科目名 | 保育内容指導法(環境) |
ナンバリング | CS_D2_05 |
担当者 | 山本 俊光 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 保育士資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
領域「環境」は、幼児期の発達の特徴を踏まえた上で、「自然や社会の事象についての興味や関心を育て、それらに関する豊かな心情や思考力の基礎を培う」。幼児の生活する地域的環境を理解し、グローバルな視点をもち、義務教育段階との接続を念頭に置いた保育内容の計画・立案・展開・評価する力を育成する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)幼稚園教育要領と保育所保育指針における領域「環境」のねらいと内容について説明することができる。 2)子どもを取り巻く自然環境、社会環境の変化について説明することができる。 3)領域「環境」に関する基礎的知識を理解するとともに、その実践事例について説明することができる。 4)領域「環境」をめぐる諸問題について理解するとともに、その意義について説明することができる。 5)子どもの日常生活環境を踏まえた保育計画の立案ができる。 |
学習方法 | 講義(テキスト、プリント、ビデオ等使用)と植物の栽培をもとにしたレポート(発表)を中心とする。 |
テキスト及び 参考書籍 |
田尻由美子・無藤隆編『保育内容 子どもと環境-基本と実践事例-』同文書院 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 30 | 10 | 10 | 20 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 50 | ||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | 30 | |||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 田尻由美子・無藤隆編『保育内容 子どもと環境-基本と実践事例-』同文書院を読む。 |
授業 | オリエンテーション | |
事後学習(復習) | 保育内容(環境)の内容と意義についてまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 参考文献:レイチェル・L・カーソン『センス・オブ・ワンダー』新潮文庫 |
授業 | 子どもの発達と環境(1) 環境の定義 | |
事後学習(復習) | 参考文献に目を通しておくこと | |
第3週 | 事前学習(予習) | 参考文献:松井とし・福元真由美『幼児教育課程総論』樹村房 |
授業 | 子どもの発達と環境(2) 保育所保育指針・幼稚園教育要領における「環境」の位置づけ | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第4週 | 事前学習(予習) | 参考文献:文部科学省『幼稚園教育要領解説』 |
授業 | 子どもの発達と環境(3) 幼児教育・保育における領域「環境」のねらいと内容 | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第5週 | 事前学習(予習) | 参考文献:柴崎正行・若月芳浩『保育内容 「環境」』ミネルヴァ |
授業 | 子どもの発達と環境(4) 子どもの環境と関わる力を育むための活動と計画 | |
事後学習(復習) | 計画が立てられるように見直しをしておく | |
第6週 | 事前学習(予習) | 準備:汚れてよい服装、帽子、タオル、軍手 |
授業 | 身近な植物との関わり | |
事後学習(復習) | 以後の植物の栽培、レポート(発表を含む) | |
第7週 | 事前学習(予習) | 参考文献:出原大『自然:植物遊び一年中』毎日の保育で豊かな自然体験』学研教育出版 |
授業 | 領域「環境」における保育の実践事例(1)植物を中心とした環境 | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第8週 | 事前学習(予習) | 『参考文献:『飼育と観察』小学館 |
授業 | 領域「環境」における保育の実践事例(2)動物を中心とした環境 | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第9週 | 事前学習(予習) | 春の七草、秋の七草を言えるようにしておくこと |
授業 | 領域「環境」における保育の実践事例(3)文化としての環境―季節の移り変わりと保育― | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第10週 | 事前学習(予習) | 参考文献:小田豊監修『新子どもと環境 理論編』三晃書房 |
授業 | 領域「環境」をめぐる諸問題(1)園内外の環境の変化と子どもの発達の諸相 | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第11週 | 事前学習(予習) | 文部科学省『小学校学習指導要領解説 生活編』 |
授業 | 領域「環境」をめぐる諸問題(2) 小学校の教育との関連(生活科・『総合的な学習の時間』 | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第12週 | 事前学習(予習) | 参文:酒井幸子ら『ケース別発達障害のある子へのサポート実例集 幼稚園・保育園編』ナツメ社 |
授業 | 環境に関わる力を育てる保育者の役割(1)園内環境における環境構成とその意義 | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第13週 | 事前学習(予習) | 参考文献:福元真由美『事例で学ぶ保育内容領域環境』萌文書林 |
授業 | 環境に関わる力を育てる保育者の役割(2)図形や数量に関わる指導 | |
事後学習(復習) | ノートを整理しておくこと | |
第14週 | 事前学習(予習) | 栽培のレポートを発表できる形に完成させておく |
授業 | 植物の栽培に関するレポート発表 | |
事後学習(復習) | 他の発表と合わせて整理しておく | |
第15週 | 事前学習(予習) | 領域「環境」に関する学習のまとめをしておく |
授業 | まとめ(知識・理解の確認を含む) | |
事後学習(復習) | ノート、プリント類の整理 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画の各週の内容は、授業で取り上げる主な事項を示しています。 授業計画はあくまで予定であり、進度に応じて変更が出る場合があります。 |