言葉の遅れがある子どもへの支援について、テキスト(p211-223)をもとにまとめておく。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | ノートやテキストなどを見て、これまでの学習で学んだことを振り返る。 |
授業 | 学習のまとめをする。 | |
事後学習(復習) | 「保育内容指導法(言葉)」の中で大切だと思うことを自分なりに整理する。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・事前及び事後学習の時間(自習時間)をそれぞれ、1時間以上確保するよう努めること。 ・課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 |