科目名 | 集団心理学 |
ナンバリング | PC_B1_24 |
担当者 | 蘭 千壽 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目及び専門展開科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
われわれは個人でいるときと、集団の一員でありそしてそれを意識するときとでは、個人でいるときより異なる行動や心理状態が生起する。このように集団に関わることで生起する様々な現象、すなわち集団過程について、集団内部で生起する現象と、ある集団と別の集団との間で生起する現象という2つの視点で捉え解説する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)集団過程に関する基本的な概念や専門用語の意味を理解する。 2)集団過程に関する基本的な理論の内容を正確に説明することができる。 3)個人としての行動と集団成員としての行動との違いを区別することができる。 4)集団内で生起する現象と集団間で生起する現象とを区別することができる。 5)集団内行動の具体例や特徴を述べることができる。 6)集団間行動の具体例や特徴を述べることができる。 7)日常で体験したり見聞したりする事柄と集団過程との関連を示すことができる。 8)概念や理論構築の基礎となる研究やその背景に関心をもつ。 9)概念や理論を体験的に理解する取り組みを積極的に行う。 10)概念や理論の限界や疑問点を指摘することができる。 |
学習方法 | 講義、演習的な課題、小グループでのディスカッション、ビデオ視聴、小レポート |
テキスト及び 参考書籍 |
創発学級のすすめ 蘭千壽・高橋知己 著 ナカニシヤ出版 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 25 | 30 | 25 | 20 | 100 | ||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | ◎ | 25 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | 25 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ガイダンス:集団心理学とは。集団心理学の歴史と研究課題について言及しながら集団心理学とは何かを考える | |
事後学習(復習) | ||
第2週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団の実在:集団とは何か。集団には心は存在するのかについて考える | |
事後学習(復習) | ||
第3週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団の基本過程1:集団と個人の関係について集団からの影響過程と個人から集団への影響過程につき考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第4週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団の基本過程2:集団における相互依存について差別や偏見の心理について考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第5週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団の構造的側面1:役割と地位によるパーソナリティ形成と判断枠組みの変化について考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第6週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団の構造的側面2:集団・職場でのチームとリーダーシップのあり方について考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第7週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団における社会的影響1:集団過程における社会的な同調と逸脱について具体的な例を取り上げ考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第8週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団における社会的影響2:集団過程における少数者からの影響について考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第9週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 個人対集団1:職場でのリーダーシップのあり方と生産性の関係について考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第10週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 個人対集団2:集団、組織による意思決定について考える | |
事後学習(復習) | ||
第11週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 組織不正、組織の問題などについて考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第12週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団をまとめる力:チームワークの心理学について考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第13週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団の力を高める取り組み:自己組織化する集団やチーム・コンピテンシーについて考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第14週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 集団を和やかにはぐくくむ力:コーチングについて考える。 | |
事後学習(復習) | ||
第15週 | 事前学習(予習) | |
授業 | まとめと復習(小テスト) | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 |